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PR LENS NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7 Nikon カメラ・写真

ようやく登場した単焦点の標準レンズ『NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7』を買いました

はじめに

タイトルの通りになるんですが、本日発売になったニコンのZマウントDXセンサー向けの単焦点レンズ、NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7を購入しました。

流石に購入できるような余裕が全くないので、タムロン 90mm F/2.8 Di III MACRO VXD(F072)のEマウント版を下取りに出して持ち出しはゼロで収まっているのでまぁいいかという感じ。

ずっと35mm版で50mm相当になるDX向けの35mmレンズが欲しかったので、AF-SのDX 35mmを何度買いそうになったか分かりませんw

正直なところ来年まで待つしかないかなぁという状況だったんですが、まさかの色々な不運が重なってしまった結果、買い替えることにしたので、その辺りの事を書いてみようかなと思います。

 

別にTAMRON 90mm F/2.8 Di III MACRO VXDがダメなわけじゃない

まず、TAMRON 90mm F/2.8 Di III MACRO VXD(以下タムキュー)を下取りに出したという事で、タムキューが気に入らなかったからとか微妙だったから手放したという事ではないという事は書いておかないといけないかなぁと思います。

まず、タムキューはフードが大きい事を除けばマジでいいレンズです。

ぶっちゃけ、金銭面での余裕があれば残しておいてもいいレンズだったと思います。

ただ、いくつかの要因が重なった結果手放す事にしたわけです。

  1. 単純にNIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7を買うお金が無かった
  2. Zマウントで使うための電子マウントアダプター「Megadap ETZ21 Pro」がぶっ壊れた事
  3. SONY FE 100mm F2.8 Macro GM OSSが思ったより良くて安かった

という3点になるんですが、1は言わずもがな。

2は普通にアップデートして壊れたので、壊れた原因が分からないんですよね。

単純にレアケースかもしれないけど、修理したところで同じ事になる可能性もあるわけで、信用ならんというか・・・

他社のマウントアダプターを買っても良かったんですが、結局本体のファームウェアがアップデートされた場合なんかにレンズが使えなくなるタイミングもあるし、なんか面倒臭くなってきて、もういいかなと思ったんですよね・・・

それに、タムキューとETZ-21 ProがあるからNIKKOR Z MC 50mm f/2.8を手放したのに、ETZ21 Proが無くなったことでZマウントで使えるマクロレンズが無くなってしまったわけで・・・

元々Zマウント用のAPS-Cサイズの焦点距離35mmのレンズが欲しかったところにマクロも使えるという事でDX MC 35mm f/1.7が欲しかったというのも理由の一つだったりします。

 

そしてある意味でタムキューを手放す事になった最大のポイントが3点目のFE 100mm F2.8 Macro GM OSSが良すぎた事。

価格的にはタムキューの倍くらいの価格になっていますが、それまでのFE 90mm F2.8 Macroと大差ない価格な上に1.4倍のマクロ性能というある意味破格じゃね?って状態なので、ローンを組んででも買おうかなと・・・(;´Д`)

そうなるとタムキューを持ち出して使う割合っていうのはほぼ皆無になるだろうなと考えると、下取りに出してNIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7にした方がZマウントでもマクロ撮影が出来るようになるし、ずっと35mm版換算で50mm相当のレンズが欲しかったので丁度いいかなと思ったのもあります。

 

そんなこんなでNIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7を買いました

という事で関係ない事で前置きが長くなりましたが、NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7の事を書いていこうと思います。

どちらかというとNIKKOR Z DX 16-50mm f/2.8の方が人気でWeb媒体なんかでも取り上げられているのに対して、NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7はあんまり話題に上がらないレンズという印象があるんじゃないかと思うんですが、現実としてはこのレンズもかなり売れているそうです。

まぁ本当に『標準レンズ』と言われる35mm版換算で50mm相当になる単焦点レンズが存在しなかったので、マクロはどうでもいいけど「この焦点距離のレンズを待っていた人」が多かったんじゃないでしょうか。

 

パッケージ

パッケージはいつもの見慣れた黒と黄色の箱。

パッケージ自体は結構コンパクトになっています。

 

レンズ本体の価格は大体¥58,410辺りだと思われますが、レンズフード(HN-43)は別売。

別売のフードはHN-43となっており、こちらは大体¥4,000辺りかと思われます。

DX向けのレンズは軒並みレンズフード別売なのかと思っていたら、同時発売のNIKKOR Z DX 16-50mm F2.8には付属しているので金額ベースで付属か別売かになっているんじゃないかと。

因みにレンズフードは後述しますが、このレンズフードじゃなくてもいいかもしれません。

 

製品外観

NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7の外観はこんな感じ。

ぱっと見ちょっと長い感じがしますが、インナーフォーカスなのでNIKKOR Z MC 50mm f/2.8のように前に繰り出してくることがないので扱いやすくなっています。

 

前玉はこんな感じ。

レンズフードの装着はバヨネット式ではないので、後述する純正レンズフード以外のレンズフードも使用することができます。

 

レンズフードは純正のHN-43じゃなくてもいいかも・・・

レンズフード自体は結構薄型で52mmのねじ込み式となっています。

製品ページの写真で見るとフード前側に溝があるのでレンズフィルターが付くのかなと思ったんですが、marumiのEXUSはつきませんでした。

まぁNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR用のHN-40も前側にフィルターが付きそうで付かなかったので、そんなものなのかな・・・

単に斜めから入ってフードの内側側面に当たって反射する光を遮るための土手という役割だけで、フィルターを付けるために存在するものではないのかもしれませんしね。

 

そんなわけで、フィルターを装着する場合は本体→フィルター→HN-43という順番になるので、合計で2cmほど前に伸びる形になります。

2cm伸びるというのはまぁ置いといたとして、個人的にはどうもこのフィルター部分で発生するくびれがあんまり気に入らない。

根元側にも若干のくびれがあるので、違和感を感じにくくしようとしているのかもしれませんが、個人的にはちょっとなぁ・・・

ということで、フィルター運用を考えている方でこの形状がちょっと気に入らないのであれば、単純なねじ込みフードなのでHN-43よりもF-FOTOあたりの52mmメタルフードを使って内部にフィルターを装着する方が見た目がスッキリすると思います。

 

HN-43とF-FOTOの52mmメタルレンズフードの比較

ということで、純正のHN-43とF-FOTOの52mmレンズフードを比べてみました。

NIKKOR Z 28mm f/2.8やNIKKOR Z 40mm f/4用として売られているやつです。

フード単体で比べると、F-FOTOの方が少し高くなっています。

フィルターなんて使わねぇって方ならそのままHN-43を使う方がいいと思いますが、フィルター運用を行うのであればF-FOTOの方は内部にフィルターを装着できるので、フィルターをつけて運用する場合でも厚みが変わりません。

 

ということで、HN-43にレンズフィルターを装着すると、ほんの少しだけF-FOTOのレンズフードの方が短くなります。

まぁこんな厚みの差は誤差範囲って感じはあるんですが、根元が細くなっている事の方が問題なわけで・・・

 

レンズに装着するとかなり印象が変わってきます。

フィルター+純正のHN-43の組み合わせを装着した時がこちら。

 

一方、F-FOTOのフードをつけて内部にフィルターを装着した状態がこちら。

厚さはほぼ変わらないかもしれませんが、大きなくびれが無くなったので、一体感はF-FOTOの方が良くなっている気がします。

また、明るいレンズなので可変じゃないNDフィルターとか特殊フィルターを使う場合なんかもフードを外さずに交換が可能になるので、純正でないと・・・という方でなければF-FOTOのようなフードでいいのかなと・・・

ぶっちゃけHN-43を買ったものの、手持ちのF-FOTOのレンズフードで十分だったので、その分でAmazonでmarumiのS-5レンズプロテクターでも買えば良かったやんという気が・・・(;´Д`A

 

NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7のスペック

とりあえず35mm版換算で35mm相当と50mm相当になるDX用単焦点レンズ2本を表にしてみました。

DXセンサー向けのレンズはガチ放置気味だったわけですが、35mm版換算で50mm&マイクロレンズを兼ねるこのレンズが出た事で、最低限のスタートラインに立てたんじゃないかなぁという気がします。

今までのズームレンズ群がダメって事ではないんですが、ボケを求めたりとかをするには必須アイテムですしね。

NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7NIKKOR Z DX 24mm f/1.7
焦点距離(35mm版換算距離)35mm(52.5mm)24mm(36mm)
レンズ構成7群8枚(ED非球面レンズ1枚)8群9枚(非球面レンズ2枚)
最短撮影距離0.16m0.18m
最大撮影倍率0.67倍(35mm版換算で等倍相当)0.19倍
絞り羽根枚数9枚7枚
最大絞り撮影距離が∞:f/1.7
撮影距離が0.16m:f/3.2
f/1.7
最小絞り撮影距離が∞:f/16
撮影距離が0.16m:f/22
f/11
フィルター径52mm46mm
サイズ(最大径x長さ)約70mmx72mm約70mmx40mm
重さ約220g約135g
販売価格¥58,410¥36,630

フルサイズの35mmの焦点距離は好きなのでNIKKOR Z DX 24mm f/1.7も当然好きなんですが、最小絞りがF11までなのでスローシャッターを使いたい場面などでは地味に使いにくい場面もありましたが、NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7ではだいたい一般的なレンズと同様のF16まで絞りが使えるようになっているので、不便に感じる場面は減るかと思います。

 

Z50IIに装着して実際に使ってみた感想

レンズ単体ではNIKKOR Z 35mm f/1.8Sよりも1.5cmほど短くなっているものの、ちょっと長い感じは否めませんね。

ただ、これでマクロ撮影もできると考えたら十分にアリじゃないかと。

 

DXセンサー機を持っている人にわかりやすい感じの比較をすると、フードをつけたNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRの50mm時の状態がNIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7と同じなかさという感じになっています。

 

ワーキングディスタンスはレンズ先端から7cmとなっているんですが、HN-43を使用する場合はフード&フィルターの厚みがあって大体2cmくらいレンズ先端から前に伸びる形になるので、フードの先端から5cmほどまで寄れることになります。

なので、めっちゃ寄れる感じ。

NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRの50mm時の焦点距離指標を撮影してみました。

真正面という形ではないんですが、フードの先端からするとこれくらいの距離になります。

 

ということで、撮影した写真がこちら。

なかなかよく写るんですが、最短撮影距離になる程シャッターを切った時に若干のラグが発生するので、手ブレしやすくなるかも・・・って思ったらISO-100固定になっていてスローシャッターになっていただけでした(;´Д`)

ISO感度をオートにして、とりあえず外で実写してみることにしましょう。

 

実写

それなりにしとしとと雨が降る状態だったので傘を差しながらの撮影になりました。

まず先に感想を書いておきますが、傘を差しながら最短撮影距離で絞り開放の撮影はほぼ無理ゲーな感じでした。

ワーキングディスタンスが5cmくらいしかないのに自分の前後への揺れや被写体の少しの動きで大きくブレてしまうので、しっかりと構えて撮らないと結構難しいかもしれません。

ただまぁカジュアルに使うのであればマクロ撮影を行う時には『最短撮影距離に限らず少し絞って撮る』方がいいんじゃないかと思います。

Nikon Z50II + NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7
Nikon Z50II + NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7

ほんの少しの事でブレてしまうので、ほぼ片手のバランスだと厳しいですね。

 

真ん中の雨粒にピントを合わせてみたんですが、F/2.7ではまだ微妙な前後ブレで甘く写る感じになってます。

Nikon Z50II + NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7
Nikon Z50II + NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7

結構何枚も写真を撮ったんですが、傘持ちだと寄れば寄るほど難易度が上がる感じ。

まぁそれはそれで楽しかったりするんですけど(;´Д`)

 

逆に最短撮影距離ではない適当な距離でフレーミングをしてみると普通に撮れるわけですが、F2.2になっているのでフォーカス位置になっていた帽子の部分にはピントが合っていますが、少し手前に向いたどんぐりのてっぺんの方はボケていってます。

Nikon Z50II + NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7
Nikon Z50II + NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7

寄って引いてが出来てマクロも撮れるというのはかなり使い勝手が良くていいですね。

 

NIKKOR Z MC 50mm f/2.8を標準レンズとして使ったりしていましたが、やっぱりF2を切るような明るいレンズはいいですよね。

Nikon Z50II + NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7
Nikon Z50II + NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7

 

Nikon Z50II + NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7
Nikon Z50II + NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7

 

寄ってバチっとピントが合えばいいんですけど、なかなかシビアですね・・・

Nikon Z50II + NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7
Nikon Z50II + NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7

そのうち慣れたらいい感じに撮ってみたいですね。

 

Nikon Z50II + NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7
Nikon Z50II + NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7

 

Nikon Z50II + NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7
Nikon Z50II + NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7

 

絞り開放の遠景。

Nikon Z50II + NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7
Nikon Z50II + NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7

正直雨降りなのでわかりにくいかもしれませんが、普通にいい感じなんじゃないでしょうか。

 

Nikon Z50II + NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7
Nikon Z50II + NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7

 

Nikon Z50II + NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7
Nikon Z50II + NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7

 

まとめ

マクロレンズという気持ちでガッツリと特化して撮ろうと思うと、レンズにVRを搭載しといて欲しかったなぁって気がします。

ただ、一眼レフ時代だとDXの35mmと40mmマクロの2本を買わないといけなかった部分が1本になって、価格的にも抑えたかったという事だとするとVR非搭載でも仕方がないかもしれませんね。

なので、『カジュアルに使ってマクロ撮影も出来るレンズ』という位置づけなのかなぁと思いました。

とはいえ、マクロも決しておまけという感じではないので、レンズの癖的なものとか扱い方を理解してくればマクロの手持ち撮影も十分に出来るんじゃないかと思うので、とにかく持ち出して使い込むのが一番いいのかなと思います。

上でも書きましたけど、とりあえずDXフォーマット用のレンズとして基本的な部分が揃っただけだと思っているので、超広角の12mmになるDX 8mmやパンケーキの18mmなんかも出していってほしいですね。

 



 

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tomo

■兵庫県在住 ■デジタル・フィルム問わず、カメラを持って街中をウロウロして撮影した写真を公開しています。時々カメラ以外の記事も公開中。 コメントなどありましたらお気軽にどうぞ。 当サイトはアフィリエイト広告で収益を得ています。 アフィリエイトやサイトの詳細はプロフィールページでご確認いただけます プライバシーポリシー・免責事項 プライバシーと Cookie の設定 お問い合わせはこちら

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