シグマからK-70のボディに傷がつく件でアナウンスがありました。
K-1の時と同じ症状なわけですが、まぁ仕方ないですね…(´・ω・`)
自分は最初のフィルムカメラ時代にシグマのレンズを使ってたりもしたので、シグマに対して何の悪意もないですし、シグマ側としてはマウント交換とペンタ側での外装交換を請け負う形になってて、一連の対応自体は問題ないと思っています。
ただ、異業種のサードパーティで長年仕事をしてた部分から見ると、根本的にダメじゃんって部分がシグマ側には2つあるんですよね…
1つがライセンス契約をしていないらしい事
なにやらシグマはライセンス契約をせずに解析をして互換製品を出しているらしいってのはかなり有名らしいんですが、そもそもこの時点で不具合が出ても文句は言えないんですよね。
(キヤノンやニコン用のレンズでもファームアップが必要な不具合も出てます)
通常ならば対応するかどうかをチェックできるような、新機種の動作検証なんかを発売前にテストできてないんだと思います。
もしテスト出来ていれば、発売前にマウント交換の処理は出来たはずで、事前にマウント交換しないと傷がつく旨のアナウンスをしていれば、ボディの外装交換はする必要性もなかったはずですし。
もう1つがマウントサイズの失敗
不具合対象になってるレンズのマウントが、ペンタ純正のマウントよりも一回り大きいんですよね。
他社マウントとレンズのボディを共有するためにマウントの外径を大きくしたんでしょうが…
でも、マウントの形状さえ同じならくっつくだろう的な発想はダメ。中国製品じゃないんだからさ。
後発製品でも問題が発生しないような互換性を求めるのであれば、純正と同じ口径でマウントを作っておくべきだったんですよね。
でないと今回のようなことが起きると、対応で一気に経費を使う事になっちゃいますからね。
たまたまペンタが当たっただけで、他社でも小型化や機能追加でボディ形状が変わったら傷がつく可能性は十分にあります。
サードパーティーはそういったリスク回避も考えて開発しなきゃいけないわけです。
まぁPCのOSみたいな仕様変更とかに比べたら外的変化が少ないカメラだとそこまで考え無くてもいいと思ってたのかもしれませんが…(´・ω・`)
そもそもK-1での不具合発生後にユーザーの対応はしたけど、出荷済み製品を回収してマウント交換をしてたのかなぁってのも気になるトコロですけどね。