買ってからちょいちょいっと紹介はしてるものの、全然ちゃんと紹介していなかったLeica M4。
ネタも無いし、どんなもんかを書いてみたいと思います。
Leica M4 ブラッククローム 1974年の初頭に「出荷」された物なので、製造されてからだともう42~43年経つことになります。
それがいまだに写真もちゃんと撮れて、スローが問題ありとしてもオーバーホールや修理も可能なんて、それだけでも凄い事だと思います。
デジカメなんて40年どころか10年前のなんてもうゴミレベルの扱いでしょうし…(;´Д`)
このM4はレンジファインダー型と言われるタイプで、一眼レフのようにレンズから入ってきた映像を見るファインダーではなく、ファインダーは全面の窓と直結しています。なので、一眼レフではレンズキャップをしたままだと画面が真っ暗になりますが、このレンジファインダーではキャップをしてても普通に見えてしまうので、忘れていると写真が真っ暗な大惨事になります(;´Д`)
左上から測距窓、明り取り窓、ファインダー窓
測距窓下がフィルム巻き戻し用のレバー
ボディ左のレバーはセルフタイマー、レンズ横のボタンがレンズ取り外しボタンで、右はフレーム切り替えレバー
取り付けるレンズによってファインダー内に表示される。フレームのサイズが変わるんですが、切り替えレバーを使えばレンズを変えなくてもそのサイズを確認する事が出来るわけです。
上面
左からフィルム巻き戻しクランク、シャッターダイヤル、シャッターボタンと巻き上げレバー、そしてフィルムカウンター
最高速でも1/1000秒までしか高速シャッターが切れないので、NDフィルターを使うとか、撮影時間を考慮しないと明るいレンズを使ってもほぼ絞り開放で撮影なんて出来ないかと…(´・ω・`)
開放気味で使う方が味のあるレンズが多いようなので、このあたりで現代のデジカメでMマウントレンズが使いたいってなっちゃうところでもあるんでしょうね。
ファインダーを覗いたところ
取り付けたレンズにあわせてブライトフレームが表示されます。
中心部にはピント合わせの為に左右に動く2重像が表示されるようになっていて、レンズの距離リングを回すことで、2重像が移動してピントを合わせる事が出来ます。
少し色が薄いけど、これがピントが合ってない状態
本体を覆っている革…じゃなくてグッタペルカ
グッタペルカってのはゴムのような自然樹脂を革の様に模様を付けて貼り付けてあるんですね。
このグッタペルカは革のような伸縮性はないので、硬くなってくると割れます。
こんな感じで割れてポロッと剥がれます。
酷くなってくるとバッキバキになるそうです(;´Д`)
でも、普通の張り革よりも手に馴染む感が凄くあるので、大切にしたいところ。
基本的に撮影は距離を合わせてシャッター速度を決めて絞りを決めてシャッターを切るだけ。
なんですが、このカメラには露出計が付いていないので、露出(シャッター速度と絞り)は自分で考えて設定しないとダメなんです。
合ってないと白トビとか真っ黒とかになっちゃうので、ある程度慣れるまではスマホなどの露出計アプリや携帯露出計が必須になります。
レンジファインダーは少し慣れると本当にピント合わせが楽で、一眼レフのMF操作よりも楽な場面も多々あります。
それこそ被写体までの距離感が掴める人だったら本当に瞬時に合わせることが可能でしょうが、そうでない場合は被写体によっては物凄くて手間取ります。
レンガやブロックなどが並んでる所はズレているラインがどのラインと合わせるのが正しいのかを認識するのが凄く難しかったりするんですよ。
まぁそういうのが面白いってのもあるんですけどね。