唐突ですが、今回は初めてデジタルカメラを購入される方向けに、これだけは用意しておいた方がいいというものを一覧にしたいと思います。
だいたいカメラを購入する時に店頭で勧められたりするとは思うんですが、意外と知っておくと便利な点もあったりするので、これからカメラを買おうと思っている方は参考にしていただければと思います。
1.記録用のメモリーカード
デジタルカメラのレンズキットを購入すれば写真撮影自体は可能です。
ただ、一般的には本体内蔵メモリーを搭載している機種は殆どないといってもいいので、記録用のメモリーカードは必須になります。
対応している記録メディアはカメラの機種によるので、購入されるカメラの対応メディアを確認してください。
エントリーラインの機種だとSDカードのUHS-I規格に対応しているものがほとんどで、購入されるSDカードもUHS-I対応のもので問題ないんですが、パソコンに撮影したデータを保存していくのであれば、UHS-II対応のカードをお勧めします。
本体での保存自体はUHS-I相当の速度になりますが、PCに取り込む際にUHS-II対応のカードリーダーを使えばパソコンに取り込む速度は体感できるくらいの速度差になります。
バンバン撮りまくって大容量になる程コピー時間の差が出るので、ガンガン撮りまくったり、動画で使うつもりであれば、少し高価ではありますがUHS-IIのSDXCカードを最初から購入しておく方がいいと思いますよ。
容量的には普通に使うのであれば64GBで十分でしょうが、あれこれ撮りまくったり動画も撮ったりするのであれば128GB〜256GBあたりが余裕があって安心できると思います。
因みに速度は速ければ速いほどいいので、UHS-IIのV90が一番でしょうけど、かなり高価な部類に入りますし、UHS-Iしか対応していないカメラだと費用対効果が薄いので、V60あたりのSDXCカードでも十分じゃないかなと思います。
2.液晶保護ガラス
スマホと同じで、デジカメでも本体背面の液晶モニターはかなりタッチする事が多いです。
タッチAFやシャッター、AFポイントの移動、画像の拡大などよく触りますし、バリアングルモニターのカメラでも液晶面を表に向けてることの方が多いと思います。
あくまでも個人的な意見ではあるんですが、液晶保護フィルムよりも液晶保護ガラスの方がサイズ精度が高いし、ずれにくく、汚れても落ちやすいので、サービスで付けてくれるとか、対応製品がないとか、金銭的に少しでもケチりたい場合を除くと液晶保護ガラスを付けるようにしてます。
フィルムだと指の跡とかが残りやすいんですが、ガラスだとあんまり気にならないし、軽く拭くだけで綺麗になるので・・・
3.レンズプロテクター
レンズには何も付けない方が写りがいいので、何も付けない方もいらっしゃいますが、自分は絶対にフィルターをつけるようにしています。
わかりやすい理由としては万が一の時のレンズ保護と手入れのしやすさが主な点です。
万が一レンズを落下させた時に、前玉に傷がつく前にフィルターが守ってくれる可能性が高いですし、埃や汚れがついた時にレンズ本体を掃除するよりもフィルターを掃除する方が気が楽ですからね。
レンズ落下で前玉まで行ってしまったら仕方ないですが、何かしらに近づきすぎて前玉に何かが付着して取れないなんてことになったら最悪ですが、その場合でもフィルターがあれば交換すれば済むので、自分は絶対にレンズフィルターを使用してます。
もし手放す際にも査定が下がりにくくなるしね。
因みに反射率の数値が低くなるほどゴーストとかが出にくくなるんですが、値段も跳ね上がっていくのでお財布と相談で。
このPRO1Dあたりがスタンダードラインかなと思ってます。
4.レンズフード
レンズフードは光が入ってゴーストやフレアを出にくくする効果があったりしますが、それ以上に上のレンズフィルターと同様の落下時の破損防止という側面が強くあります。
メーカーの特定のレンズだと純正のレンズフードが展開されていない場合もあったりしますが、フィルターと同じねじ込み式のレンズフードならフィルターサイズが同じならつけることはできるので、「意図的にフードを付けない」場合でなければ、何かしら付けておく方が安心感があると思います。
5.予備バッテリー&チャージャー
これは実際に購入してからで全然いいんですが、もし1日使ってみて「バッテリーの減りが早いな」と思ったら、モバイルバッテリーや予備バッテリーを考えた方がいいでしょう。
モバイルバッテリーを繋げて使うと少し取り回しが悪くなるので、鬱陶しいと思ったら予備バッテリーで。
因みに互換バッテリーの方が安いので、よく使われる方もいるとは思いますが自分としては高くても純正品をお勧めします。
もし互換品で電池室内で膨張してしまった場合、保証期間内でも保証対象外になりますし、最悪の場合修理自体を受け付けてくれない可能性だってあります。
純正でそうなったらメーカーさんに文句も言えますけどね。
動作の安定性とかそういった部分もメーカー側では判断できないので、カメラの方で互換バッテリーを弾かれる可能性もありますから、素直に純正で。
バッテリーが1つの時は本体充電でもいいんですが、2つになるとチャージャーがある方が楽になります。
寧ろ、USBケーブルを着脱し続ける本体充電よりもチャージャーの方が安心感はあるんですけど、チャージャーだけで1万するような物だとちょっと躊躇しちゃうのは否めませんが・・・(;´д`)
6.ミニ三脚とかリモコンとか
自撮りをしたり、Vlogなんかをやったりする場合ならグリップになるようなミニ三脚とかリモコンがあると便利です。
三脚にして動画を回したり、記念撮影をするのにも結構役立つんですよ。
また、リモコンがあるとカメラに触らずにシャッターが切れるので、スローシャッターをする時なんかにはあればめっちゃ便利です。
7.カメラストラップ
付属のものでも全然構わないんですが、結構硬めのナイロン&ゴム素材な場合が多いので、自分のように肌が弱めの人だとすぐに擦れて赤くなったりするので、肌が弱めだと思う方は何かしら別のストラップを探す方がいいかも知れません。
自分が使った限りだとシルクストラップが一番良かったんですが、かなり高価なので、キャンパス素材とか裏面が柔らかい素材のレザーストラップがいいかなと思います。
細めのものの方が格好いい感じがするんですが、細いと食い込みも強くなるので、ある程度のバランスは必要かなぁ・・・
何気にニコンのカーブドレザーストラップは柔らかめで結構オススメです。
8.ブロアー
他にもシルボン紙とか無水エタノールとかなんやかんやありますが、カメラ用のメンテナンスキットを購入すれば一通りは揃います。
撮影が終わったらさっと清掃しておくと次に気持ちよく使えるんですが、まぁそんなに頻繁に掃除は・・・orz
それとは別に撮影の時にはコンパクトなブロアーを携帯するようにした方がいいでしょう。
例えばズームレンズ1本でレンズ交換なんてしないって事なら必要ありませんが、外でレンズ交換をする際にセンサーに埃がついてしまうという場合があります。
そんな時に余程のものでなければブロアーがあれば飛ばしてしまえるので事なきを得ますが、持ってなかったら後からRAW現像でゴミの除去とか面倒くさいことをしなきゃいけなくなるわけです(´・ω・`)
なので、できれば持ち歩く癖をつけた方がいいかと思います。
9.あると便利な延長保証
メーカーの直販購入だと最近は3年の通常保証が付いていたりしますが、もしそういったサービスを行われている店であれば、延長保証とか拡張保証には入っている方が安心かも知れません。
通常の延長保証だと通常故障のみが保証対象になりますが、拡張タイプの保証だと水没や落下破損、火災や落雷なんかでも通常修理よりも安い価格で修理や無償修理をしてくれるので、そういったサービスやカメラ保険のようなものを利用されるのもいいかと思います。
自分の場合は今までスマホと同じような感覚でカメラを変えてきてたのであまりそういったサービスには関心がなかったんですが、長期利用を考慮するとある方が安心だよなと思うようになりました。
因みにα6700はソニーストアで5年ワイド保証をつけたので、万が一落としたりとか、川に落ちたりゲリラ豪雨で水没しちゃっても大丈夫という安心感があるのは大きかったりします。
まとめ
そんなわけで、デジタルカメラを新しく購入される方に向けて、用意したいもの8選をお送りしました。
あくまでも自分の経験上のものなので、メモリーカードだけでも撮影自体はできるので、使っていくうちに追々そろえていくのもいいかもしれません。
最後の保証関係は購入する店舗によると思うので、一概に必須とは言えませんが、撮影に行く場所次第では入ってる方が安心でしょう。
そういった保証面を考慮に入れて購入する店舗を選ぶのもありなのかもしれませんね。