前々から買おうと思いながら、ずっと買わずにスルーし続けていたものはレンズ以外にもありました。
そんなアイテムの1つがPLフィルターです。
昔から存在そのものは知っていたんですが、今まで一度も使った事が無いんですよね~
レンズフィルターの体験セミナーみたいなもんは無いしね。
明るいレンズを絞り開放で使いたい場合なんかに減光してくれるNDフィルターと違って、PLフィルターはなんか色々と面倒臭そうというのもあってずっとスルーし続けてきました。
微妙に値段がよろしいというのが最大のポイントではあるんですが・・・(;´Д`)
ま・・・まぁ普通のプロテクトフィルターだって反射率が低くていいやつは高いんですけど、流石に何とも分からない物にいい値段を出すんだったらプロテクトフィルターをいいやつに変える方がいいかなぁなんて思ったりしてね(´・ω・`)
本当にカメラ本体とかメーカーによってはレンズの体験なんかも出来るけど、ストロボを始めとした撮影機材のオプションなんてちゃんとした使い方とかも分からないまま「買って試せ」みたいな部分がありますからね・・・(;´Д`)
ただ、いつまでも食わず嫌いも良くないかなぁという事で、K&F CONCEPTの安いやつを買ってみました。
なんだかんだで67mmのフィルター径のものが多いので67mmを購入。
高いゴールドパッケージのやつもあるんですが、お試しだったら安い方でいいじゃろというのが理由。
カメラ本体だと安いのを買ってから上に買い替えだと差額を考えても損なので、機能面とかを考えて最初から上のやつを買ったりしますが、こういった自分的には未知のものは安いやつから入るようにしてるんですよね。
使ってみてなんとなく『合わないな』とか『面倒臭いな』とか思って使わなくなる事も多いですしね・・・
良ければ使ってみてからいいやつに買い替えてもいいし。
写真を撮るのに面倒くさいとか舐めてんのかと思われる方もいるかもしれませんが、カジュアル思考の人間からすると重要なファクターでもあるんですよね。
という事でセット内容。
マイクロファイバーのクリーニングクロスとC-PLフィルター、そしてフロントキャップがセットになったものを購入しています。
この手の先が回るものってフィルター径とフロントキャップのサイズが違う場合があって、キャップだけ後から買うなんて事が今までにもあったりしたのでセットの方が楽でいいかなと。
シャッター優先のままだったようで、画像が暗い・・・スンマセン(´・ω・`)
NDフィルターだったら基準点のマークがあるんですが、このC-PLフィルターにはそんな基準点になるようなマーク類は何処にもありませんでした。
実はロゴマークが指標になってるのかもしれませんが、取説があるわけでもないので不明。
まぁその場の光の加減で調整するものなので、見て確認しろって事でしょうから無くてもいいのかもしれません。
で、付属のレンズキャップを付けた状態。
このC-PLフィルターについていたレンズキャップは67mmで、普通にレンズに付属のキャップでも問題ありませんでした。
まぁステップアップリングを使用して使う場合なんかだと、レンズキャップが足りなくなったりするのであって困るものでもないですしね。
あとはレンズキャップ用のストラップ。
キャップのストラップホールに取り付けて使用するのは他の物でも同じですが、他社のものだとカメラストラップに取り付けて使う感じの細い紐状のものと違って、レンズ本体に通して鏡筒に止めておくみたいです。
ポケットにねじ込む派なのでどっちでもいいけど一度使ってみようかなぁ・・・
という事で、カメラ本体なんかは事前にある程度調べて買ったりしますが、こういったアイテムは「習うより慣れろ」で使っていく方なので、基本的な使い方とかも調べずに適当に使ってみました。
どうでもいい話ですが、ゲームなんかも昔から取説とかは読まない方です。
手持ちなので角度が変わってますが、PLフィルターなしはいつもの感じですが、PLフィルターを付けた方は水の汚さがハッキリしてますね。
焦点距離は間違ってちょっと変わってますが、PLなしが35mm、ありが33mmです。
こちらは共に33mm。
右下の方を中心に草の映り込みがごそっと消えてますが、左上に行くにしたがって効果が弱くなって、完全に左上は効果が無くなっています。
光の入り方によって変わって来ると思うので、いい感じの場所を探さないといけないっぽい。
焦点距離は85mm。
中央辺りのガラス部分にお店の向かいにある階段が写り込んでいますが、PLフィルターを使うとかなり軽減されています。
ただ、その隣の出っ張った部分のガラスに写り込んでいる障子はどちらもそんなに変わっていないので、光の入り方によっては効果が無いんだなという事が分かりますね。
焦点距離は97mm。
窓ガラスや大理石への写り込みが大きく軽減されています。
ここだけちょっと効果が大きくなりそうなところを見ながら撮ったので、PL無しと比べて少し寄って撮っています。
NDフィルターだと全体的に減光されますが、PLフィルターだと光の影響を受けやすい白い花なんかは少し撮り易くなるかなと感じました。
そんなわけで初めてPLフィルターを使ってみましたが、印象としては「無くても困らないけどあると便利」って感じでしょうか。
まぁ初めて使ったんだから印象的にはこんなもんでしょうね。
使い勝手としてはちゃちゃっと撮ってしまう感覚派だと合わないかもしれませんね。
反射の度合いを考えて撮影位置を探さないといけないので、混雑した場所なんかだと使いにくいかもってのと、正面からの光には効果がなさそうなので、動物園のガラスなんかだとダメかもしれません。
角度を付ければ写り込みは減らせるでしょうけど、ガラスの厚みで動物が歪んだりピントが合いにくかったりする事を考えると難しいかなぁ・・・と思いました。
とはいえ、ちょっと時間を掛けても大丈夫な場合や屋外の風景なんかだったら効果はあるので、よくあるような綺麗な水面とかを撮る時に使ったらめっちゃ楽しいのかもしれません。
とりあえず、そのまま付けていても大きな支障があるわけでもないし、PLフィルターは暫く付けっぱなしにして慣れていきたいと思います。
因みに、ケンコートキナーさんのWebサイトにはPLフィルターの使いこなしガイドというページがあります。
PLフィルターに興味を持たれたり、使ってみようと思われた方は購入する前に一読しておく事をおススメします。