イケフェス大阪2017
住友ビルディングにいきました。
1962年の竣工時には延床面積で西日本最大、そして現在も賃貸オフィスビルの1フロア当たりの床面積は大阪最大のマンモスビルです。
当時は現在の高層ビルのように縦に伸ばすのではなく、横に面積を広げる方式だったようです。
高層ビルなどは色々と規制があったんでしょうね。
恐らく竣工当時には住友グループや関連する企業がこのビルに沢山入っていたんだと思いますが、とにかくエレベーターホールが広大。
エレベーターが18基くらいあります( ゚Д゚)
しかもビルなので左右変わらない見た目で降りた時に方向が分からなくなって、自分のオフィスに行くのに方向が分からなくなるという声が多く上がったそうです。
そこで、このようにフロアのカーペットを左右で違う色にする事でどちら側に向いているかを分かりやすくしています。
エレベーター内のフロアマットも同様の柄になっているのでエレベーターにいる時から分かるようになってます。
ただ、ビル管理の人曰く、「エレベーターに乗って床を意識する人もいないのでなかなか・・・」との事。
12階のレストランですが、会社関係者と一緒でないと利用できないとの事。
現在はリーガロイヤルホテルが入っています。
昔は役員用の食堂だったそうです。
この天井部分は木造で、竣工当時から変わっていません。
当時からこんな洒落た感じだったんですね。
レストランの窓からは中之島から肥後橋側までが見渡せます。
当時はもっと高層ビルが少なかったでしょうから、いい眺望だったんでしょうね。
11階の大会議室。
いまでも株主総会などで使用されていますが、ここも基本的には建設当時のまま。
壁面は面一の木ではなく、中央が突起した少し変わった形をしています。
というのも、窓側の壁が電動で回転してオープンするという仕組みが( ゚Д゚)
まさかそんなギミックが隠されているとは思わなかったので驚きました。
レストランと同じで、当時のではかなりいい眺望だったんでしょうね。
同時期に建てられたマンモスビルなどはすべて改修されてたり工事中だったりする事を考えたら、現在も
当時のまま残っている住友ビルディングはしっかりと作られたんだなぁと感心しました。