今週初めに購入したKoowl製のLUMIX S9用グリップ付きクイックリリースプレートですが、個人的にはもう少しグリップに指の引っ掛かりがある方が移動時の持ち運びが楽だなと思いました。
普通に撮影する時に構えるとか、ハンドストラップではなくネックストラップなら全く気にする必要はない事だと思います。
このクイックリリースプレートって写真を見ても分かるように、木製のグリップになっています。
SmallRigのようなシリコングリップとは違って改造用のベースには丁度いい感じではあるんですよね。
という事で、付属の六角レンチを使ってグリップを取り外します。
元々のグリップはベースプレートと同じ厚みなので、どれくらい増せばいいのかと形状イメージをザックリとしたイラストに書いてみます。
今回の改造にはロックタイトの多用途補修パテを使用しました。
ポリ製品やゴム、軟質ビニールやナイロン、シリコン樹脂には使用できませんが、木、金属、ガラス、プラスチックやコンクリートなど結構幅広く使えます。
エポキシパテで、1剤と2剤を混ぜて使用しますが、筒状になった1剤の中に2剤が入っていて、使う分だけ切り出せる手軽さと、使用後の残りはケースに収納しておけるので乾燥しにくいという利便性もあって使い勝手がいいんですよね。
価格的には48gが2本入ったヤツの方がお買い得だったりします。
良く練ったパテをウッドグリップに盛り付けていきます。
水で濡らしながら使えば伸ばしやすくもなるので、表面の凹凸が少なく出来ます。
意外と速乾性はあるので、1時間くらい硬化させれば軽く削りだしは出来るので、粗方の形状を出していってから完全硬化を待ちます。
上の方が少し凹んでいってますが、握った感じだと大きな影響はなさそうなので細かい事は気にしません。
また、グリップを盛り上げた事によってベース部分が凹む形になってますが、Nikon Z30のようにグリップ付きでグリップ部分にシャッターボタンがあるカメラと違って、軍幹部にシャッターボタンがあるので、シャッターボタンに人差し指を置くと小指は取り付けたグリップ部分に乗るので、凹んだ部分は全く影響しません。
イラストの時はマウント側は垂直な感じにするつもりでしたが、高さが増した分だけ垂直じゃなくても指掛かりがよくなったので、若干の角度調整に済ませました。
ハンドストラップを手首に通して、グリップだけに指をひっかけてカメラを持ってみてもシッカリ指掛かりで止まるようになったので、形状的にはこれでいいかも。
という事で、耐水ペーパーの荒めのやつで粗削りした後、耐水ペーパーの2000番で表面をヤスリ掛けしていきます。
表面処理が粗方終わったら、今度はサフ吹きをしました。
最終的に形を少し整えて、グリップ部分に貼るレザーを貼っていきます。
黒が無かったので昔Zfcのグリップをカスタマイズする時に残っていた小豆色のレザーを貼ってみました。
ブラックの革ボディに小豆色のレザーはちょっと浮いた感じがしますが、意外と悪くない感じになってます。
という事で、グリップ部分をソフト99のつや消しブラックで塗装しました。
プラモ用よりも耐久力も高そうな気がするし。
最終的にグリップ部分に何かしらのレザーを貼るとは思うんですが、エクステリアをナイトブルー辺りにしたいなと思っているので、実際にエクステリア張替えとかの後に買うかも。
LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.でも片手でグリップに指を掛けて持てるようになったので、ハンドグリップでの移動時の持ち歩きもかなり快適になりました。
因みに今日のお供は周八枚を付け持ち出しています。
これからLUMIX S9用のグリップなど色々と発売されると思いますが、こんな感じで自分用のグリップを作ってみるのも面白いんじゃないでしょうか。
作っている最中にAmazonに登録されていたアイテムですが、こういったしっかりしたグリップのベースプレートもあるみたいですよ。