10月31日のレンズ発売日には雨で傘を差しながらの撮影だった事もあって、なかなかに取り扱いが難しい部分があったNIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7ですが、今朝はいい感じに晴れてくれたので再び持ち出してみました。
流石に左手に傘を持ちながらだと、カメラに手を添える程度の割合でしかないとしても安定しなくて、持ちにくくて仕方が無かったんですが、流石に両手で持てるようになると普通に撮り易くなりますね。

ただF1.7にすると明るすぎてISO-100でも1/4000秒が点滅する状態になるのと、近接寄りだとボケが大きくなってしまいがちなので、普通にある程度は絞る方が良さそうです。
ランタナをF2.5で。

そしてF4。

こっちもF4。

ピンポイントだけにピントを合わせて他をボカした作品的なものを撮るのであれば絞りは開放でいいんでしょうけど、普段使いで考えるなら少し絞って撮るくらいの方が丁度いい感じになりますね。
遠景でなんですが、なんか間違えて露出補正が+0.3になってました(;´Д`)

絞り開放F1.7。

F2.8。
そしてF5.6。

オールドレンズのように絞り開放だと極端に甘くなるという感じではないものの、絞っていくほどにシャープさが上がっている感じがするのと、開放だと周辺減光が分かりやすいくらいでしょうか。
晴天の絞り開放だとシャッタースピードが上限突破になるので、もし絞り開放で35mmの単焦点レンズとしての運用がメインなのであれば、NDフィルターなんかを
無理やりに最短撮影距離を狙わない方がいい場合もあるので、その都度絞りを調整する感じでしょうか。

中央右の蕊にピントを合わせて、横アングルで撮ったものを縦サイズにトリミングしました。

F2.8ですが、F5.6かF6.3辺りまで絞って花の形がもう少し分かる方が良かったかもしれない。
そんな風にもう少しこうした方がいいかなぁってのを撮った写真から受け取り易い感じがしますね。
マクロレンズだったら50mm F2.8でも一緒だろうって気もしなくはないんですが、更に明るいF値を使う場面が多いので、自分のイメージとの乖離が余計に分かりやすいかなと。

とりあえず、雨天時と晴天時の両方で使う事が出来たわけですが、NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7を使うなら傘を使わないポツポツくらいの雨までが限界かなぁって気がしました。
スナップ撮影用途であれば傘を差しながらでも大丈夫でしょうけど、本降り予報がある日にマクロも兼ねてで1本だけ持って行く感じのレンズではないかもしれません。
また、晴天時でも最短撮影距離ギリギリを攻めるよりもマージンを取ってほんの少し余裕のある距離から少し絞って撮る方が使いやすいなと思いました。
最短撮影距離で絞り開放だと、自分のスキルでは無風で被写体が動かない前提じゃないと無理かなぁ・・・って感じでしょうか。
まぁあんまり細かい事を考えずに好きなように使えば楽しいレンズだと思うので、35mm版換算で50mmの焦点距離が好きなら持っておいて損は無いレンズだと思います。
 
 
 
