7月6日の日曜日、梅田フォトサービスさん主催のLUMIX S1II・S1RII撮影体験セミナーに参加してきました。
講師は相原正明先生です。
先にLUMIX S1IIを使ってみた感想
自分が使用したのはLUMIX S1IIだったんですが、LUMIX S1 RIIも触った事が無かったので初体験だったんですが、ボディが初代LUMIX S1に比べるとかなりコンパクトになっているのでとても持ちやすかったです。
ただ、やっぱり標準ズームの24-105mmを付けると正直重いと感じるので、重さに対する許容範囲が上がってしまっている層からするとちょっと厳しいかなぁという感じがしました。
しかし、本体がLUMIX S9であろうが何であろうが重いのはレンズ自体の問題でどうしようもない事ではあるので、装着するレンズ次第かなという気もしなくは無いので、テレ側がそこまで必要ないのであれば、LUMIX S 24-60mm F2.8が比較的コンパクトで軽量なので、それとハイブリッドズームを併用するなどである程度カバーは出来そうです。
EVFはかなり綺麗になっていて見易いので、ある意味ではここ最近で一番集中して撮影していたような気がします。
2400万画素のS1IIでRAW+JPEGとはいえ15GBくらい撮ってたんですが、感覚としてはそんなに撮ったっけ?って感じだったのでいい意味で撮るのが楽しいカメラだと思います。
実際のところ、枚数が増えたのはLUMIX S1IIが良かったというだけではなくて、色々なアスペクト比を初めて使ってみたらあまりにも面白かったというのもあるんですが、実は色んなアスペクト比ってLUMIX S1の頃から搭載されていたんですが、一般的な写真サイズの3:2しか使ってなかったんですよね・・・
65:24とか2:1とか使ってみたらいつもと違うけど結構使い勝手がいいなと感じる部分が多かったので、これから積極的に使っていきたいなと思いました。(LUMIX S9にも搭載されています)
実売価格としてはLUMIX S1IIが45.5万円に対してLUMIX S1 RIIが47.5万円という感じで、差額が2万円くらいしかありません。
8K以下の動画撮影を多用されるのであればLUMIX S1IIの方が6K/30pや5.8k/60p、5.1k/60pに対応しているのでLUMIX S1IIを選ぶ方がいいのかもしれませんが、もしスチルメインで高解像度が欲しいのであればS1RIIの方を選んでおく方がいいんじゃないでしょうか。
4500万画素なので、ハイブリッドズームやクロップズームを使ったとしても大きく画素数を残す事が出来ますしね。
とはいえ、どちらもかなり高価なので2400万画素で少しでも安くという事であれば、LUMIX S1II Eという選択肢もあります。
それでも35万くらいするんですが、初代のLUMIX S1も同じような価格でしたしね。
そんなわけで、LUMIXの色の良さというのがありながらEVFで撮影しやすくて重さも妥協点という感じなので、十分に購入する選択肢には入ると思うんですが、いかんせん他社のカメラと同様に価格がネックになって来るかなぁという感じでしょうか・・・(;´Д`)
いいのは分かるんだけど、流石に35万だ45万だとなってくるとなぁ・・・・
ま、1マウントでカメラ1台のみで買い替えという事であれば多少なりとも価格差は埋まってくると思いますが、複数マウントだと中々厳しいので、小型のEVF付きでLUMIX S9IIが出るのをひっそりと待とうと思います。
実写
上でも書いていますが、今回は色々なアスペクト比で撮影しています。
基本的に写る範囲自体は変わりませんが、1:1以外は上下の幅が大きく変わる感じになります。

この写真で2:1。
通常の3:2だと上下に無駄な余白が出来てしまうので間延びした感じになったりするんですが、2:1にする事で上下が少しカットされて結構スッキリした感じになります。
モノクロは基本的にLEICAモノクロームを使用しています。

アスペクト比1:1でメインにしたいものを分かりやすく出来ます。
アスペクト比65:24。

所謂パノラマ的な撮影が出来ます。
例えば広角レンズで広い風景を撮った場合、上下が無くてもよくね?って感じの写真になったりする事があったりするんですが、そういった時にこの65:24で撮れば映画のような感じでちょっと雰囲気のある写真になるんじゃないでしょうか。
普通に3:2。

そして2:1。

撮影ブースに入っていたものですが、恐らく3:2にすると左右の白い撮影ブースがフレームインしてしまうので、意外と2:1って使い勝手が良かったりします。
これも2:1。
ピクチャースタイルはLUMIX S1 RIIから搭載されるようになったシネライクA2を使っています。

マジで写ってはいけないというか写したくない余計なものを省き易いアスペクト比なので個人的にはめっちゃ使いやすいと感じました。
結構柔らかい感じになるのでいいピクチャースタイルですね。

LUMIX S9にも搭載してくれないかなぁ・・・
そしてモデル撮影。
モデルはイベントでMCなんかもされている佐々木もえさん。

65:24を使えば縦アングルで全身を入れて余白なく撮影する事も可能。
風景なんかだと掛け軸のような感じになりますね。
普通に3:2。

レンズが色々試せるので85mm F1.8を選んでみたものの、意外と引かないとフレーミングがめっちゃ難しかった。
撮りながらジリジリと下がっていくw

何故かフルエリアを使ってなかったのでAFの追従性とか認識率とかを確認してませんが、普通に瞳AFは効いていたので問題はなさそう。
レンズをLUMIX S 24-70mm F2.8に変えてみたものの、遠すぎたのでハイブリッドズームを使いました。

人物撮影って難しいですね(;´Д`)
場所を移動してドライフラワーが沢山ある部屋へ。

モデルさんも衣装替えをして登場されました。

ちょっと遠くなってしまったので2:1で左右をカットしてみたものの、もう少し花を入れた方が良かったですね。
一応花を入れて撮ってはみたものの、ちょっと中途半端になってしまった気がします。

場所を移動して花をバックにして撮れば良かったかなぁと思いました。
まとめ
時間的には約3時間ほどの使用でしたが、冒頭でも書いたようにかなり写真を撮る事に没頭できた気がします。
そして、S1IIが欲しいかどうかで言えば、S1RIIの方が欲しいと思いましたが、流石に買えないので実際に体験できて良かったと思います。
また何かあったら撮影会とかに参加したいと思いますが、夏場は開催場所までの移動で体力がゴッソリ持って行かれるので、体調管理に気を付けていかないといけませんね。