はじめに
実は3月末頃にSONY α7CIIの無料貸し出しというのがソニーで行われていたんですが、2度の抽選に両方とも外れましてw
その後店頭でみっちりお試しできますというキャンペーンもあったものの、時間が合わずに行けないままでした。
で、そうこうしているうちになんかXPERIAのケアプランに入っているので感謝クーポンってのが送られてきたんですが、その期限が地味に近づいてきていたので、上記のα7RIIのお試しとレンズのお試しを兼ねてソニーストア大阪に行ってきました。
いつもはふらっと行くんですが、FE 35㎜ F1.8にするべきか、E 35mm F1.8 OSSにするべきかでずっと迷っていたのでじっくり試したかったというのもあります。
因みにめっちゃ当初の予定だとレンズではなく、発売されたばかりのWH-1000XM6にしようかと思っていたんですよね・・・
ただまぁ劇的な進化があればよかったんですが、AZ100でも十分かなというところで完全にレンズの方にシフトしました。
E 35mmとFE 35mmという迷わせるF1.8の2本のレンズ
フルサイズ機を使っている型なら迷う必要は一切ないんですが、これが自分のようにα6700のようなAPS-C機を使っていると話が変わってきます。
というのも、価格を考慮しなければどちらも【35mm F1.8】な上に、50mm F1.8に比べると価格がそれなりに高いのでめっちゃ悩ましかったりします。
一応、両者の比較用に表を載せてみます。
E 35mm F1.8 OSS | FE 35mm F1.8 | |
解放絞り | F1.8 | F1.8 |
最小絞り | F22 | F22 |
絞り羽根 | 7枚 | 9枚 |
最短撮影距離 | 0.3m | 0.22m |
最大撮影倍率 | 0.15 | 0.24 |
フィルター径 | 49mm | 55mm |
手ぶれ補正 | レンズ内手ぶれ補正搭載 | 非搭載 |
外形寸法(最大径x長さ) | 63x45mm | 65.6x73mm |
重さ | 約154g | 約280g |
実売価格 | ¥51,500 | ¥74,540 |
一番分かりやすいところで言うと、APS-C用の方にはレンズ内手ぶれ補正のOSSが搭載されています。
これは50mmも同じなんですが、ボディ内手ぶれ補正のないα6400や、動画を主に撮る人だとOSSがあるレンズを選ぶほうがいいんだとは思いますが、ボディ内手ぶれ補正が搭載されていて、動画はほぼ撮らないのであればどっちでも構わないという感じになってきます。
ただ、価格差が2万くらい(中古でも2万ぐらいの価格差)あるんですが、それでも自分がOSS搭載のAPS-C用ではなくフルサイズ用のFE 35mm F1.8を選んだ最大の理由は『最短撮影距離の差』です。
絞り羽根が9枚になってるとか細かい部分もありますが、30cmと22cmのたった8cmの差が花なんかを撮ってると大きな差になるんですよ。
22cmの最短撮影距離だと「寄れる」という感覚があるんですが、30cmになると「ちょっと遠い」という感覚になってしまうんですよね。
この差は本当に大きくて、余分なものを省ける割合が高くなってきます。
まぁトリミングをすれば寄れなくても問題ないんですけどね・・・(;´д`)
正直このあたりは個人の好みの差になってくるので、軽くてコンパクトなE 35mm F1.8 OSSでも全然アリだと思いますが、自分は両方試してみた結果、レンズの全長が短い分だけレンズの先端から被写体までの距離が開く形になるので、「余計に寄れない」という感覚になってしまいました。
逆に長さとしては28mmほどFE 35mm F1.8の方が長いんですが、最短撮影距離が短いので、レンズ先端と被写体の距離が短くなることで寄って撮れるということになるわけです。
純正では初めて買ったフルサイズEマウントレンズ
そんなわけでFE 35mm F1.8に決めたわけですが、何気にソニー純正のEマウントレンズとしては初めてフルサイズ用のレンズを買ったことになります。

前は安いのもあってFE 50mm F1.8とE 50mm F1.8で悩んでたこともあったんですけどね・・・
結局α6700で使うと75mm相当になってしまうので諦めましたが(´・ω・`)
レンズの全長がマウント面から73mmということで、コンパクトと言いながらもカメラに付けると意外と長いんじゃないかという気がしたんですが、外径が大きくないのでそこまで気になりませんでした。

E 16-50mm IIの撮影可能状態(レンズが繰り出した状態)とならそこまで変わらないかなぁという感じ。
ニコンのNIKKOR Z 35mm f/1.8Sと比べると1cmくらい短くて径が細いのでひとまわり小さい印象を受けました。
フィルターは手持ちであると思ってたらプロテクターNEOしかなかった・・・(;´д`)
まぁとりあえずの繋ぎで付けておきました。

また今度余裕ができたらフィルターを買い直そう。
フルサイズでもAPS-Cでも使いやすいレンズ
ソニーストア大阪でレンズを取っ替え引っ替えしてた時にα6700にFE 35mm F1.8をつけて撮った写真です。

35mmですが、APS-Cなのでフルサイズ換算すると52.5mmの焦点距離になります。
50mmを付けると75mmの中望遠になってしまいますが、35mmを付けると「寄れる50mm」という感じになって使い勝手がいいです。
因みに50mmの単焦点レンズだと、大体40~50cmが最短撮影距離になるので、22cmで50mmレンズ相当の画角で撮れるのはめっちゃ便利なんですよね。
上の写真はE 18-135mmから付け替えただけで撮ったので、絞りがF5.6になってました。
冒頭にもあるようにα7CIIの体験も兼ねていたんですが、折角なのでα7CIIではなく、α7CRの方で色々と試させてもらいました。

α7CRにFE 35mm F1.8をつけて、APS-Cにクロップして撮った犬の置物の写真。
α7CRの場合6100万画素のセンサーなので、APS-Cにクロップしても2600万画素残ってくれます。
これがどういうことかというと、【α7CRのクロップはα6700とほぼ変わらない】という事でして・・・(;´Д`A
連射速度は落ちるものの、フルサイズでは高画素機として使いながらもクロップしたらα6700並みの写りをするわけです。
ようはα7CRだと手持ちのα6700用に買ったレンズをわざわざフルサイズ用に書い直さなくても今までと同じ写りは約束されるので、今後フルサイズ用のレンズを買っていけば6100万画素も楽しめるという、正に悪魔のような誘惑だったりしますw
何となく絞り開放のフルサイズ(6100万画素)で撮ってみましたが、オリジナルだと質感とかえぐかったですw

しかもボディ内手ぶれ補正がα6700の5段に対して7段になってるので、高画素機だけど手軽に持ち出せて手軽に撮影できるように仕上がってるなぁと感じました。
APS-Cでも十分にボケるけど、やっぱりフルサイズで使う方がボケが大きくていいねぇ・・・
まとめ
とりあえず念願だったEマウントの35mm単焦点を買う事ができたので満足です。
今までは35mmを使おうと思ったらZマウントを持ち出すしかなかった(マウントアダプターを使えばMマウントが使えるけど)わけですが、普通に手軽に持ち出せるα6700で使えるようになったので、さらにその日の気分で持ち出す選択肢が増えたのは嬉しいです。
これからは紫陽花とかも咲いてくるのでボケを生かした撮影が楽しめますしね。
どうでもいい事なんですが、My Sony IDを持っている人だと、上得意様限定 定期クーポン(モデル/時期変動型)というクーポンが配られていたりします。
通常の10%オフクーポンに加えて更に2%、5%、8%の割引が追加される(合計12%、15%、18%の割引になる)わけなんですが、通常だとテレビやブルーレイレコーダーなどにしか適用されなかったりするこのクーポンが、何故か5月30日の金曜あたりからα7CRに適用されていました。
通常だとソニーストア価格¥449,900から10%クーポンを使って¥404,910の販売価格が、18%OFFになるので¥368,918のカメラ専門店と大差ない価格になっていました。
これに無料3年ワイドのクーポンも絡ませたら¥100,000以上の割引になるんですぜ・・・(;´Д`A
まぁこの時期変動型が5月末までの限定という可能性もあるかもしれませんし、少し前に登録されていた3台の新型カメラのうちの1台がα7CRの後継機ということでクーポンが適用されるようになっているのかは分かりませんが、ソニーストアで購入する人でα7CRを考えている人にはいい選択肢になるんではないでしょうか。(6月になって適用外になってたらすんません)
実際に使ってみてα7CRは良かったですし・・・ま、頑張って稼がないとな・・・(;´д`)