はじめに
あっという間に7月も下旬になろうとしているわけですが・・・ここに来て勢いと気合だけでやっちまった奴がいます(´・ω・`)
だってほら、AmazonプライムデーでVILTROX AF 50mm F2.0を買ったのがつい先週の7月12日のこと。
色々考えて最終到達点が今回のFE 50mm F1.4 GMことG Masterだとは思っていたんですが、まさかこんなに早くやっちまうとは夢にも思っていませんでした(;´Д`A
というか、やっぱり寄り道はいかんね・・・
いきなり買ってしまった理由
とりあえず、やっちまった事は間違い無いので、何がどうなったのかを説明してみますね。
α7CRとFE 35mm F1.8を購入した時にソニーのαあんしんプログラムに加入したわけですが、ちょうど「αあんしんプログラム会員ご優待(定期クーポン+5%)」というのがあって、通常の10%OFFに加えて更に5%OFFで購入ができるわけです。
ついでに3年ワイドもタダで付いてくるしね。
更に、定期的に行われているお買い物券プレゼントの大ラッキー賞¥5,000があったので、更に割引が効くわけです。
ソニーストアで販売されているFE 50mm F1.4 GMの価格は¥213,400なのでで、そこからソニーIDを登録すれば10% OFFになるので¥192,060が通常の販売価格になります。
ただ、今回の場合は15%OFFになるので¥181,390となるんですが、更にそこから大ラッキー賞で¥5,000がOFFになるので¥176,390が購入価格となります。
そして、現在はキャッシュバックキャンペーン中でレンズ単体で¥10,000のキャッシュバックがあります。
このキャッシュバック対象の購入期間が7月28日までなんですが、このキャッシュバックと併用可能なメール受信者限定のキャッシュバックってのもやっていて、これでさらに¥5,000のキャッシュバックが加算されます。
それに加えてソニーストア大阪の場合だと阪急阪神グループのSポイントが使えるので、α7CRを買った時に溜まっていた4000ちょいのポイントを使用(あまり他でSポイントを使わないので・・・)したので、キャッシュバックの金額を考慮すると新品で15万円台になってしまうんですよね・・・
正直、それくらいの値段だったらいいのになぁって思っていた価格帯まで落ちてきた感じになってしまった事と、どうせ先延ばしにしてもいずれ買ってしまうレンズだし、その時に色々噛み合わなかったら安くならないしという事を考慮したら、しばらくジリ貧になったとしても思い切ってしまって楽しむ方がいいかなと思ったわけです。
いきなり買ってしまった理由その2
VILTROX AF 50mm F2.0を買う時もかなり思い切って買ったわけなんですが、何度かブログで書いているように『圧倒的に寄れない』レンズなんです。
スナップ用の単焦点レンズとして絞ったりして使うのであれば全く問題ないわけなんですが、寄れないために折角のF2.0があんまり活きてこないことがあるんですよね・・・
特に花とかよって撮ることが多い身としては、休日に繁華街をぶらつく時につけていくのには軽くていいレンズなんですが、普段のルーチンワーク的な撮り方だとやっぱり厳しいかなぁと。
決してVILTROX AF 50mm F2.0が悪いわけではありませんし、大多数の方にはそれで事足りるんでしょうけど、普段の撮影がマクロ寄りな感じの最短撮影距離に近い撮り方ばかりしているので、どうしても寄れない部分がネックになってくるんですよ。
コンパクトなレンズなので、上で書いたように全く別の用途で使う時には問題はないんですが、ボケを主体にしたいと考えた時にはちょっと物足りないと思ってしまう部分があるので、それなら理由1のようなこともあるし、思いきって飛び込んでしまえということで買うことにしました。
勢いだけに見えるけど、VILTROX AF 50mm F2.0を買うまでの期間を考えたら1ヶ月以上シグマとソニーの50mm F1.2やF1.4を触って悩んでしていたので、別に勢い任せという事でもないんですよね・・・
おかげで資金繰りが洒落にならない状態になりましたが、買って本望なので悔いはないです。
憧れのG Masterがついに・・・
ということで、外箱なんですが、いつもの見慣れたオレンジ一色の箱からブラック&オレンジの箱になっています。

側面にはレンズ現物の写真が印刷されています。

通常のアイテムだと不織布っぽい袋に入って紙製の梱包材で固定されていたりするんですが、GMレンズはポーチに入っています。

ポーチの中に不織布っぽいやつに包まれて入っているんですが、ポーチなのはマジで便利。
いつもならレンズを買ったりしてその場でカメラに装着して写真を撮ったりする場合、大体新しいレンズの梱包材の形状がつけているレンズと合わないことの方が多いので、レンズを別に保管する必要があるんですけど、ポーチだったら余程のサイズ違いでなければ気にせずに収納できます。
レンズのサイズ自体はFE 24-50mm F2.8 Gと変わらないくらいの長さ。

若干太さはありますけど、普段FE 24-50mm F2.8 Gをつかっていると、そこまで劇的に重いわけではないので違和感なく使えます。
ちなみに今日はFE 16mm F1.8 Gを付けていってたので、フィルターサイズが同じということでそのまま移植しました。

流石にGMレンズだなと思ったのはレンズフードがかなりしっかりしています。

フード自体の厚みもあってしっかりしているし、ロックスイッチ付きなので着脱がかなりスムーズです。
見出しで「憧れの」なんて書いてますが、まさかG Masterまで買うことになるとはα6700を買った当時は夢にも思ってませんでしたね。
やっぱり最大のポイントはG Masterは高いって部分ではあるんですけど、実際に触って店内撮影をしてみるだけでも別物だなって感じたりはするので、やっぱりいいものはいいんですよね・・・・
FE 50mm F1.4 GMのスペック
FE 50mm F1.4 GMのスペックは以下の通りとなっています。
焦点距離 | 50mm |
レンズ構成 | 11群14枚 |
絞り | F1.4-F16 |
絞り羽根 | 11枚 |
最短撮影距離 | 0.41m(AF時) 0.38m(MF時) |
最大撮影倍率 | 0.16倍(AF時) 0.18倍(MF時) |
手ぶれ補正 | 非搭載 |
外形寸法(最大径x長さ) | 80.6 x 96mm |
重さ | 約516g |
付属品 | フロント&リヤキャップ、レンズフード、ソフトケース |
流石に最短撮影距離が30cmクラスに比べると41cmでも長く感じるんですが、50㎜単焦点の最短撮影距離は平均的に45cmあたりなのでまだ使いやすい方。
VILTROX AF 50mm F2.0と比べると10cmも寄れるので、交互に使うとかなりの差を感じます。
長さとしては96mmでα7CRで使うには少し大柄な感はあるんですが、上で書いたようにFE 24-50㎜ F2.8 Gと大差ない大きさなので、24-50㎜ F2.8 Gをメインレンズとして使っているのであれば、持った時の違和感はほぼ感じないと思います。
FE 24-50mmよりも76gほど重いんですが、正直誤差範囲かなぁと思います。
というのも、50mm F1.4 GMはインナーフォーカスで長さが変わらないので、多少疲れてきても持った感覚は同じまま。
一方のFE 24-50mm F2.8 Gは広角側にズームした時にレンズ鏡筒が繰り出していくので、前側にバランスがシフトしていってしまうので、前側に倒れるのを補正する為に持ち方が多少変わるので、トータルするとどっちも同じようなものじゃないかなと思うわけです。
試し撮り
購入時にそのままレンズをα7CRに付けて試し撮りをしてました。
写真中央のエスカレーターの段の黄色いライン付近にピントを合わせて撮ってみましたが、開放でも硬すぎず緩すぎずでめっちゃいい塩梅になってますね。

ハービスENTのエスカレーター横に置かれていた造花

パキパキな感じではなく、かといってタムロン系のように柔らかすぎるということもなく、50mm F1.4ってこうだよねって感じの写りですね。
絞ればパキッとしてくるんでしょうけど、可能な限り絞り開放で楽しみたいレンズ。
開放でほぼ最短で撮った百日紅。

やっぱり最短になるとめっちゃボケるんですが、バックが嫌な感じにボケたりすることなく綺麗に溶けていくような写り。
41cmでも十分に距離感はありますが、少し小さめの花でもそれなりに写るので普段使いにも良さそうです。

何より、ボケを手軽に楽しめるのでボケ好きにはたまりませんね。

無理やりボケを撮れそうな部分を探してしまいます。

絞りリングが付いているので、レンズ側でF1.4に固定してやれば全開でF1.4で撮影を楽しめます。

ただ、絞りリングは普通な硬さで不意にずれてF1.6になってたりもするので、Aにしてカメラ側でF1.4にする方がいいのかもしれません。
アイリスロックが各絞りでも有効だったら良かったんですけどね・・・
やっぱりF1.4はピントが薄いので、微妙な風や自分が前後に揺れるだけでピントを外しちゃいますね(;´Д`)

空蝉の目を狙ったつもりが背中の方にピントが行っちゃいました。
室内でコレクションケースに置いたνガンダムの顔にピントを合わせて撮ったんですが、脛とか左肩のなんかはもうボケていってますね。

どこまでボケるかという事で、コレクションケースの前にアリス・ギア・アイギスの相川愛花を置いて撮ってみました。

台座でなんとなく位置が分かると思いますが、後ろのガンダムが完全にボケちゃってます。
そしてF1.4らしい柔らかさはあるのに緩すぎるという事は無いので、マジでいいレンズですね。
因みに上から見た位置関係はこうなってます。

被写体とバックがめっちゃ離れているわけではないのが分かると思います。
今回はあんまり花が無かったので多くは撮れていませんが、これくらいの距離感でも後ろが十分にボケてくれるので、普段の花とかを撮るのにも十分に活躍してくれますね。
という事で、通勤に持ち出してみました。

手前側の橋の欄干にピントを合わせたらF1.4だと他がすべてボケていくので、主体だけに絞って浮かびださせる感じにしやすいです。
蝉を見つけたのでF5.0まで絞ってみました。

流石に寄れない被写体なのでAPS-Cにクロップして撮影しています。
なのでα6700相当の2600万画素で75㎜の焦点距離になっているんですが、それでも結構小さめ。
という事で切り出してみたんですが、十分すぎるくらいに写ってます。
元のサイズが1028x685ピクセルなのでほぼ差が無い感じなんですが、ここまでしっかりと写ってくれたらちょっと楽しいですね。

ライカのレンズのように開放と絞るのとで全く違う傾向というものではなく、素直に変わって行く感じ。
とはいえ、カリッカリな写りになるわけではなくて艶があるというか上品な感じの絵なので、しっかり撮りたいけどボケも楽しみたいという人にはめっちゃいいレンズですね。
F1.4で撮ったテーブルとイス。

小さいヒマワリ。

人によるとは思うんですが、よくボケるだけでそのレンズを使うのが楽しくなる人なので、マジで最高!
ハナバチが一生懸命に蜜を集めていたので写真を撮ってみようと思って頑張ってみたんですが・・・

蜂を探して追うのに必死になりすぎて、シャッター優先にするのを忘れてました(;´Д`)
なのでF2.8にしたものの、SSが1/250秒なので蜂が全然止まってません(´・ω・`)
勿論これもAPS-Cクロップしています。
花から出てくるところを撮ってみました。

飛んでるわけじゃないのでこれくらいだったらAF-Cと昆虫AFで何とかなりました。
というわけでトリミング。

めっちゃ花粉まみれ。
そしてマクロ的要素が出て来てこれまたたまらん状態になってます。
アウトレット価格で売られていたシグマの105㎜マクロがめっちゃ欲しくなります・・・が、流石に完全に余力が無いのでじっと我慢しよう(;´Д`)
普通に通勤中に花を撮るのも、他の寄れるレンズに比べたらちょっと難しい感はあるんですが、少しの距離をボケがカバーしてくれるので密集した場所でなければ意外と普通に撮れますね。

少しの距離があればボケていくので、周りに枯れた花なんかがある場合でも意外と誤魔化しが効いていいですね。

というか、F1.4ってこんなに楽しかったっけ?って感じでした。
まとめ
ただでさえ苦しい状態なのを一層首を絞めた状態になっちゃいましたし、欲しいなと思っていた他のレンズを買うのがまた遠ざかってしまいましたが、FE 50mm F1.4 GMはいずれ買うつもりだったし、他のレンズに比べたら使用頻度がかなり高いだろうなと思っていたので買った事に対して後悔はしてません。
というか、サイズや重さなどのバランスを考えても十分に実用的なレンズなのでめっちゃ買ってよかったと思います。
難点としては半年くらいは物欲を封印しながら過ごしていかなくちゃいけないって事くらいでしょうか・・・
もう下取りに出せそうなものもないしね・・・(;´Д`)
折角なので、植物園にひまわりなんかを撮りに行ってボケを楽しむのもいいかもしれませんね。