今回も昨日に引き続いて広島旅行・呉編の後半になります。
今回の記事はガッツリと呉湾艦船めぐりのみになりますので、てつのくじら館や大和ミュージアムなどについては前編をご覧いただければと思います。
さて、呉湾艦船めぐりは3年前に同じ広島の大久野島にわたる時に利用したバンカー・サプライが運行しています。
10時出航から14出航までの5便ですが、日の入り自国の5分前に出港する夕呉クルーズという第6便があります。
6便は夕日と一緒に艦船が見れたり、旗を降ろしていく様子を見れるなどでかなり人気なので、この時間に行ってみようかなと思われた方は事前にWeb予約しておく事をおススメしておきます。
日没15分前の出航なので、出航した時にはかなり日が傾いています。
戦艦大和が作られたドック前では大きな船が建造されていってました。
この日は元々午後から雨の予報もあったくらいなので雲が多かったんですが、なんとか雨も降らずに済みました。
雲も多いとはいえ切れ切れな感じなので、夕日に照らされた海と船がとても綺麗でした。
厳島神社の大鳥居も夕暮れ時に見たら綺麗なんでしょうね。
海上自衛隊の練習艦となっている「はたかぜ」
iDレンジコントロールを強にしても明暗差はカバーしきれないので、RAW現像で調整しています。
天保山なんかで護衛艦の一般公開があったりしても単艦ですし、自衛隊基地開放とかでもないと護衛艦が並んだ様子なんて見れないので、なかなかテンションが上がります。
上の写真の手前は護衛艦「いなづま」でしたが、向こうはなんだったかなぁ・・・
そして以前に護衛艦の一般公開で見学した事のある護衛艦「かが」
アメリカでF35-B戦闘機の発着などの運用試験を行う為に艦首を拡張したりといった空母化改修が行われていて、以前観た時とは全く違う姿になっていました。
来月5日から11月半ばまではアメリカに行ってしまうので、加賀を見れる最後の機会でした。
休み明けの9月17日にはアメリカに向けて呉基地から出港したそうなので、無事に戻ってきてもらいたいですね。
日没になると、ラッパの演奏と共に甲板に掲げられた旗を降ろしていくので、旗を降ろす自衛官がスタンバイしています。
艦が大きすぎて人が豆粒のよう・・・
かがの名前も小さく感じますね。
掃海艇「みやじま」
前日の記事でも書きましたが、機雷除去が主な作業になります。
機雷と言っても色々あるのは昨日も書いたんですが、船舶が帯びる磁気によって生じる地場の乱れによって起爆してしまう「磁気機雷」にも対応するため、木製の船体になっています。
金属の船体だと磁気機雷の撤去の為に近づいただけで爆発して今いかねないですからね。
現在では木製よりも耐久性のあるFRPを使用した掃海艇も存在するので、そのうちFRP製の掃海艇がメインになっていくんでしょうね。
護衛艦を見る機会はあっても潜水艦を実際に見る機会は少ないのでなんか変な感じ。
ちなみに1つ上の掃海艇「みやじま」は船体下部が赤い塗装になっていたり、てつのくじら館の目の前にドーンとある潜水艦も下側が赤になっていますが、現在の潜水艦は黒一色で、護衛艦はグレート黒系のツートンカラーになっています。
この後、ラッパがなって旗が下げられて折り畳まれ、次の日の担当者に渡されていきました。
そんな感じでかなり薄暗くなってきたころ、船の灯りが点灯し始めました。
あまり夜に見る事もないので新鮮ですね。
海上自衛隊 呉地方隊の創設70周年記念で午後から艦艇の一般公開を行っていたようなんですが、かがの側面搭乗口がライトアップされていたので、もしかするとこの日はかがが見学できたのかなぁ・・・
どんどんと暗くなっていく中、雲の切れ間から月が見えていました。
かがと月。
どの道全部は入らないのでズームして側面だけ縦アングルで月と絡めてみました。
折角なので「かが」が全体入るように撮ってみました。
「はたかぜ」もライトアップされていましたよ。
なかなかこういった様子は見る事が出来ないので、とても楽しいクルーズでした。
昼間と夕方とで2回乗れば船もしっかり見れて雰囲気も楽しめていいでしょうね。
港に戻った頃にはマジックアワーのような感じでちょっと幻想的な空の色になってました。
ちょっと雲が多くてアレですが、雨が降るよりは全然いいよね。
宮島にしても呉にしても、結構こじんまりとしていて1日あれば観光は出来る感じなんですが、逆に『1日ある方がいい』とも感じました。
やまとミュージアムとてつのくじら館だけであれば朝イチに来れば午後3時くらいには広島駅に戻れるとは思いますが、折角色々なイベントもある事ですし、じっくりと楽しんでみられてはいかがでしょうか。