はじめに
ぶっちゃけ当初は全く興味すらなかったものの、発売直前に意外と面白そうじゃね?ってのを馴染みのカメラ屋で気付いて、その流れで予約して購入したものの、サードパーティー製のオプション品は軒並み完売という状態になっていました。
それからAmazonで3個セットの安いソフトレリーズボタンをつけてみたりとか・・・・
なんとなく見た目用にベースグリップを買ったりしました。
本当はレザーケースの方が気になったんですが、トップカバーなんてフィルムカメラ時代もほぼ使わなかったし、撮り始めたら邪魔になるしなぁ・・・・って記憶があったのでシリコングリップにしたんですよね。
そんな中、どのパーツよりも真っ先に注文していたSmallRigのSR5214、FUJIFILM X half 用 マグネティック式UVフィルターがようやく届きました。
正直、X halfのサイズとかスペックというか立ち位置で考えたら別にフィルターを付ける必要性もない立ち位置だとは思うんです。
ただ、価格を考えたらあんまり雑に扱えないので、フィルターは付けておきたいと思ったんですよね。
注文時にはすべて在庫切れだったケースやサムレスト、グリップなどが徐々に在庫ありになる割合が多くなってきているので、一番オーダーがありそうなUVフィルターもこれから落ち着いてきそうです。
ようやく届いたフィルターを装着すると・・・
そんなわけで、とりあえず開封。

箱はとてもコンパクトで、普通にポストインできるくらいの梱包なので、置き配が嫌な人でも大丈夫そう。
中を開けたらフィルターケースに入ってました。
おそらくは小型フィルター用で使い回しなんでしょうが、フィルターに対してケースが大きく感じます。
ケース単体の一辺あたりの長さはX half本体の高さよりも長いので、ケースを持ち歩くとなるとちょっと邪魔・・・

裏面はこんな感じで4つのマグネットが付いていて、X half本体のレンズ銘板部分に吸着するようになっています。

裏から見ると3段になっていて、一番内側が銘板にくっつくところ、2段目がレンズの鏡筒外部と同じ厚さ、一番下がレンズよりはみ出す形になります。
察しのいい方はこの言葉だけで全てが分かるかと・・・
早速装着。

見た感じも悪くないんですが、この記事タイトルで絶望って書いた理由は上でも書いたようにレンズから少しはみ出すんです。
レンズの埃がめっちゃ目立つんですが、そこはおいといて、微妙な差ではあるんですが、下の写真のように少し飛び出す形になります。

装着自体は本当にフロントに合わせるだけで磁力で吸着するんですが、磁力はそんなに強くないので上から手ではたくような当たり方をすると外でも簡単に落ちちゃうかもしれません。
なんちゃってMagSafeにしたXperia1VIにMagSafe対応のアイテムを付けた方がはるかに磁力が強い。
当たり方次第で簡単にポロっと落ちるので注意が必要です。
それ自体はそういったものとしてわかるんですが、肝心なのはレンズキャップが使えなくなる事。
難点:レンズキャップが使えない
この商品はUVフィルター本体と『クリーニングクロス』のセットなので、キャップがない事自体は問題じゃないんです。
ただ、レンズキャップが付属していなければ普通はカメラ本体付属のものが使えると考えてしまうのに段差がある関係で純正のキャップは使えないという状態になりました。
無理やりハメれなくもないけど、キャップを外すと挟まっている抵抗の方が強いので、もれなくキャップ内部にフィルターが付いてきてしまい、外すのに苦労します。
という事で、この商品を使うにはフィルターだけをつけてレンズキャップレスで持ち歩く(現実的ではない)か、使用時にフィルターをいちいちケースから出して装着して、鞄にしまう時にはフィルターを外してケースに入れるという面倒くさい運用になります。
同社からフードやケースなどのアイテムが同時発売されている事を考えると、レンズフード内にこのUVフィルターを付けて、同社のフルカバーカメラケースに入れて持ち歩けっていうシステム的な使い方が大前提として考えられているアイテムなのかもしれません。
いや、それだったらSmallRigの製品ページに乗っているイメージ写真には隣にレンズキャップが置かれているので、普通に使えるって思ってしまうんだから、キャップが使えないんだったら写真からキャップは消しておいてほしかったなぁ・・・と思います。
てか、純正キャップが使えなく事くらい書いておいて欲しかったなぁ・・・
という事で、X halfにフィルター単体を付けて使うつもりの方にはSmallRigのUVフィルターはおススメ出来ないなぁと思いました。
一応打開策はあるんですけどね。
解決法:JJCのアルミレンズキャップを小改造する
因みにですが、JJCからはアルミニウム製のX half用レンズキャップも発売されています。

こっちは¥1,550くらいなんですが、純正のパカパカ感が無いのでいいかもしれません。
包装はこんな感じで、シルバーとか他の色もありました。
ケース前面にはシボ加工がされているので、実際に装着した時には一体感があります。

一応前提としてはこのレンズフードはフィルターなしのX halfにぴったり合うようになっています。
とはいえ、裏面を見ると厚めのクッション材が側面に貼られていてそれがテンションになっているだけなので、この側面のスポンジ的なやつをベリベリと剥ぎます。

そして剥がした部分に薄い生地を貼るとか布テープのようなものを貼り付けて厚みを調節してやればOKです。
剥がして貼るだけで削ったりだとかはなくて側面の調整だけなので、基本的には誰でも出来るハズ・・・

自分はパーマセルテープよりも安価で使い勝手は変わらないのでアセテート布絶縁テープを幅詰めして使用しました。
こんな感じで1重では少し圧が足りなくてカパカパになってしまったので、部分的に二重になるように調整しています。

厳密にやるのであれば、調整が完了した後に部分的に二重にしたものを先にキャップに貼りなおして、その上からぐるりと一周綺麗にテープを貼る方が見栄えはいいかもしれません。
この作業だけでSmallRigのフィルターを付けていてもキャップとしてちゃんと使えるようになります。
あと、このレンズキャップの何気に便利なところがこれ。

中央の金具部分がねじ込み式になっていて、キャップとストラップを着脱する事が出来ます。
間にOリングが噛ませてあるので、意外と緩みにくい感じにはなってるんですが、取り外してポケットとかに入れた時に紛失しないように気を付けましょう。
普通にフィルターとしては特殊でそれなりにいい値段なのに1,500円も追加しなきゃいけないってのは残念ですが、SmallRigのUVフィルターを買ったらキャップが使えなくて絶望した方にはおススメの方法かと思います。
値段はするけどトップのシボ加工もあるので純正のものよりも一体感が増しますしね。

それこそX-E5やX-M5くらいのレンズ交換式だったらレンズフードを付けてもいいかなと思うんですが、X halfの場合はレンズフードを付ける事で厚みが倍になってしまうのはちょっと違うかなと思ってUVフィルターだけでいいと思ったんですが、まさかこんだけ面倒臭いというか手間になるとは思いませんでした。
とはいえ、厚みが無い分だけ不意にレンズに触れてしまうという事故もあるあるだと思うので、UVフィルターは付けておいた方が安心感はあるので、解決策があってよかったと思いました。
今から買うならJJCの方がオススメ
もし、X halfを買ったものの、なかなかUVフィルターが手に入らなくて悩んでいたり、これからX half用のフィルターを買おうと思っているのであれば、JJCからもUVフィルターが発売されてい流のでそちらの方がオススメです。
こちらならレンズキャップも付いているので、上で書いていたようなごちゃごちゃした手間も必要ないし、なんなら価格もこっちの方が少し安いまであるので、今から買うならこっちかなぁ。
今から注文しても8月中旬なんですが、せめてSmallRigのUVフィルターが発送される前に商品登録されてたらSmallRigのをキャンセルしてこっちを待ったのになぁ・・・(´・ω・`)
現状だとまだ海外発送のようですが、安定しだしたらAmazonの倉庫にストックされてAmazon発送になるはずなので、急がないのであればそれまで待つのもいいかもしれませんね。