宮島、呉と続いた広島旅行も最終日になりました。
最終日は広島市内の観光なので、意外と余裕がある感じになっています。
宮島編その2でも書いたんですが、14年前に広島に来た時には本通り商店街の方に行って仕事をした後にお好み村でお好み焼きを食べて帰るというだけだったので、原爆ドームを実際に見るのは小学生の時の修学旅行以来なのでかれこれ42年ぶりくらいでした。
それこそ42年前は普通に近くに寄れて壁にも触れたりしたと思うんですが、世界遺産に認定された事や老朽化による危険性、原爆ドームの保存の為に現在はセーフエリア設置されていました。
なんか初めて見るのであればまた違うんでしょうけど、42年ぶりになると当時見て残っているイメージや感想と、自分自身の様々な積み重ねもあるのか今の自分が感じるものとの違いに感慨深さを感じました。
内部には梁が建てられていたりして随時保存のための対策は行われていますが、やはり常に人が入って手入れをしているわけではないので建物自体の劣化は避けられませんからね・・・
こんなに沢山瓦礫が落ちてたっけ?って思ったりもしたんですが、細部まで記憶しているわけじゃないので42年前もそうだったのかもしれません。
実際に近くで見ると思ったよりも老朽化が進んでいるのであちこち補修されている感じですが、長崎の軍艦島の建物群と同じように朽ちていくかもしれないので、見られるうちに見ておく方がいいかなと思いました。
以前は外国人観光客といえば中国というイメージでしたが、欧米の旅行者が多かったです。
なんか中国人観光客は騒がしいんですが、欧米の人は騒がしくなくてスマートな感じ。
・・・・しかし会話などから日本人だと分かる観光客が一番マナーが悪いというのを悟ってしまうと、反面教師にしないといけないなと思ったりしてね。
「旅の恥は掻き捨て」って諺があるけど、周りに自分を知る人がいないからって人に迷惑を掛けてもいいって事ではないというのを忘れないようにしないといけませんね。
そこから平和記念公園の方に移動して、平和の鐘をついた後に原爆の子の像へ。
軽く鐘を鳴らすつもりが盛大になってしまってちょっと焦りました(;´Д`)
平和の灯と平和の池
平和の灯は核兵器が地上から姿を消す日まで燃やし続けようという願いが込められていて、ガス庫から直接配管を通して台座まで燃料を送っているので雨の火でも消えないそうです。
設計的には台風の時にも消えないそうですよ。
原爆死没者慰霊碑を囲むように作られた池は幅17m、長さ70mという大きさなので、サイズ感だけで行ったら小学校のプールよりもかなり大きいです。
原爆死没者慰霊碑にお参りをしてから広島平和記念資料館(原爆資料館)へ。
小学生の時に見た写真はかなり厳しいものも多くてとても直視できない写真が多かった記憶があったんですが、諸々配慮されたという話を聞いた事が事実だったようで、写真に変わってイラストが多くなっていました。
それこそ原爆ドームの時のような感慨深さとは違い、小学生の時は悲惨さだけを感じてしまう感じでしたが、色々積み重ねてきた事によって悲惨さだけではなくて、悲痛な思いとか色々な感情が沸き上がってきてしまって目から汗が出て来てしまうのを必死に堪えていました。
原爆資料館のガラス張りの通路からは原爆ドームまでが一直線になっている様子が写真に撮れます。
慰霊碑の前に行くと、遠近法によって雨除けのドームの中に原爆ドームが収まって、平和の灯も含めて見えるんですが、写真じゃなくて肉眼で見るからこそ意味があるのかなと思いました。
その後は原爆死没者追悼平和祈念館へ。
地下二階には平和記念・死没者追悼空間があります。
壁面は爆心地付近から見た被爆後の広島の街並みを360度のパノラマで表現しています。
中央にあるモニュメントは8時15分を示していて、時計と同じで時間を表す位置に12個の椅子が用意されているので、そこに座って周りを見ながら平和について考える場所になっています。
なんか旅行に来てこういった戦争の悲惨さとかを見ると気持ちが落ちてきたりしますが、平和に生きて暮らしていけていること自体が有難いんだろうなぁなんて思いました。
それなりにお腹も空いてきたので、近くの「おりづるタワー」にあるお好み焼きのみっちゃんでお好み焼きを食べました。
お店によって結構違うもんですね。
同じなのはどこの店も焼き場は戦場のような慌ただしさというところでしょうか。
どうでもいいけど、コンビニでたまに出てくる広島風お好み焼きってのは似て異なるものだなと感じましたね。
さて、昼食後はそのまま歩いて広島城へとやってきました。
バスで近くまで来れるみたいですが、わかんないしバス待ってるよりも歩いた方が早いかもしれません。
ただ、めっちゃ暑い日は注意しないと大変かも。
何ヵ所か天守閣を撮れるポイントがありますが、天守閣の入り口まで行ってしまった方が木とかが邪魔にならなくていいかもしれません。
これで68mm。
こっちで38mmです。
下まで入れると入り口の看板とかが写ってしまうので、適当なところでフレーミングしています。
特に意味もないんですが、比較対象としてXperia 1VIでも撮ってみました。
スマホで単体で見るなら十分だと思えるけど、こうやって並べてしまうと絞り込めない分だけ甘さとか微妙な部分が見えてきますね。
天守の展望エリアから原爆ドームの方を撮ってみました。
右端の方に写っている山が宮島の方らしいです。
あと数時間したら新幹線に乗ってるのかと思ったらちょっと帰りたくなくなってきますね。
城を出て、途中の売店でジェラートを買って涼を取りました。
マンゴージェラートを買ったんですが、宮島のしゃもじ煎餅が乗ってました。
ソフトクリームと違ってジェラートというところがポイント高いです(^-^)
そんなわけで、あっという間の3日間でしたが、やっぱり旅行は非現実的な時間でとても楽しかったです。
そして、水族館のフリッカー問題が残っていますが、LUMIX S9の14-28mmと28-200mmがあれば十分だなとも感じました。
さらにコンパクトにするのであればα6700にタムロンの18-300mmがあればレンズ一本で済みそうですけどね。
宮島や呉でも頑張れば日帰りも出来そうですが、広島市内だったら結構ゆっくりと観光しても日帰りも出来そうなので、色々と落ち着いたらそんな日帰り旅行なんかも出来るようになったらいいなぁなんて思います。
今度旅行に行くなら行った事のない東北地方にも行ってみたいなぁ。