はじめに
Amazonのブラックフライデーに注文していたAnkerのUSB-C SDカードリーダーとNextorageの256GB SDカードが届きました。
Magsafe対応のスマホであれば背面に吸着させることがて来て結構便利そうなので購入してみたんですが、その使い勝手はどうなんでしょうか。
SDカードに関してはリピート購入で、以前に購入したときに記事にしているのでこちらを見ていただければと思います。
Anker MagGo USB-Cカードリーダーのスペック
機能 | マグネット式カードリーダー USB PD対応 最大45W入力ー42.5W急速充電対応 |
搭載ポート | USB PD対応USB-C充電ポート (最大出力42.5W) x1 SDカードスロット(最大312MB/s) x1 microSDカードスロット (最大312MB/s) x1 |
転送速度 | 10Gbps |
重さ | 約45g |
サイズ | 約60 x 60 x 15mm |
パッケージ内容 | Anker MagGo USB-C カードリーダー (3-in-1, 10Gbps) 、取扱説明書、24ヶ月保証 + 6ヶ月 (Ankerで会員登録後) 、カスタマーサポート |
カラー展開 | ブラック、ホワイト、ミントブルー |
対応機種 | スマートフォン- iPhone 15 / 15 Plus / 15 Pro / 15 Pro Max 他 |
公式のスペックとしては上記の通りとなっています。
対応機種としてはMagsafeを採用している&USB-Cポートを搭載している機種ということで基本的にはiPhone 15シリーズが対応機種になっていますが、実際には普通のSDカードリーダーですので、iPhoneに限らずUSB Type-Cポートのある機種であればWindows機でもMacでもiPadでもXperia 1VIでも普通に使用できています。
また、iPhone15が対応機種になっているのでカードリーダーからの転送速度は最大で10Gbpsとなっています。
スペック上ではUHS-IとかUHS-IIといった記述はないんですが、カードスロットの最大転送速度が312MB/sとなっているのでUHS-IIに対応しているのかなぁと思います。
Anker MagGo USB-Cカードリーダーの外観
見た目はこんな感じの丸いノブのようになっています。
右下に伸びているホルダーのようなものがUSB-Cケーブルです。
最近よくあるゴム製のフラットタイプのケーブルで、曲げ伸ばしに強くて断線しにくいのがメリットでしょうか。
スペックのところに書いてありますが、大きさとしてはこんな感じで62mmのレンズキャップより一回り小さいくらい(60mmなので当たり前)
そこまで邪魔になるかといえば、自分としてはそんなに邪魔かなとは思いませんね。
Ankerロゴが入った部分がキャップになっていて、このキャップもマグネット吸着式になっています。
側面の取り外し用の溝部分に指をかけたりしなければ、意外と外れにくい感じはしました。
因みに右の方に出ているのがUSB-Cのコネクター。
こんな感じで裏から引っ張り出して機器と接続します。
やはりMagsafeで使うことを想定しているので、PCにつけようと思うと取り回しは少し不便ですね。
ちょっと高級感のあるプッシュ式スロット
さて、SDカードスロットはこんな風になっています。
同時に併用可能なのでかなり便利だと思います。
また、どちらのスロットも最近の機器ではコストカットのために排除されている『プッシュ式』のスロットとなっているので、奥まで押し込んでカチッとロック、イジェクト時にも押し込んでやればメディアが外に出てきます。
ただ、microSDの方はメディアに突起があるので抜きやすいんですが、SDカードの方はカードを持って取り出すという形に慣れている人だとちょっと抜きにくいかもしれません。
SDカードの底辺側の溝に爪をかけて引っ張り出してやれば結構簡単に取り外せます。
Xperia 1VIにAnker MagGo USB-Cカードリーダーを装着してみました
純正ケースにMagsafeリングを装着したXperia 1VIにAnker MagGo USB-Cカードリーダーを装着しました。
純正ケースのスタンド部分よりも少し厚いくらいなので、厚みとしてはケース装着時に比べると2.2倍くらいの厚みになります。
2.2倍とかめっちゃ分厚いし邪魔やんって思われそうですが、意外とそんなこともなくて実際に持つとこんな感じになります。
スマホリングじゃないけど、背面にグリップができた感じなので、地味に持ちやすさが上がっている気がします。
今までだと持っているだけで指の橋が画面にかかっていて操作がうまくいかない時があったんですが、それが解消できる感じ。
また、本体側面にPD対応のType-Cポートがあるので、スマホの充電はここを使って行うことができます。
何か困ることがあるかと言われたら、ズボンの尻ポケットに入るかどうか微妙かもしれないというところでしょうか(;´Д`)
トップカバーになっているキャップを外せばそのままメディアにアクセスができるので、Wi-Fiに対応していないデジカメや輻輳しまくっててWi-Fi接続が不安定で画像転送がまともにできないなんて場面でもこれで簡単にスマホに送ることができます。
Xperia 1VIもiPad mini 6thもUSB-Cの転送速度は5Gbpsなのでハイスピードの恩恵を受けることはできませんが、外出先でSDカードのデータを取り込みたいという時には非常に役立ってくれると思います。
それこそ個別にカードリーダーを持っていくことを考えたら圧倒的にスマートなんじゃないでしょうか。
SDカードリーダーとしての使い勝手
Magsafeによるマグネット吸着ができるカードリーダーで10Gbpsの速度にPD給電に対応、SDとmicro1SDに対応、最大転送速度が312MB/sらしいという部分はスペックから読み取れるんですが、実際の使い勝手を確認してみました。
カードリーダーはUHS-II対応でした
とりあえずPCに繋いでCrystalDiskMarkでベンチをとってみました。
リードは確実にUHS-IIのスピードが出ているのにライトが全然でなくて、どうなっているのかよくわかっていなかったんですが、そもそもテストに使ったSUNEASTのV60 128GBは書き込みがめっちゃ遅かったのを失念していました。
冒頭でリンクを貼ったNextorageの256GB V60の時に行ったベンチマークでもSUNEASTのV60 128GBはWriteが108MB/sくらいしか出なかったんですよね(;´Д`)
仕方がないので今回購入したNextorageの256GB V60を使ってベンチマークをとってみました。
普通にUHS-IIの速度がちゃんと出ています。
やっぱりNextorageのV60 256GBは安定して速度が速いのでおススメですね。
多分Zfcとかを買ったときにキャンペーンで貰ったと思われる64GBのUHS-I SDカード。
カメラを買い替えたり、連射を使うようになっていくと、こういった容量のSDカードって使わなくなっていくんですよね・・・
UHS-Iですが、どうやらこのカードリーダーはSanDiskの独自規格に対応しているようで、しれっとReadで拡張規格の速度を叩き出しています。
この規格に対応していないカードリーダーだとUHS-Iの速度しか出ませんからね。
そもそもUHS-II対応のmicroSDカードなんて持っていないのでベンチは取っていませんが、スペックに書いてあるのでmicroSDもUHS-IIに対応しているのでしょう。
このカードリーダー・・・地味に使い勝手がいいぞ!?
上でベンチは取っていないと書いていますが、試しにPCに繋いだ状態でSDカードとmicroSDカードを同時に挿入してみました。
すると、EドライブにSDカード、FドライブにmicroSDかーどがマウントされました。
カードスロットはどちらかの排他ではなくて同時に使用できるので、これは地味に便利ですね。
UHS-IIとUHS-Iを混在使用するとUHS-I側に速度が引っ張られるとは思うんですが、SDやmicroSDから別のメディアにコピーという事ができるのは非常にありがたいです。
データの移動がめっちゃ楽
microSDが装着できるという事もあってXperia 1VIを選んだ部分もあるんですが、やっぱりmicroSDを着脱するのって地味に面倒くさいんですよ。
simカードも一緒に外すことになるし。
iPhoneの時はiCloud経由でワンストップで送ったり、AirDropでiPhoneからMacに転送ができましたが、AndroidになってからGoogleドライブを経由する必要がありました。
Googleドライブに送ってからPCのGoogleドライブの同期を待って処理という感じだったのが、SDカード経由で済むようになります。
クラウド経由の方が楽そうに見えますが、同期待ちでなかなか表示されないとかもあったりするので、その分のロスをカットできるのは大きいです。
あとはデジカメのSDカードがフルになってしまった時に一時的にスマホの方にバックアップを行えるという利点もあります。
まとめ
なんとなく便利そうという事で買ったAnker MagGo USB-Cカードリーダーですが、予想に反してガチでいいアイテムでした。
定価で¥3,980という価格はUHS-IIのSDカード&UHS-IIのmicroSDカードリーダーとして考えた場合でも十分安い方だと思いますし、スマホにくっつけておけばそこまで邪魔になるものでもないと考えると、かなり便利だと思いました。
microSDしか使わないスマホ世代の方にはmicroSDだけでいいからもっと小型化してくれって思う人もいるんでしょうけど、UHS-IIになるとSDカードの方がまだmicroSDよりも安かったりしますしね。
それに、メディアを大容量にリプレースしていくデジカメユーザーにとっては、余ったSDカードのリユース先としてもちょうどいいのかなと思うので、マジで嬉しいアイテムです。
背面でちょっと嵩張る感はあるけど、ちょうどいい持ち手になりますし、再生フォルダを選べるような音楽再生アプリがあればジャンルごとにSDカードを変えたりなんて事も出来ますしね。
iPhoneだとUHS-IIのSDカードなんかを入れて、USBストレージとしてそのまま動画が撮れたりするのかもしれませんが、Xperia 1VIではあくまでも外部USBストレージとしての認識なので用途はある程度限られるでしょうが、それでも十分に使い勝手はいいなと感じています。
もしスマホの容量が写真データでパンパンな、このMagGo SDカードリーダーに大容量のSDカードを入れておいて、そちらに写真データを移動させてやればスマホの軽量化ができるので、そういった方にもおすすめなアイテムだと思いますよ。