シグマの事を書いたのでタムロンの事も書いてみようかと。
とりあえず、ペンタックス純正として出ているレンズがタムロンのOEMだという前提で話を進めていきます。
D FA15-30mmや24-70mmがペンタ純正になると実売で2倍近い価格になっていて、ペンタがぼったくりだという話を見かけたりもしますが、OEMの状況にもよるんですよね。
まず、レンズ本体のパーツ。ペンタ用になってます。 当然ながら新規で型を起こす必要があるのでコストが掛かります。
レンズがタムロンコーティングと違うのであれば、一旦タムロンからレンズをペンタ側に渡してコーティング、再度タムロンへという輸送費やコーティングの費用も掛かります。
QSFSなどのペンタ独自機能の組み込みなど、通常の生産ラインとは違う手間が発生します。
更に、通常OEMをする場合は同等品を販売しないか純正よりも安価で出さないなどの契約を結ぶ可能性が高いです。
これらの事情を組み込むと、OEM商品はそうでないものに比べて最低でも1.5倍以上の価格になります。
最低生産数とかも契約時に取り決めますしね。
それらの最低ラインの保証額と製造コスト、販売に係る費用、実際の販売見込数から販売価格を設定すると、ペンタのように販売数があまり多くないとその倍率が高くなるのは仕方のない事でしょう。
それでも開発リソースが少なそうな点を考慮したら、OEMは品揃えを充実させるのには手っ取り早い方法ですからね。
タムロン側も自社で出すよりも数が読める分だけ都合が良かったりもするでしょうしね。
smc 10-17 fisheyeのように共同開発して、他のマウントでも販売出来るような状態であれば、価格はもっと抑えられるんでしょうけど…(´Д` )
とりあえず、ペンタ自信が出してるレンズは価格も手頃で性能も悪くないので、ペンタ自身に頑張って欲しいところなんですけどね?