はじめに
大方の方はもう買っちゃうんじゃないかと予想していたのではないかと思うんですが、予想通りに買ってしまいましたよ(;´Д`)
フルサイズに買い替えた時にやっぱり35mmが欲しかったのでFE 35mm F1.8を購入しましたが、やっぱりちょっと大きいんですよね。
いやまぁ今どきのレンズからすると全然小さいんですが、もっとコンパクトなのがいいなと思ったら意外と選択肢がなくて、SAMYANGのRemaster SlimやVILTROXのAF 28mm F4.5を買ったりしてるわけですが、やっぱりAFが遅いとかいろいろと思うところもあるわけです。
そんなわけで、現実的な選択肢として最短撮影距離が短めで焦点距離的にも一番使いやすいであろうFE 40mm F2.5 Gにしたわけです。
開封とフードの交換
最近買っていたのが普通のサイズのレンズやG Masterだったので、小さいオレンジの箱はめっちゃ久しぶりな感じがします。

小さくてもGレンズ。
レンズとしてはコンパクトなんですが、フードが独特な形をしていて徳利のような形になってます。

バヨネット式で内部に49mmのフィルターを付けられるほか、フードの先端にも49mmのフィルターがつけられるので、内部にプロテクター、外側に特殊フィルターという使い方もできて便利ではあるんですが・・・正直コンパクトさが欲しいのでこのフィルターを使う理由はないんですよ・・・(;´Д`)
ということで、フードを別なものに変えてこういった形になりました。

一般的にはペンタックスの49mmドームフードを使うパターンが多いんでしょうが、ペンタックスのロゴが入ったりなんだかんだあるので正面から見た時にちっと五月蠅い印象になります。
昔だったらエツミのメタルインナーフードがあったんですが、現状では生産終了しているので選択肢としてはほぼない状態・・・
なんですが、自分の場合はNIKKOR Z 40mm F2を持っていたときに使っていたユーエヌのUNX-5289 Zマウント用ドームフードとその口に裏側から装着できるeins 34mm プロテクトフィルターを持っていたので、49→52mmのステップアップリングだけを購入してドームフードを装着しました。

ステップアップリングの購入だけで済んだので数百円でこの状態にできました。
なんせ色々と買いまくってしまったので、使えるものは使って出費を抑えないとね。
正直、フードの口径が34mmしか開いていないのでケラレるんじゃないかという心配もあったんですが、実際に使ってみて全く問題はありませんでした。

見た目もサイズもいい感じになってよかったです。
FE 35mm F1.8都のサイズ比較
取り替えるのが面倒だったのでそのままでサイズだけ合わせましたが、付属のレンズフードを付けた状態だとこの高さになってます。

FE 35mm F1.8の方はフードなしでこの状態なのに対してFE 40mm F2.5 Gはフード付きなので、実用時には結構な差になるのが分かるかと思います。
自分が使っているドームフードと純正フードのサイズ差ってのが34mmのレンズキャップ分程度の差でしかないんですが、見た目を気にせずペンタックスのドームフードを使うのであればステップアップリングの厚みもなくなるので、もっと薄くする事が出来ます。
ただ3000円後半~4000円くらいの価格が必要になるんですよね(;´Д`)
まぁこの状態でもFE 35mm F1.8にフードを付けて撮影状態にした時との差で考えると半分くらいの長さになっているのでめっちゃコンパクトにはなってるんですよね。

AFも十分に速いしもう付けっぱでもいいかも。
α7CRに装着してみた
なんていうか・・・・これでええやんって感じ。

最短撮影距離は28cmなのでNIKKOR Z 40mm F2の最短撮影距離30cmと大差ないので、Zマウントの時と同じ感覚で使えます。
左側面にはフォーカスロックボタンが付いているので、使い勝手は上々。
動画を撮ることもないので使わないと思いますが、絞りリングのクリックON/OFFスイッチも付いてます。
上から見るとそれなりに出ている感じはありますけど、十分すぎるくらいにコンパクトなのでこれくらいが丁度いいかも。

このF2.5シリーズって24mmと40mm、そして50mmの3本がラインナップされていてほぼ同サイズなので、ジンバルとかに乗せて動画撮影に向いているっぽい感じになってますが、玄人好みではないけど何気にこれくらいの無理のない解放F値の方がスナップ撮影用途のレンズとしては向いていたりするんですよね。
これ以上このシリーズに何かを追加されるような可能性というのは微粒子レベルでも存在してなさそうなんですけど、個人的にはこのサイズで35mm F2.5~F3.5くらいのレンズを出してほしいなぁと思います。
それかシグマからIシリーズでコンパクトな35mm F2.8とかF3.5とか・・・出ねぇかなぁ・・・
実写
ソニーストアで購入したその足でα7CRにFE 40mm F2.5 Gを付けて中の島方面の夜景を撮りに向かいました。

向かっている途中で何も考えずに歩きながら駅ビルを撮ったところ。
そんなに早足でなければ普通に歩きながらでも問題ない感じ。
とりあえず淀屋橋スカイテラスに登ってみました。
展望エリアの眺めは綺麗なんですが、ガッツリと後ろのライトの映り込みがあるので忍者レフみたいなのを持って行っておくといいかと思います。

メインとしてはα1 IIにFE 24-70mm F2.8 GM IIの方だったので枚数は少ないんですが取り回しはいいのでめっちゃよかったです。
もしかしたら南の方にも行けたのかもしれませんが、北、西、東方面しか見る事ができませんでした。
大きい道路は御堂筋で、右上の白っぽい道路が新御堂。
御堂筋はイルミネーションが施されてますが、新御堂の方は何もされてないみたいですね。
西側なのでフェスティバルホールとかのあたりかな。

まだ残っている夕焼けの赤が綺麗でした。
ホワイトバランスを3300Kくらいに変えて撮ってみるとちょっと深夜な感じに。

結構いい感じに撮れるんですが、上は吹き抜けの青天井なので、雨が降ったりすると大変かも。
あと、高速エレベーターなのでそんなに昇り降りに時間がは掛からないんですが、ひとが多いとエレベーター待ちで列ができるのでその辺りも考慮しておかないとダメかも。

このあと降りて中之島公会堂のほうのイルミネーションを見に行こうと思っていたんですが、ここから中之島公会堂の写真を撮っただけでも分かるレベルでとんでもない人出でした。
流石に開催中最後の土曜日なのと、最高気温が20℃まで上がっていた事で人が動きやすかったというのがあったからか、降りてから歩くのもちょっと大変だったのでそっちに行くのはやめて梅田方面へ戻ることに。
途中でライトアップされている中之島ガーデンブリッジを撮ってました。

遊覧船がこっちまでくるのかと思ったらまさかのUターンだったというね・・・
その後は晩御飯を食べようと思ったんですが、駅前第3ビルの果ての方でもあちこちで列ができていて、それだけ人の動きが活発なんだなぁと改めて感じました。

タイミングよく入れたので久しぶりの讃岐うどん。
暑かったので冷やぶっかけをいただきました。
流石に40mmの焦点距離なので、寄れる云々以前に全体を撮ろうと思ったらちょっと引かないといけないというのはあります。
まぁ全体を撮らないんだったら普通にいい感じにフレーミングはできるんですけどね。

夜にあんまり撮ることはないんですが、いろいろ試してみてかなり使い勝手が良いレンズだなと思いました。
そしてディアモールのクリスマスツリー。

流石にちょっと離れて撮らないと全部は入りません。
なんだかんだでイルミネーションを撮ったものの、あんまりボケとかを試せなかったので、ここで吊るされたライトを使って玉ボケを見てみる事に。

ボケの形としては端に行くほどにレモン型になっているので口径食が出ているんだと思いますが、くっきりとフチが出るような感じではないので自分としてはそこまで気にならないかなぁという感じですね。
もっとくっきりとフチが出てたりしたらまた印象が変わるのかもしれませんが、スナップ用常用レンズとして考えたら十分すぎでしょ。
まとめ
店頭で試したりしてる時にはそこまで強く感じなかったんですが、実際に外で使ってみたら「あ、これやな」って感じる部分があったので、自分的にはかなりしっくりきたレンズなんだと思います。
コンパクトだしAFも速いし、マジでこれくらいのサイズ感の単焦点レンズがもっと多く発売されてくれないかなぁと思うくらいに良いレンズですね。
ただ、24mmだと普段使いにはちょっと広いかなと思うし、50mmだともうちょっと寄りたいなというのがあるので本当にこのF値抑えめシリーズで寄れるコンパクトな35mmとか28mmとかも出してくれませんかね?
せめてSonnar T* FE 35mm F2.8 ZAの最短撮影距離が25〜28cmくらいだったら買っちゃってるだろうなぁ・・・
とりあえず、今年買うものは打ち止めですが、最後にちょっと相性が良さそうなレンズに巡り会えた感があるのでよかったです。
今年はいろんな事がありましたけど、終わり良ければすべて良しって事で。
