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Megadap ETZ21 Pro

PR Nikon カメラ・写真

Megadap ETZ21 Proをようやく買いました

2024-08-03

はじめに

買う買うと言い続けてずっと買っていなかったMegadapの電子マウントアダプター『ETZ21 Pro』を購入しました。

あまりにも今更過ぎて書く事もない気もしますが、簡単にETZ21 Proについて書いてみようと思います。

 

Megadap ETZ21 Proとは

Megadap社が発売している電子接点を搭載したマウントアダプターで、SONY EマウントのレンズをニコンZマウント機で利用する事が出来るようになります。

オートフォーカスのレンズを使用してZマウントのレンズと同様に使用することが出来るので、Zマウントに存在しないレンズをEマウントレンズで補うといった事が出来るので、EマウントとZマウントを併用しているのであれば持っておくととても便利なマウントアダプターです。

 

ETZ21 Proの特徴と短所

  • Eマウントレンズの電子コントロール、AE/AF撮影が可能
  • ニコンZシリーズのAPS-Cセンサー機で使用可能
  • レンズ内手ブレ補正・ボディ内手ブレ補正に対応
  • AF-S、AF-C、AF-F、(;´Д`)検出/瞳AFに対応
  • 動画撮影時のAFに対応
  • ソニー、シグマ、タムロン、カールツァイスの多くのレンズに対応
  • ソニーGM、ZEISS LOXIA、フォクトレンダーVEシリーズなど各レンズの絞りリング操作に対応
  • マウント面に溝を追加し、防塵防滴ゴムリング付きレンズでも容易な脱着を実現
  • レンズのフォーカスホールドボタン、AF/MFスイッチ、手ぶれ補正スイッチ、手ぶれ補正モードスイッチ、フォーカスレンジ切り替えスイッチに対応(カスタマイズ機能に対応)
  • レンズメーカー名とモデル名、撮影時の焦点距離、露出などの情報をExifデータに記録(一部のレンズはメーカー名非対応)
  • 電子接点のないマニュアルレンズで撮影可能
  • カメラボディからファームウェアアップデートが可能

という感じで、基本的に使うのであれば問題はない感じです。

一方、当然ながらZマウント用に作られたレンズとは根本的な部分で違いが存在するので、短所となる部分も存在します。

  • 歪曲収差や周辺減光などのボディ側でのレンズ補正が効かない
  • マウントアダプターなので100%の動作・安定性とはいかないという割り切りが必要
  • 1300g以上のレンズを使用する時はカメラだけで持つのはNG

まぁ基本的にマウントアダプターを使用するうえでは当たり前なポイントではあるんですが、補正に関してはRAW現像時に何とかできる部分ではあるので、使いたいレンズが動作して使えるのであれば問題はないのかなと思います。

特にZマウントのAPS-C用レンズは種類が少ないので、EマウントのAPS-C用レンズ類が普通に使えるのであればとてもありがたいところではあるんですよね。

 

ETZ21 Proのパッケージと外観

パッケージはスリーブに入ったBOXタイプになっています。

Megadap ETZ21 Pro
Megadap ETZ21 Pro

白地にメーカー名と品名というシンプルさ。

 

ボックスはマグネット式でパカっと開くやつになってます。

Megadap ETZ21 Pro
Megadap ETZ21 Pro

保証書とマニュアル類が入っています。

 

マウントアダプター自体は普段自バックの差が2mmなので、2mmの厚さしかないんですが、前後のキャップのおかげでレンズのような感じがしました。

Megadap ETZ21 Pro
Megadap ETZ21 Pro

 

フロント(Eマウント)側。

Megadap ETZ21 Pro
Megadap ETZ21 Pro

 

そしてボディ(Zマウント)側

両者の電子接点の間によく詰め込んだなと思います。

Megadap ETZ21 Pro
Megadap ETZ21 Pro

因みにETZ21 Proのファームアップデートは、SDカードのルートにファームウェアのbinファイルをコピーしてカメラと同様にレンズのファームウェアアップデートで行います。

購入した時のファームウェアはv1.33でしたが、商店工房さんのサポートページからv1.27をダウンロードしてアップデートしました。

 

Nikon Z fcにETZ 21Proを使用してEマウントレンズを付けてみた

Eマウントはα6700を使用している為、フルサイズ対応のFEレンズを所有していないので、ZfcにETZ21 Proを使用してEマウントの手持ちレンズを取り付けて簡単に動作テストをしてみる事にしました。

SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN|Contemporary

SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN|Contemporaryを装着してみました。

Nikon Zfc + SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN|Contemporary
Nikon Zfc + SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN|Contemporary

Zマウントでは発売されないでしょうしね・・・(´・ω・`)

 

18mmの広角端

Nikon Zfc + SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN|Contemporary
Nikon Zfc + SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN|Contemporary

 

そして50mmのテレ端

Nikon Zfc + SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN|Contemporary
Nikon Zfc + SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN|Contemporary

Exifではメーカー名がETZ21となっている以外、レンズ名はちゃんと記録されていました。

Nikon Zfc + SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN|Contemporary
Nikon Zfc + SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN|Contemporary

 

SONY E 30mm F3.5 MACRO

クリムゾンレッドなZfcにつけると黒一色の時よりも違和感が強くなりますね。

Nikon Zfc + SONY E30mm F3.5 MACRO
Nikon Zfc + SONY E30mm F3.5 MACRO

ただ、ETZ21 ProとE 30mm F3.5 Macroを中古で買うという事であれば、3.5万円とレンズが2万円くらいなので、NIKKOR Z MC 50mm f/2.8よりも安価にマクロ撮影環境を組む事が出来ます。

Z MC 50mmをDX機で使うと焦点距離がフルサイズ換算で75mmになりますが、E 30mm F3.5だと45mmになるので使いやすさは結構いいんですよ。

ただ、機材の見た目を気にしない人という前提はありますけどね。

 

Nikon Zfc + SONY E30mm F3.5 MACRO
Nikon Zfc + SONY E30mm F3.5 MACRO

 

寄り切ってしまうとF3.5でもかなりボケてしまっていたので、F6.3に絞っています。

Nikon Zfc + SONY E30mm F3.5 MACRO
Nikon Zfc + SONY E30mm F3.5 MACRO

こちらもExifにはレンズメーカーがETZ21となっているんですが、レンズ名は「SONY E30mm F3.5 Macro」となっていました。

 

SONY E 18-135mm f/3.5-5.6 OSS

Nikon Zfc + SONY E18-135mm F3.5-5.6 OSS
Nikon Zfc + SONY E18-135mm F3.5-5.6 OSS

 

18mm

Nikon Zfc + SONY E18-135mm F3.5-5.6 OSS
Nikon Zfc + SONY E18-135mm F3.5-5.6 OSS

カメラ側でのレンズ補正が使えないので、ワイド端だとケラレたような感じに周辺減光が出てますね。

あと、テーブルの横ラインが微妙に歪んでますね。

 

135mmのテレ端でも角の方は少し暗くなっているので、撮って出しで使うのにはちょっと厳しいかなぁ・・・

Nikon Zfc + SONY E18-135mm F3.5-5.6 OSS
Nikon Zfc + SONY E18-135mm F3.5-5.6 OSS

最短45cmなのであまり寄れないし、シグマの18-50mmを使う方がいいのかもしれません。

 

因みに、Lightroom ClassicでレンズプロファイルでSONY E 18-135mm F3.5-5.6 OSSを適用するとこんな感じで周辺減光もになります。

Nikon Zfc + SONY E18-135mm F3.5-5.6 OSS
Nikon Zfc + SONY E18-135mm F3.5-5.6 OSS(レンズプロファイル適用)

RAW現像をすれば全然問題ないんですが、毎回微妙なものでもRAW現像する必要があるのはちょっと億劫になりますね。

 

SONY E 11mm F1.8

Nikon Zfc + SONY E11mm F1.8
Nikon Zfc + SONY E11mm F1.8

 

広いのでちょっと煽り気味に。

Nikon Zfc + SONY E11mm F1.8
Nikon Zfc + SONY E 11mm F1.8

これも大きく歪んでますが、レンズプロファイルの適用をすれば歪みは無くなります。

まぁF1.8の明るさがあるので、星を撮るとかって時のようにその場で撮って出しを使う事がない場合ならありかなと思います。

 

SONY E 16mm F2.8

めっちゃコンパクト。

正直、こういったレンズでいいんですけどね・・・

Nikon Zfc + SONY E16mm F2.8
Nikon Zfc + SONY E16mm F2.8

 

全て室内撮りという事もあって、薄暗いのは仕方ないんですが、ETZ21 Pro経由で撮った写真は全体的に周辺が暗くなりますね。

補正が効かないので当然と言えば当然なんですが、まぁ広角よりの歪みに目を瞑れば撮って出しでもなんとかなりそうな感じはします。

Nikon Zfc + SONY E 16mm F2.8
Nikon Zfc + SONY E 16mm F2.8

 

実際の動作状況とかはどうなのか

どのレンズもAF-Sで撮影するのであれば全く問題はありませんし、フォーカスも普通に速いです。

AF-Cの場合も基本的にはα6700の時と変わらない傾向ですね。

E 16mm F2.8が元々コントラストAFにしか対応していなくて、α6700でもAF-Cで使うとAFが挙動不審というか、画面が安定しないのでAF-Sでの動作を推奨というところも同様でした。

という事で、この先はE 16mm F2.8を省いたはなしになります。

AFエリアを全面にしてシャッター半押しでターゲット追尾AFにしてみましたが、どのレンズでも普通に動作している感じでした。

ちゃんと猫の顔とかも認識してくれていたので、レンズ補正の部分を除けばZマウント用のレンズと変わらないくらいの使い勝手と考えてもいいのかもしれません。

正直動画とかに使うならどうなのかは良くわかりませんが、個人の趣味の範疇であれば、高いレンズを購入するよりもリーズナブルに抑えることはできるので、選択肢としては十分にアリなのかなと思います。

ただ、最大の注意点としては全てのEマウントレンズをサポートしているわけではないという点は気を付けておくべきでしょう。

ファームウェアの更新以前に発売されたレンズであれば問題ないものも多いでしょうが、今までのレンズが動作していても後発のレンズだと動作しない可能性もあります。

もしZマウントでの運用を前提にEマウントレンズを購入するとか、併用するのが目的という方は行ける距離にヨドバシカメラなどがあれば、レンズを購入する前にカメラとETZ21 Proを持っていって動作テストをするか、レンズとZマウント機を持っていってETZ21 Proを試させてもらうのがベターだと思います。

Eマウントを併用で安いAFの中華レンズなどを購入して、Zマウントでも動けばラッキーという事なら割り切れますが、微妙な価格のレンズでEマウント機を所持していない場合なんかだと無駄になっちゃいますからね・・・

 

まとめ

マウントアダプターなので、カメラ本体のファームウェアアップデートで動かなくなるとかの問題が今後発生する可能性はありますが、Zマウント用として絶対的に数が足りていない部分を補う事ができるのはとても有り難いなと思いました。

純正などで同等のレンズが出てくれれば問題はないんですが、すでに手持ちでレンズがあったり、ソニー純正などで確実にZマウントで発売されることはないだろうなというレンズをほぼ問題なく使えるという利便性、レンズを買い直さなくてもいいというコスパを考えたらいい値段はするけど選択肢としては十分にありなのかなと思いました。

RAW現像が必須にはなってきますけどね(;´д`)

因みにZ6IIにつけて撮像範囲をDXにすれば問題なく使える(FEレンズならFXでいい)ので、ボディ内手ぶれ補正を使いながら遊ぶ事もできます。(Zfでも使えています)

そのうちFE 50mm F1.8でも買ってみようかなぁ・・・

 


 

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tomo

■兵庫県在住 ■デジタル・フィルム問わず、カメラを持って街中をウロウロして撮影した写真を公開しています。時々カメラ以外の記事も公開中。 コメントなどありましたらお気軽にどうぞ。 当サイトはアフィリエイト広告で収益を得ています。 アフィリエイトやサイトの詳細はプロフィールページでご確認いただけます プライバシーポリシー・免責事項 プライバシーと Cookie の設定 お問い合わせはこちら

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