最近はあんまり被写体になるものが無いなぁ・・・なんて事を毎日のように書いてるわけなんですが、本当に毎日の通勤経路だけで写真を撮ろうとすると、丁度季節の変わり目になると花とかも殆どなくて撮るものがほぼ無いので本当に困るわけです。
しかもまだまだ暑いので、手前の駅で降りて歩くとかって行為がかなり無謀だったりしますからね。

という事で、どのカメラとレンズを付けていっても(鳥とか猫とかを除くと)ほぼ変わらない状態なので、こういう時こそ物理的にカメラを楽しむ時かなぁと思ってX halfを持ち出しました。
あんまり使う事のない2in1写真で何かできないかなぁと思って遊んでたんですが、こんなんだったら普通にパノラマ写真でよくね?って感じだなぁとか撮ってから思ったりして。

X halfの写真ってのは基本的に縦アングルのハーフサイズになるんですが、カメラを縦にすれば横向きの写真が撮れるので、横アングルでの2in1も撮れますよって事で。
まぁ2in1といっても個別の写真を1枚にするだけなので、個別の写真もちゃんと残ってるんですよね。

殆ど風なんて吹いてないのに雲がえらく流れてるので、上空では結構風が吹いてるんでしょうね。

しかし、地味に綺麗な青空なんですよね・・・
安定の百日紅。

ベルビアとか色んなフィルムシミュレーションで撮ってたりはするんですが、ミラーレス機とは違って細かい調整が出来ないので、後でちょっと濃すぎるなぁなんて思う事もあったりします。

まぁそういった部分も含めての楽しみではあるんですけど、 撮って出しではなくてスマホに取り込んでから微調整をするのであれば、スタンダードなプロビアで撮っておいてスマホでカラー調整をする方が自分の好みにはしやすいのかも。
ノールックで歩きながらなんかだとシャッターのレスポンスがそこまで速くないので、ちゃんと撮影設定の撮影モードからシャッター優先やプログラムオートを選んでおかないと、絞り優先のままではブレやすいかもしれません。

まぁそれはそれでモノクロなんかで撮っておけば全然アリな感じがしなくもないんですけどね。
以前はライトリークはある種一発屋じゃないけどそんなに多用するものでもないかなぁなんて思っていたんですが、意外と撮影するものが無い時には有難いかなと思ったりもします。

ライトリーク自体はランダムで光線漏れの光が入るんですが、ブログなんかでこういった写真ばかり続くとちょっとどうかなぁなんて思ったりもするんですが、強度もランダムだったりするので、意外と気にはならないのかな・・・
いっそファームウェアアップデートでライトリークの強度も設定できるようになればいいのに。
まぁミラーレスカメラともコンパクトデジカメともちょっと違う立ち位置のカメラだと思うので、「綺麗に写真を撮りたい」というよりもフィルムカメラの雰囲気を楽しみたいとか、ちょっと変わった写真を撮りたいってのにはいいカメラだと思います。
無目的な時にとりあえず鞄に入れておけば出先でも遊べますしね。

ただ、意外としっかり写るのは写るんですが、やっぱり写りだけで考えると「超高級トイカメラ」という感は払しょくできない部分があるので、「綺麗な写真を撮りたい」という事でスマホではなくデジカメにという人には向いていないかな。
見た目なんかは可愛いし軽いしコンパクトでいいんですが、写りとしてはスマホと変わらない感じなので、寧ろ写りを考えつつX halfよりも安価なカメラという事であればマイクロフォーサーズのLUMIX G100Dの標準ズームレンズキット、APS-CならソニーのVLOGカムZV-E10のレンズキット辺りが9万円以下なのでそちらを選ぶ方がいいかもしれません。
(一応キヤノンのEOS R100no18-45レンズキットも同様の価格なんですが、背面液晶が固定なので・・・)
しかし、X halfの面白さは唯一無二だと思うので、割り切って購入して思いっきり楽しむというのも全然アリですけど。