以前に小さめな20mm以下の広角レンズが欲しいという事でPergearの12mm f2がリーズナブルでいいかなという記事を書きました。
PERGEAR 12mm F/2 Zマウントが欲しい
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この時はまだNIKKOR Z DX 12-28mm f3.5-5.6 PZ VRが正式発表されてなかったと思うんですよね。
で、件の12-28mmですが、思いのほかコンパクトで軽量だったんですよね・・・
ということで、この2つを比較してみました。
Pergear 12mmとNIKKOR Z DX 12-28mmの比較表
NIKKOR Z DX 12-28mm f3.5-5.6 PZ VR | Pergear 12mm f2 | |
焦点距離 | 12-28mm(フルサイズ換算 18-42mm) | 12mm(フルサイズ換算 18mm) |
F値 | f3.5-5.6(最小絞りF16-25) | f2 (最小絞りF22) |
最短撮影距離 | 19cm(ズーム全域) | 約20cm |
フィルターサイズ | 67mm | 62mm |
サイズ | 72mm x 63.5mm | 66mm x 59.5mm |
重量 | 約205g | 約300g |
フォーカス | オートフォーカス | マニュアルフォーカス |
手ぶれ補正 | あり | なし |
実売価格 | ¥48,510 | ¥21,699 |
こうしてみると、ズームなのにそんなに大きさの差がないんですよね。
Pergear 12mm f2のポイント
・明るさがF2
・価格が安い
という事で、夜に撮影する事が多い人や、星空を撮るのであればPergear 12mm f2の方がいいでしょうね。
価格的にも安価でサイズもコンパクトなので、広角レンズの入門用としても手軽でいいんじゃないでしょうか。
注意点としては、MFレンズなのと、当たり前ですが手ぶれ補正が搭載されていないので、昼間でもちょっと気を遣わないといけないかなぁという気はします。
ニコンのDX機でボディ内手ブレ補正が内蔵されたらちょっと化けそうですけどね・・・
NIKKOR Z DX 12-28mmのポイント
・ズームなのに小型軽量
・手ぶれ補正搭載
・AFが使える
AF、VR搭載なので手軽に使えるという点が大きいですね。フルサイズ換算で42mmまでカバーできるので、「広角寄りの標準ズーム」という位置づけで扱えるレンズになります。
50mmのレンズよりも35mmのレンズの方が使いやすく感じる人だったら、DX 16-50mmよりもDX 12-28mmの方が向いているかもしれません。
気になる点とすれば、フードが別売なのでトータルで実質5万円になるのと、ボケにくいだろうなというあたりでしょうか。
まとめ
旅行先で風景や星空とか、寺社仏閣などの広角が必要な時にしか使わないというのであれば、安価なPergear 12mmの方でいいんじゃないかと思います。
逆に普段も使いたいとか、レンズ交換が煩雑になるのが面倒臭いという人だったらDX 12-28mmの方でしょうか。
個人的にはフルサイズの14-30mmでテレ端がもう少しあればなぁと思うことが多くて、16-35mmくらいがあればなと思っていたので、DXでも換算18-42mmなら普段使いに丁度いいのかなぁなんて思ったりもしています。
どのみち、DX 16-50mmだとテレ端が短いと感じることが多いので、最近はDX 12-28mmとDX 50-250mmの2本を持ち歩く方が実は使い勝手がいいんじゃないかなんて思ったりもしてるんですよね。
買おうと思っているDX 24mmがf2だったらいいんだけど、多分f2.8だろうと思うので、似たような価格だったらDX 12-28mmと迷うかもしれません。
そんなわけで、スルー確定していたDX 12-28mmですが、よく見てみればかなりいいじゃんって思ったお話でした。
関係ないけど、ニコンの値上げ前価格で購入できるのも明日までなので、もし購入するかどうかを迷っている方がいらっしゃいましたらお早めにどうぞ。