LUMIX S9を結構ガッツリと使っている割に、使用しているレンズのほとんどがLUMIX S 26mm F8とAstrHori 50mm F2というマニュアルフォーカスレンズだったりするので、ちょっと思い直してLUMIX S 28-200mm F4-7.1 Macro O.I.S.を付けて持ち出してみました。
28-200mmという高倍率ズームとしてはかなりコンパクトな部類に入るとは思うんですが、LUMIX S9で使うにはやはり少し大きいかなとは感じますね。
テレ端でも65cmまで寄れるので、焦点距離を145mmにしても結構撮り易いです。
F6.4ですが、後ろはかなりボケてます。
LUMIX S9でLUMIX S 28-200mmを使用するにはちょっと大きい感じがすると書きましたが、結構寄れるレンズなので普段使い用としてはめっちゃ使い勝手がいいです。
また、ハイブリッドズームを使用する事で、最大で624mmまで焦点距離を延ばす事が出来るので、意外と旅行に行くのもLUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.があれば大丈夫な気もしています。
取り壊されて更地になった工場跡にポツンとノゲシっぽい花がそびえ立っていました。
このまま半年くらい手つかずで放置されるのかなぁ
アサガオの花も昔は沢山咲いていた気がするんですが、最近は見かけても花がポツポツといった感じであんまり印象に残っていません。
子供の頃は夏休みの観察対象の定番だったんですけどね。
いつもの乗車位置からハイブリッドズームの下限サイズXSで、最大倍率の約3倍になる624mmで撮影しました。
1920x1280の画素数なので解像感は落ちますが、かすみの除去とかを使えば多少は改善されるでしょうしね。
そもそもガチで望遠撮影をする場合だったら望遠レンズを持って行くであろうことを考えると、普段持ち歩いているコンパクトなシステムでこれが撮れるという事に意味があると思うんですよ。
因みにMサイズの約2倍になる396mmで撮影するとこんな感じ。
そもそも夏場で空気がかすみ気味なので遠くを撮るとあんまりパッとしないかもしれません。
通勤途中に空を見たら月が見えたので、高層マンションの一角を対比物として入れて撮ってみました。
LUMIX S1の時にもクロップズームは存在していたようなんですが、EXテレコンとして使用しただけだったんですよね。
まぁLUMIX S1の時はボディのサイズが大きすぎるというのもあったんですが、持ち運びしやすいコンパクトボディに持ち歩くのに便利なサイズのレンズという組み合わせで使用するクロップズームというのは、実はかなりとんでもないレベルで便利だなと思いました。
普通に使うのであればLUMIX S 20-60mm F3.5-5.6の方が明るくていいと思われがちですが、ハイブリッドズームを使う事で600mmのレンズという考え方をするのであればLUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.の方がほんの少しのサイズ差で焦点距離が遥かに伸びるので、ちょっと大きいよなぁというのは全然許容範囲になります。
20-60mmよりも28-200mmの方が60mm時点では明るいですしね。
クロップを使用すると流石にAPS-Cやマイクロフォーサーズのオリジナル機体には画素数ではかないませんが、場面に応じてシームレスにいい所取りが出来るというのは本当に有り難いです。
特にクロップズームは50mmの単焦点レンズが最大で150mm相当まで化けるわけですから、ふとした時に足りないところに届く便利さというのは凄く助かります。
一方、レンズ名にMACROが入っている事から分かるように、ワイド端ではハーフマクロ撮影が行えます。
LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6は26mm時に0.43倍とハーフマクロに近いサイズで撮影する事が出来ますが、マクロ撮影をするならやはりハーフの方が便利ですしね。
別にハーフマクロで撮影しなくても、当然ながら普通に28mmとして撮影すればいいので、かなり自由度は高いです。
最短撮影距離ギリギリを攻めるとかでなければ、このレンズでピント合わせに苦労した事はほぼないかもしれません。(風で被写体が揺れるとかは除いて)
まぁ寄れるレンズなので望遠気味にして寄って撮ればボケも作れますしね。
あんまりややこしく考えなくて、気のままに使えるレンズという感じなので、適当にあれこれ撮りたいという感じでLUMIX S9を使うのであればいい組み合わせだろうなと改めて思いました。
アイキャッチ画像と同じ時にSample LUT3で撮影した写真。
日差しがあって色がハッキリしている今のうちにLUTを弄って自分好みのカラーを作っておきたいところですね。
そのためにはサンプルに出来る写真を色々と撮りにいかないとなぁ・・・