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Nikon ZfファームウェアVer2.0の内容とNikon Z5IIとの比較

2025-04-08

本日、2025年4月8日に待望のNikon Zf用ファームウェア、Ver2.0が配信されました。

Nikon Z5IIが発表された時にVer2.1時点でのZfとの違いをざっくりと記載していたんですが、Ver2.0になったので違いをまとめたいと思います。

 

Nikon Z5IIとZf(Ver1.21)の比較

Nikon Z5IIはZfがベースになっていますが、こまごまとしたところが変わっています。

ニコンのサイトでも比較はできるんですが、違っている部分を簡単にまとめてみました。

※ボディのデザイン自体が全く違うので、サイズとか重さとかは割愛しています。

因みにZfのファームウェアVer2.0になってハイレゾズームが使えるようになったので、表には赤文字でハイレゾズームを反映しています。

Nikon Z5IINikon Zf
記録メディアSDカードスロットx2(UHS-II対応)SDカードスロットx1(UHS-II対応)
microSDカードスロットx1(UHS-I対応)
ファインダー明るさ調整(マニュアル18段階)明るさ調整(マニュアル13段階)
シャッタースピード1/8000~30秒(ステップ幅:1/3、1/2、1ステップ)メインコマンドダイヤル時:1/8000~30秒(ステップ幅:1/3ステップ)
シャッターダイヤル、メインコマンドダイヤル時:X(フラッシュシンクロ)
連続撮影速度低速連続撮影:約1~7コマ/秒
高速連続撮影:約7.8コマ/秒(オート、メカシャッター時)
 電子先幕シャッター時:約9.4コマ/秒
 サイレントモード時:約10コマ/秒
高速連続撮影(拡張):約14コマ/秒
 サイレントモード時:約15コマ/秒
ハイスピードフレームキャプチャー+
 (C15):約15コマ/秒
 (C30):約30コマ/秒
低速連続撮影:約1~7コマ/秒
高速連続撮影:約7.8コマ/秒
高速連続撮影(拡張):約14コマ/秒
ハイスピードフレームキャプチャー+(C30):約30コマ/秒
露出補正範囲:±5段、補正ステップ1/3、1/2ステップに変更可能範囲:±3段(露出補正ダイヤルをCに設定時は±5段)、補正ステップ1/3ステップ
フォーカスポイント273点(シングルポイントAF時)
299点(オートエリアAF時)
(静止画モード、FX)
273点
(静止画モード、FX、シングルポイントAF時)
調光補正範囲:-3~+1段
補正ステップ:1/3、1/2に変更可能
範囲:-3~+1段
補正ステップ:1/3
動画記録3840x2160(4K UHD):60p/50p/30p/25p/24p
1920x1080(FHD):120p/100p/60p/50p/30p/25p/24p
1920x1080スロー:30p、25p(4倍スロー)、24p(5倍スロー)
3840x2160(4K UHD):60p/50p/30p/25p/24p
1920x1080(FHD):120p/100p/60p/50p/30p/25p/24p
ファイル形式NEV、MOV、MP4MOV、MP4
映像圧縮方式N-RAW(12bit)
H.265/HEVC(8bit/10bit)
H.264/AVC(8bit)
H.265/HEVC(8bit/10bit)
H.264/AVC(8bit)
録音装置内臓ステレオマイク、外部マイク使用可能、マイク感度設定可能、アッテネーター機能、録音帯域設定、風切り音低減機能内臓ステレオマイク、外部マイク使用可能、マイク感度設定可能、アッテネーター機能
動画のその他の機能RAW動画記録時の再生用動画(プロキシー動画)の同時記録、ハイレゾズームハイレゾズーム
RAW動画記録画素数フルサイズ(FXフォーマット)
 4032x2268:30p/25p/24p
APS-C(DXフォーマット)
 3984x2240:30p/25p/24p
動画露出補正範囲:±3段、補正ステップ1/3、1/2ステップに変更可能範囲:±3段、補正ステップ1/3
バッテリーパックパワーバッテリーパックMB-N14/MB/N11が使用可能

冒頭の記事でも書いたんですが、ZfとZ5IIを比較すると、ほぼほぼ動画部分のみがアップデートされているので、静止画メインでZfでも持ちにくいとか使いにくいとか感じないのであればわざわざZ5IIに乗り換える必要はないのかもしれません。

個人的にはZ9で地味によく使うC15がZ5IIに搭載されているのはいいなあとは思うんですが、流石にその為に買い替えというのは費用対効果を考えても勿体ないね・・・(´・ω・`)

というところがファームウェアVer1.21時点でのZfとZ5IIの比較の感想でした。

ここからZfファームウェアVer2.0の変更点を記載していって最終的な比較をしてみようと思います。

 

Nikon ZfファームウェアVer2.0のアップデート内容

一番大きなアップデート内容といえばNikon Imaging Cloudに対応したというところでしょうけど、細かいアップデートが色々と入っています。

全部上げるとキリが無いのである程度ザックリと書いていきます。

  • Nikon Imaging Cloudに対応
  • NX Studioで作製したフレキシブルカラーベースのカスタムピクチャーコントロールの読み込みに対応
  • 被写体検出に個別で【鳥AF】を追加
  • 副スロットで「JPEG+JPEG分割記録」選択時の画像記録サイズにLサイズを追加
  • 動画の階調モード「N-Log」時に低ISO感度(Lo 0.3~Lo 2.0)を追加(ISO640相当~ISO200相当の減感が可能)
  • 動画撮影機能にハイレゾズーム機能を追加
  • 再生時iメニューに画像編集機能のカスタマイズが追加
  • ISO感度ダイヤルの感度自動制御をCとその他で個別設定が可能になった(Cの時だけISO感度自動制御にできる)
  • フォーカスポイントの太さを1~3の3段階から選択が可能になった
  • MF撮影時にシャッター半押しで拡大表示解除が追加
  • レンズ情報手動設定の焦点距離と開放絞り値が任意の値を入力できるようになった
  • 撮影画面の表示が最大400%まで拡大可能になった
  • MF撮影時に表示される距離指標に距離表示機能が追加
  • ファインダー表示サイズが動画モードでも使えるようになった

ザックリと書いたつもりなのに多いな・・・(;´Д`)

 

何気にめっちゃ嬉しいアップデート

CP+2025に行かれた方だともう既に触られてるんでしょうけど、絶賛スルーだったし色々あったのであまり情報を見ていなかったので、個人的には結構嬉しいアップデート内容でした。

Nikon Imaging Cloudに対応というのは順当な事なので触れませんが、赤文字にした部分は特に有り難いと思うアップデート内容で、赤線の部分はちょっと嬉しい追加機能だと思う点ですね。

別に野鳥をメインに撮っているわけではないんですが、鳥AFの便利さは結構実感しているので素直に嬉しいです。

2倍で十分と言われそうですが、ピーキングのサイズが4倍まで出来るようになったのはいろんなレンズを使う自分としてはめっちゃ嬉しいですし、焦点距離が微妙なレンズや開放F値が独特なレンズもレンズ情報に入れられるようになったのも嬉しいです。

赤線部分の内容も、再生時のカスタマイズってのもカメラでいちいちRAW現像に入らなくてもアクティブDライティングを撮影後に変更したりとか、よく使う機能だけを選んで出しておけるので手間が減っていいと思いますし、たまにフォーカスエリアがどこに行ったか分からなくてセンターに戻したりしてるので、枠線の太さを強調できるのは地味に助かりそうな気がします。

ここでは記載していませんが、当然ながらBug Fixも行われています。

 

赤枠の太さとのってないけど便利なAF循環

AF赤枠の太さが1~3で選べるようになったわけですが、枠線の違いは以下のようになります。

左から1,2,3の順番で、一番左が従来の太さの枠になります(2重になっちゃってますが(;´Д`))

3にすると存在感がありすぎて逆に見難いと感じたので、2くらいがちょうどいいんじゃないかなと思いました。

3を選ぶとしたらめっちゃ明るくて液晶が見にくい晴天時にモニターを見ながら撮影するときくらいかなぁ・・・

 

で、そのフォーカスポイントの枠線を変更できるメニュー画面のなかに、「フォーカスポイント循環選択」が追加されました。

これをONにすると、画面端にAFポイントが行き切った後に反対側から出てくるという使い方ができるようになります。

例えば、AFポイントが右端寄りにある状態で左寄りにしたいといった場合、従来だといったんEVFから目を離してタッチAFで液晶を触って移動させるか、十字キーの左を押しっぱなしという使い方でしたが、十字キーの右で右端に行ったら左端からAFポイントが出てくるのでショートカットができるようになります。

構図をどうしようか悩んでるときに端to端ってよくやるのでこれは地味に嬉しいアプデですね。

当然上下でもできます。

 

Nikon Zf(Ver2.0)とZ5IIとでの比較した場合

Z5IIを触りに行く余裕が無いので、もしかすると今回のZfでのアップデート内容はZ5IIに搭載済みだったりするのかもしれませんが、Ver1.21の時に比べてかなり静止画撮影に向いたアップデートがされたと思います。

動画に関してはN-RAWフォーマットでの動画が撮れるようになってますし、風切り音低減機能なども搭載されているので、動画メインの方はZ5IIがコンパクトでいいんじゃないかと思うんですが、静止画メインで考えると、個人的にはアップデートによって本当にC15が使えるかどうかの違いだけという感じになってしまったので、1.21の時よりも買い替える意味が薄れた気がします。

新しい物好きとかバランスタイプの機種が好みの方ならZfから買い替えるのもアリなんでしょうが、見た目以上に使い勝手が向上していると思えるので、Zfのままでも全然いいんじゃないでしょうか。

 

まとめ

個人的な感想としてはZfは今まで以上に静止画撮影に寄ったアップデートがされたんじゃないかなぁという気がします。

自分が今ではほぼ動画を撮影していないので、静止画寄りというバイアスがかかっている可能性もあるんですが、実際に写真撮影のみで使っていて「もうちょっと改善してほしい」と思っていた部分がアップデートされているのを考えると、他機種との差別化を図っているのかなと思っています。

もしかすると、クラシックスタイルなカメラボディなので、動画撮影と静止画撮影の利用者の割合が他のカメラと違ったりしていて、静止画よりと受け取れるような変更をしていってるのかもしれませんけどね。

ま、何でもかんでも動画寄せられて行く事を考えたら十分に有り難いアップデートだと思います。

ついでにVer2.1辺りでZfにもC15を追加してくれないかなぁ・・・

 


 

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tomo

■兵庫県在住 ■デジタル・フィルム問わず、カメラを持って街中をウロウロして撮影した写真を公開しています。時々カメラ以外の記事も公開中。 コメントなどありましたらお気軽にどうぞ。 当サイトはアフィリエイト広告で収益を得ています。 アフィリエイトやサイトの詳細はプロフィールページでご確認いただけます プライバシーポリシー・免責事項 プライバシーと Cookie の設定 お問い合わせはこちら

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