はじめに
なんとなくイヤホンのケーブルでも買おうかなと思ってAmazonを眺めていたんですが、ここ最近は暖かくなってきたので寝る時に使っているredmi buds 6 playでも耳の中が蒸れる感じになってきました。
そこで、方向性を変えて耳を塞がないという言われ方のイヤホン、イヤーカフ型のものもありかなぁと・・・
全く興味がなかったので、店頭で試したこともないどころかイヤーカフ型の実物を見たことすらなかったので、ものの試しに買ってみました。
別に安いのでいいんじゃね?
イヤホンの選び方としては実際に聞いてみての音質とかコスパとか純粋に値段とか色々あると思うんですが、「耳穴を塞がない」というのがどの程度なのかが分かっていないのもあるんですが、ノイズキャンセリングイヤホンのような外音取込ではなく物理的に耳穴を塞がない状態だと色々な音が入ってくるという状態になると思うんですよね。
いいノイズキャンセリングイヤホンで音楽に集中するとか、周囲の音を消すというのとは全く違う方向性になるので、音楽はあくまでもBGM扱いになるのかなと・・・
iそうなると、いい値段の音質にこだわったものを購入するよりも、安くて室内で使えるのに十分なものだったらいいかなぁということでUGREENのHi Tune S3が安くていいかなと思ったんですよね。
¥1,980とかの安い奴もあるんですが、同じ中国とはいえ全くよくわからないところのものよりもUGREENの方がなんか安心感があるじゃないですか。
ということで早速現物を見ていきたいと思います。
UGREEN HiTune S3の外観とスペック
パッケージと外観・付属品
パッケージは既に見慣れてしまった感のあるUGREENの紙パッケージ・・・ではなく、なんか黒ベースのパッケージでした。

パウチ型のケーブルなんかだと名前の通りにグリーンのパッケージだったので、なんかぱっと見だとUGREENという感じがしませんでした。
セット内容はこんな感じ。

充電ケース(イヤホン本体入り)、USB A to Cのショートケーブル、クリーニングワイプらしきもの、そして取説と保証書。
取説は各項目ごとに各国語で記載されています。
ケースから取り出した本体はこんな感じ。

ケースはツルツルのタイプでRedmi buds 6 playのケースと同等です。
一方のイヤホン本体はめっちゃピカピカ。
おかげで無駄に反射しまくりw
汚れが付着しにくいようにコートしているとかだったらいいんですけどね・・・
充電用のType-Cポートは背面にあります。
イヤホン自体が形状的にケースの長さが必要なのでこういった形になったんでしょうが、この形状ゆえにケース自体は自立しません。

USBポートが底面にあれば意外とすっきりした形になるんでしょうけど、地味に充電する時にケーブルの位置がしっくりこない感じ。
なんかAppleのマジックマウスを充電しているような感じです。
ケースの大きさはこんな感じで、安いワイヤレスのRedmi buds 6 Playの方が小さくて持ちやすかったりします。

厚みはそんなに変わらないんですが、Hi Tune S3の方がより丸みがあるのでちょっと持ちにくいかなと感じました。
ただ、正直慣れの部分もあると思うので、そこまで気にしなくてもいいかと。
本体はドライバーユニットとバッテリー部分が形状記憶ワイヤーで接続されています。

向かって右の部分がバッテリー&コントローラー側で、左のメッシュがあってめっちゃ映り込みしている方がドライバー側になります。
というか、どっちもめっちゃ映り込みするんよ・・・(;´д`)
充電ケースの中はこんな感じになっていて、コントローラー側の接点で充電します。
今だと普通の磁力でユニットを吸着して充電するタイプになっています。

普通のイヤホンだったらLRがはっきりしていますが、この形状だとどっちがLだかわからなくなりそうですが、L側にRのユニットを入れようとしても磁力が反発してケース内に収まらないようになっています。
充電中とか諸々の情報はこのLEDのみで判断する形になりますが、他のイヤホンも大体そうなので特に不都合はないはず。

ケースに%表示がついていても全くアテにならないのが多いしね。
UGREEN HiTune S3のスペック
UGREEN HiTune S3のスペックは以下の通り
製品名 | UGREEN HiTuneS3 |
モデル名 | W209 |
ドライバー | 12mmコンポジット振動板 |
Bluetoothバージョン | 5.4 |
Bluetoothプロトコル | HFP/AVRCP/A2DP |
オーディオコーデック | AAC/SBC |
接続距離 | 最大10m |
防水性能 | IPX5 |
本体バッテリー | 50mA |
充電ケースバッテリー | 500mAh |
再生時間 | 最大7.5時間、充電ケース使用で最大30時間 |
充電時間 | 本体1.5時間、充電ケース2時間 15分の充電で最大2時間の再生が可能 |
充電ポート | USB Type-Cポート |
本体重量 | 片側5.3g |
販売価格 | Amazonで¥3,298(2025/5/18現在) |
低価格イヤホンとしては普通のスペックといった感じです。
商品ページには恐らく前機種に対しての比較だと思うんですが、98%音漏れの低減、33%の音質再現性の向上という記載があります。
オープンである以上は音漏れはどうしようもないと思いますし、音質に関しても前述したように音にこだわるなら違うものを買う方がいいんじゃね?というスタイルなのでこの辺りは全く気にしていないというかどうでもいいかな・・・(;´д`)
UGREEN HiTune S3を装着してみた感想
実際にUGREEN HiTune S3を装着してみた感想を書いていきます。
装着感
形状記憶ワイヤーの強さはめっちゃ強いわけでもなくて、こうやって指を挟んでみると血中酸素濃度を計測するやつのほうが強いくらいの圧。

耳に付けた感覚で言うとイヤリングみたいなものかなぁ・・・という感じでした。
長時間耳につけてみてもそこまで痛くなる事はないかなぁというレベルの圧なので、ながら使いにはちょうどいいかもしれません。
イヤリングのようにズレて落ちるような感覚もないので、普通に軽いフィットネスだったら大丈夫かと思います。
で、ドライバー側は耳の穴に届く事はなく、耳の穴の後ろ側にあるコンチャ部分に来る感じになりました。
この辺りは装着の仕方で多少誤差が出ると思います。
コントロールする部分が耳の後ろ側にくるので、操作にはちょっと慣れが必要かもしれません。
音質について
SBCとAACにしか対応していませんが、iPad mini 6thに付けて寝る時にYouTubeなんかをみてる感じだと全然音質は悪くないですね。
ただ、音楽をちゃんと聴こうとすると、直接耳に入れるわけじゃないのでどうしても音はちょっと落ちる感じになります。
とはいえ、上でも書いていますが、このイヤホンは周りの音を聞きながらイヤホンから音を流すという目的のものなので、音質がどうこうというのはナンセンスなんじゃないかと思います。
音漏れ度合い
ボリューム1の音量で寝る時に垂れ流しにするのには全然音漏れは気にならない感じですね。
当然ですが電車内で使うなんて無謀なことをしなければ気にする必要はないと思います。
恐らく電車内で普通に視聴しやすい音量で聴いていたら有線のオープンイヤホン並みにダダ漏れだと思います。
まとめ
イヤーカフ型のイヤホンを初めて使ってみましたが、耳の中が蒸れてしまう事がないので快適さはめっちゃいいなと思いました。
耳に掛けるタイプだとメガネ使用者だと装着感がよろしくないのと着脱時に面倒だったんですが、このイヤーカフ形状だとメガネの着脱にもイヤホンの着脱にも全然邪魔にならないし、使用目的が日常仕様で何らかの音を垂れ流しという『ながら使い』であればイヤーカフ型イヤホンってめっちゃいい選択肢なんじゃないかなと思います。
また、寝る時に使っても耳が痛くなることもないので夏場はこれを片耳ずつ使い分けていこうかなぁと思います。