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iPhone用カメラアプリ『Leica LUX』を使ってみた

はじめに

先週、iPhone用のカメラアプリ『Leica LUX』がリリースされました。

ライカ的な写真撮影がiPhoneで可能になるというアプリで、ちょっと興味があったので試してみました。

現在のところはiPhone用アプリのみが配信されています。

将来的にAndroid用アプリが出ないとは言い切れませんが、ライカレンズ搭載スマホという売り文句が無くなってしまう可能性があるのでAndroid用は出ないかもしれません。

そんなLeica LUXを実際に使ってみた感じとサンプル的なものも適当に撮ってきましたので、その辺りも交えて書いてみようと思います。

 

基本的な操作画面

意外と操作は単純で、ほぼオートの写真モードとレンズプロファイルが使用できるポートレートモードを切り替えて使用します。

グリッド線の表示や水平レベルの線を表示したり、Leica Looksというカラーフィルターを適用したりする事が出来ます。

サブスクに登録するとピーキングを表示したりヒストグラムの表示なんかも出来るようになります。

 

写真モードだとフィルターを選択して露出補正を行ってシャッターを切るくらいの単純さ。

ポートレートモードになるとライカのレンズプロファイルを使用して、レンズの絞り開放~F8くらいまでの絞り値を変えた撮影が可能になります。

 

無料かサブスクかで結構違う

先ず、Leica LUXは基本的に無料で使えるカメラアプリになっていますが、サブスクリプション契約をすることで使える機能が増える『Leica LUX PRO』というプロバージョンが解放されます。

どれくらい変わるのか簡単に表にまとめてみました。

Leica LUXLeica LUX PRO
撮影モード※写真モード(P)
ポートレートモード(A)
写真モード(P)
ポートレートモード(A)
マニュアルフォーカス(露出、シャッタースピード、ISO、ホワイトバランスが調整可能)
フォーマットJPEG、HEIF、ProRAWJPEG、HEIF、ProRAW、RAW
Leica Looks(フィルター)Lieca Standard
Lieca ViVid
Lieca Natural
Lieca Black&White Natural
Lieca Black&White High Contrast
Lieca Standard
Lieca ViVid
Lieca Natural
Lieca Classic
Lieca Contemporary
Lieca Eternal
Lieca Black&White Natural
Lieca Black&White High Contrast
Lieca Blue
Lieca Selenium
Lieca Sepia
レンズシミュレーション※28mm Summilux (f1.4~f8)28mm Summilux (f1.4~f8)
35mm Summilux (f1.4~f8)
50mm Noctilux (f1.2~f8)
不明
不明
Pモード操作フォーマット(RAW/JPG/RAW+JPG)
Looks選択
フラッシュ操作
タイマー(2秒、10秒)
グリッド線表示
レベルインジケーター表示
露出補正
レンズ切り替え※
フォーマット(RAW/JPG/RAW+JPG)
Looks選択
フラッシュ操作
タイマー(2秒、10秒)
グリッド線表示
レベルインジケーター表示
フォーカスピーキング
ヒストグラム表示
露出補正
レンズ切り替え※
Aモード操作Looks選択
フラッシュ操作
タイマー(2秒、10秒)
グリッド線表示
レベルインジケーター表示
レンズシミュレーション
絞り設定
Looks選択
フラッシュ操作
タイマー(2秒、10秒)
グリッド線表示
レベルインジケーター表示
ヒストグラム表示
レンズシミュレーション
絞り設定
価格無料月額¥1,000、年払い¥10,000
(2週間の無料トライアル期間あり)
※iPhoneの機種により違いがあります

先ず※の部分に関してはiPhoneの機種によっても結構な違いがあります。

自分はiPhone 11 Proなので、Pモードのレンズ切り替えはフロントカメラ、13mm、26mm、52mmとなっていますが、機種によってこの焦点距離は変わってくると思われます。

また、レンズシミュレーションはPROモードで開放されるレンズが+4となっているんですが、iPhone 11 PROでは標準で使用可能なズミルックス28mmに加え、ズミルックス35mmとノクティルックス50mmだけしか追加されませんでした。

この辺りはやはり新しい機種の方が恩恵が大きいのか、単純に他のプロファイルはまだ用意されていないのかもしれませんね。

 

フォトマニュアルモードはちょっと思った感じではなかった

マニュアル撮影モードって別にあると思っていたんですが、写真モードの中で切り替える方式になっていて、最初は全く分かりませんでした。

このPモードの黒い操作パネルの上、被写体エリアの中に「-」のバーがあるのが分かるかと思います。

 

そのーバーを下にスライドさせると、御覧のようにマニュアル撮影モードに切り替えることが出来ます。

いや、逆にややこしいわ。

上の写真ではWB:AUTO、ISOがA357(オートで現在ISOが357)、SSがA1/60(オートで現在1/60sec)、AFとなっています。

シャッターボタンの上が露出補正になっていますが、各項目をタップする事で、露出補正ではなくタップした項目の調整に切り替わります。

AFをタップするとMFに切り替わり、距離の調整が出来るようになります。

オートに戻す場合には、Pモード表示の上に〇囲みのAボタンが表示されるようになるので、それをタップすればOK。

設定可能な項目は以下の通り

ISO32~3072
SS1秒~1/8000秒
MF0.00~1.00(距離じゃないっぽい)
WBオート、日陰、曇り、晴れ、フラッシュ、蛍光灯(ウォーム)、タングステン

一応最低限のホワイトバランス設定は可能になっている感じですが、ケルビン指定やホワイトバランスの取得なんかは無いので微妙な光源の場合にはちょっと難しい感じなのは変わらないかもしれません。

もうちょっと利便性が高ければいいんですが、「痒いところに手が届きそうで届かない感じ」がします。

WBがもう少し弄れたらカスタマイズの幅が広がるんですけど、流石にデジカメのような多様性はありませんね。

SSもカメラのスペック的に無理なのかもしれませんが、長秒露光が出来たら単体で車の軌跡なんかも撮れて良かったんじゃないかなと思うんですけどね。

 

Leica Looksの色の違い

ここではLeica Looksという名のフィルターによる違いを簡単に紹介しようと思います。

フリーモードでの写真がメインになっていますが、大体の傾向はつかめるかと思います。

Lieca Standard

 

Lieca ViVid

 

Lieca Natural

 

Lieca Black&White Natural

 

Lieca Black&White High Contrast

 

Lieca Standard

 

Lieca ViVid

 

Lieca Natural

 

Lieca Black&White Natural

 

Lieca Black&White High Contrast

 

Lieca Classic

 

Lieca Contemporary

 

Lieca Eternal

以下の3点は想像通りのものなので割愛します。

Lieca Blue:青系のBW
Lieca Selenium:赤系のBW
Lieca Sepia:セピア

ViVidがLeicaX2の頃のぶっ飛んだ色味だったら面白かったんですが、Leica Q系統の今時な感じになっているのでちょっと物足りないというか、全体的に無難な色づくりという感じがしますね。

追加された系だとEternalがかなり味のある色味で好みではあるんですけどね・・・

 

レンズシミュレーション

全く同じ場所からレンズシミュレーションだけを切り替えて撮影しました。

LooksはEternalでそのままシャッターを切っただけなので、何の変更もしていません。

summilux 28mm f/1.4

 

summilux 35mm f/1.4

 

noctilux 50mm f/1.2

50mmだとF値云々ではなく、近くなりすぎてピントが合ってません。

そもそもがポートレートモードなので、こんな近くのものを撮影するのに使う前提ではないのかも(;´Д`)

 

ポートレートモードでの絞り設定による描写の違い

自分のiPhone ではマニュアル撮影が出てこないのでポートレートモードでしかF値の設定が出来ないわけですが、一応Summilux 28mm f/1.4のレンズプロファイルを使って絞りを変えて撮影してみました。

手持ちだったので微妙に位置がズレたりしていますが、ボケ具合の確認は出来るかと・・・

Summilux 28mm f/1.4 F1.4

 

Summilux 28mm f/2

 

Summilux 28mm f/2.8

 

Summilux 28mm f/4

 

Summilux 28mm f/5.6

 

Summilux 28mm f/8

 

比較用のPモードでの写真

写真モードのオートと比べるとF8でも結構ボケていることが分かります。

ソフト上でのボケになりますが気軽に使うんなら十分かもしれませんが、近くのものに寄って撮影しようとすると、ソフトに寄るボケの再現の為におかしなことになったりします。

ま、寄って撮るなら多少は絞らないとえらい事になるのは当然なので仕方ない部分はあるかもしれませんね。

 

まとめ

という事で、Leica LUXを使ってみたのでザックリと紹介してみましたが、ライカらしいかどうかといわれたら、M型とは全く違うのでQやSL系を使っている人の方が似ていると感じるかもしれません。

毎年ゴリゴリと値段の上がっていっているライカのレンズを普通に購入する事を考えると、(Noctilux 50mm f/1.2とSummilux 35mm f/1.4だけでも軽く150万オーバー)色味やレンズプロファイルが気に入ったのであればずっと課金し続けても圧倒的に安い(値上げが無ければ20年使っても20万)とはいえ、自分が使いたい機能という部分で考えると、個人的な感想としてはサブスクしなくてもいいかなぁと思いました。

レンズプロファイルもテーブルフォトなんかだったらフリーで使えるSummilux 28mm f/1.4でも十分かなと思いますし、Leica Looksも追加分で気に入ったのがEternalくらいなので、月額¥1,000はちょっと高いかなぁと・・・

ただ、通常のカメラアプリの代わりにフリーで使うのなら十分にアリかなとは思いました。

もしiPhoneユーザーで気に入った方は是非一度使ってみて確かめてみてほしいと思います。

 

サブスクの解除方法

一応2週間の無料トライアル期間があるで、PROモードを試してみて違うなと思ったら期間内に解除すれば費用は掛かりません。

「設定」ー「自分の名前」ー「サブスクリプション」の中に「Leica LUX|Pro Photo Capture」の項目があるので「無料トライアルをキャンセルする」をタップしてサブスク解除すればOKです。

 

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tomo

■兵庫県在住 ■デジタル・フィルム問わず、カメラを持って街中をウロウロして撮影した写真を公開しています。時々カメラ以外の記事も公開中。 コメントなどありましたらお気軽にどうぞ。 当サイトはアフィリエイト広告で収益を得ています。 アフィリエイトやサイトの詳細はプロフィールページでご確認いただけます プライバシーポリシー・免責事項 プライバシーと Cookie の設定 お問い合わせはこちら

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