はじめに
LUMIX S9を使っていて、大きな不満点はないんですが、唯一あるとすると『老眼との相性が悪い』という点でしょうか・・・(;´Д`)
背面液晶もモニター輝度の調整をすれば決して見難いといった事は無いんですが、老眼になってくるとピントが合ってるのかどうかが分かりにくくて、顔を前後させてしまう事がしばしばあります(´・ω・`)
という事で、液晶モニターをファインダーのようにしてしまえるアイテム、JJCさんのLCD VIEWFINDERを購入しました。
昨日ポチって置き配で玄関に超早朝に届くというね・・・中の人大丈夫か?と心配してしまいそうになるんですが、道路も空いているし再配達もないしで、早朝配送の方がお互いにいいのかもしれませんね。
購入したのはSONY FX3、FX30用
JJCのLCD ViewFinderにはCANON、SONY、Fujifilm用とSONY FX3、FX30用の2タイプが存在しています。
どちらがどうというのはあんまり良く分かりませんが、FX3、FX30用を使われている先人がいたので、間違いない方を買う事にしました。
※基本的にどちらも変わらないっぽいです
セット内容は以下の通りです。
LCD ViewFinderを装着できるアルカスイス互換プレートとビューファインダー本体、ビューファインダーに装着できるストラップと取扱説明書。
ストラップは必要なさそうですが、縦アングル撮影でバリアングルを多用する人なら付けておくと便利だと思います。
グリップを併用する人は注意が必要
自分が購入したKoowlのLUMIX S9用のグリップには三脚穴が2つ開いているんですが、SmaalRigのグリップベースには穴が1つで後方に開いている為、このLCD ViewFinderをつけるのは無理っぽいです。
実際にこのグリップの後方の穴を使ってLCD ViewFinderを付けてみると、一番前にせり出させてもこのくらいモニターとファインダーの間が開く事になります。
使えるとは言い難いレベルになりますね・・・
一方、本体中央辺りに来る方の穴に取り付けると、こんな感じでモニターにぴったりと合う形になります。
なので、グリップを使用している方でこのアイテムや同様のアイテムを使用するつもりの方は注意してください。
グリップ分+LCD ViewFinderのプレート分高さも増えますしね。
もし首から掛けるタイプのストラップを使う方なら、いっそグリップは無しでLCD ViewFinderを付けるという選択肢もアリなのかなぁという気もします。
本体との取り付けが終わったら、左右のネジを緩めて高さ調整をします。
左右はスライドさせるだけなので、意外と簡単にモニターとの位置調整は終わると思います。
モニターと位置合わせが終わったら取り付け自体は終了。
装着後のスタイルと実使用時の様子
装着し終わるとこんな感じになります。
流石にモニター背部に取り付ける形になるので、本体の厚みが増す形になります。
実際に使用する際にはこのような感じでファインダー部分を引き出して使用します。
結構長さが増しますが、実際に使ってみるとEVFと変わらない感覚で使えます。
接眼部にXperia1VIのカメラを着けて1倍で撮影しました。
接眼部にもレンズが入っているので、カメラで撮影すると結構糸巻き型に歪んで写ってますが、肉眼で見る限りではそこまで気になる感じではないかなぁ・・・
四角の確認とピント確認という意味合いであれば十分に使えると思います。
眼鏡着用でも意外と見難いという事もないので、ピント合わせは格段にやり易くなりますね。
着脱は凄く簡単
モニター位置に合わせて左右にスライドが出来るように、アルカスイスプレートの側面にファインダーをスライドさせるための溝が切られています。
なので、ずっとスライドさせていくとビューファインダー部分だけを取り外す事が出来ます。
なので、バリアングルモニターを使っての縦位置撮影や、角度のある位置からの撮影を行う場合には意外と直ぐにスタイルを変える事が出来ます。
ただ、取り外すと邪魔になるというのがあるので、ファインダー接眼部の横にある穴に付属のストラップを通しておいて外した時は首からぶら下げておけるようにという形ですね。
液晶モニターに輪ゴムでファインダーを取り付けるという事も出来るようですが、バリアングルを使う場面だとモニターに取り付けたファインダー自体を覗けない事も多いので、素直にバリアングル使用時には取り外す方が使いやすいんじゃないかと思います。
実際に使ってみたけど・・・めっちゃ楽やん・・・
そんなわけで、早朝に届いたJJCのLCD ViewFinderをLUMIX S9に取り付けて、AstrHori 50mm F2で試し撮りをしてみました。
50mmなのでクロップズームを併用していますが、F1.7でピント合わせをしようとするとピーキングがあってもかなり薄いのでシビアになるんですが、LCD ViewFinderを使う事でかなりピント合わせが楽になります。
余計な光が邪魔をしないというのもあるんですが、冒頭でも書いたように老眼でピント確認の為に顔をモニターから離したりしていたのが無くなりました。
オートフォーカスレンズだけで使用するのであればそこまで気にする必要もないのかもしれませんが、マニュアルフォーカスのレンズや開放F値が明るいレンズだとどうしてもモニターで見るだけでは微妙な時があるので、確認しやすいのは本当に便利。
くっそ小さい花をクロップズーム3xで撮影した写真ですが、絞りをF2にして撮っても結構余裕に撮れる感じでした。
こっちはクロップズームなしの50mmで撮ったもの。
今まではある程度ピーキングで寄せてから拡大ピーキングで詰める感じでしたが、LCD ViewFinderを付けた事でモニターが見易くなったせいか、拡大ピーキングまで使わなくてもピントの判別がしやすい場面が増えた気がします。
まとめ
取り付ける事でコンパクトなLUMIX S9が嵩張る事にもなるので万人向けの商品かと言われたらそうでもないんですが、どうしてもピントを詰めたい時なんかだとちゃんと確認できる方が有難いというのもあるので、オールドレンズなどのマニュアルフォーカスレンズを多用する人には役に立つアイテムなんじゃないでしょうか。
あと老眼でモニターでの確認に不安がある人とかにはいいと思います。
直ぐに着脱できるという点でもかなり便利なので、気になる方は試してみられてはいかがでしょうか。