別に何か意図があるわけではないんですが、なんとなくLUMIX S9で一部の色残しな撮影が出来るスポットカラーなLUTを作ってみました。
![LUMIX S9 + LUMIX S 18-40mm F4.5-6.3](https://mossariweb.net/wp-content/uploads/2024/12/P1015373.jpg)
作ったのは赤と黄色の2色のみ。
LUMIX Labアプリの[ツール]の中にある[HSL]で特定色以外の彩度をマイナスに吹きり切ってしまうだけで出来るので、こまごまとした調整が分からないといった方でも簡単に作れたりします。
本当なら赤とマゼンダを残せば赤系になるんでしょうが、今回は赤だけを残すようにしています。
標識も赤だけがごっつい目立つようになりました。
![LUMIX S9 + LUMIX S 18-40mm F4.5-6.3](https://mossariweb.net/wp-content/uploads/2024/12/P1015374.jpg)
他の色の彩度が落ちるので赤以外がモノクロになりそうなイメージがあるかもしれませんが、撮影したものの中に存在する赤色成分にも反応する形になるので、背景によっては赤が浮いてくる場合もあります。
赤だと最初の方の赤く染まった葉っぱとかなら引っかかりますが、その他になってくると意外と収まりはいいかもしれません。
![LUMIX S9 + LUMIX S 18-40mm F4.5-6.3](https://mossariweb.net/wp-content/uploads/2024/12/P1015371.jpg)
因みにサザンカの花のフチがグレーになっていたりするのはマゼンダの彩度を無くしたから。
マゼンダを残しておくと、このグレーになった部分の色が残って綺麗な花になってくれます。
こういった花を撮る時でも緑の葉っぱの色が浮いてくる感じもないので、意外とマゼンダも残して赤系としてもいいのかもしれません。
一方、これが黄色になってくると結構話が変わってきます。
というのも、黄色だけを残した状態で撮影するとこんな感じになります。
![LUMIX S9 + LUMIX S 18-40mm F4.5-6.3](https://mossariweb.net/wp-content/uploads/2024/12/P1015377.jpg)
意外と葉っぱに色が残っているように思えませんか?
HSL中でグリーンの彩度を落としても、葉っぱの緑の中にある黄色の成分が出てしまっていると思われます。
なので、意外と綺麗な黄色残しにはなりませんでした。
いっそ輝度とかもガッツリ落とした方がいいのかもしれません。
とはいえ、草花のようなアップでなければそこまで緑の色が目立つわけではないので、こんな感じで黄色の印象がハッキリと残ります。
![LUMIX S9 + LUMIX S 18-40mm F4.5-6.3](https://mossariweb.net/wp-content/uploads/2024/12/P1015375.jpg)
前回アップしたラバーダックのように、印象的なものだけを際立たせてやるのには結構使えるかなぁと思うので、またどこかに撮影に行った時にでも使ってみようかなと思います。