最近、気になるカメラの事を色々と書いていたのでなんとなく予想してた人もいたでしょうけど、LUMIX S1を売却して他のカメラを買う事にしました。
別にLUMIX S1の性能に不満があるわけではないんです。
重すぎる問題
最大の理由は『ただただ重いから』これに尽きます。
自分にとっては初フルサイズミラーレスだし、発表の時から気になっていたカメラだし、EVFは綺麗だし、メニューも取っ付き易い方だしカメラ自体にネガティブな部分は本当にないんです。
重い!
あとデカい。
もう本当にこれだけで十分に理解してもらえるレベル。
仕事で使ってる人や、目指してる人なら我慢できるのかもしれないけど、流石にねぇ・・・
画質に満足できるかどうかと行ったら大満足とはいかないけど、LUMIX G100やPEN E-P7は気軽に持ち出せるし、自分が持ってる範囲のデカいレンズを付けても知れてるので使おうと思うんですが、S1を持ち出してまで撮ろうと思えるようなシチュエーションがコロナのお陰でほぼ無くなったのも遠因ではあります。
今でも数ヶ月〜半年くらいに数回稼働というレベルになってますからね。
いくら性能が良かろうがカメラを持ちださないと何の意味もないわけです。それがカメラの大原則。
かといってコンパクト過ぎてバッテリーが持たないってのもダメなので、ここらへんは色々と考えなきゃいけないけど、今じゃ色々と選択肢もありますしね。
万能レンズが無い問題
S1には性能的な不満はないと書きましたが、Lマウントには実はそれなりの不満があったりします。
Lマウント参加各社に共通しているのは画質を優先している事。
ある種無理の無い倍率と明るめのF値にしているので、レンズが大きい。
確かに他社のレンズに比べたら多少コンパクトだとは思いますが、それでもね・・・
ライカは撮影結果ありきでデカかろうが気にしないスタンスだろうし、パナはそんなのはマイクロフォーサーズのGシリーズでやってよって感じだし、シグマはfp出しちゃったのもあってコンパクトなIシリーズの拡充が先だろうし。
コロナがまだ不透明な状況ですけど、旅行とか少し遠くに遊びに行くついでに写真を撮ろうと思ったら何本持って行かなきゃいけないの?って事になるわけです。
例えば24-105mmを持って行ったら、その先はゲンナリする重さの70-200か、やたらと高い70-300、仮に70-300にしたとしてもそこそこの重さになるわけです。
それなりのレンズの本数は出てるハズなのに、便利ズームすらないのは何で?って気が凄くします。
唯一小型でちょっと暗めなのはパナソニックの20-60mmくらいですけど、S5を出すのに既存レンズが大きすぎるから出しただけって感じだしなぁ。
何かの間違いで24-240とかそのあたりのレンズが出るとしてもF4通しとかでやたらと大きいとか高いとかだろうしなぁ・・・
結局、こういった流れを考えると、Lマウントは映像とか写真のクリエイターとかに向けたカメラであって、一般的なファミリー層とかカジュアルに使おうと思ってるカメラユーザーの方を見てないなんだろうなと感じてます。
そんなわけで、所有していた期間、旅行に持って行こうと思った事は一度もありませんでした。
仮にボディをS5にしたとしても、このレンズ問題は解消される訳ではないしね。
唯一fpくらいは単焦点をいくつか持ってライカ的に扱うことは出来るでしょうけど、そもそもM型ライカとか持ってたらわざわざ被るようなカメラを持って行く必要も無いし、Mマウントレンズの方が小さいし。
体力的な問題
あとね、若い間は全然なかったんですが、歳をとって来て疲れが抜けにくくなってくると、休日に重めのカメラ持って歩いた反動がその週にガッツリのし掛かってくるんですよ。その週めっちゃしんどいです。
ハクバのZEROフックを使ったらどうだろうと思って日曜に試してみるつもりだったんですが、そもそもカメラバッグに入れてる時点で重いのでそれ以前の問題でした。
ということで、S1自体はいい性能なので、他のカメラを買うとしても手放すつもりは全くなかったんですが、日曜に半日ほど持ち歩いた結果、このまま置いといても年に数回使うかどうかっていうレベルになるだろうし、買取価格も下がっていくだけだと思い直して、思い切って手放す事に決めました。
S1のお陰で色々と学んだことも多いんだけど、流石に気力的にも持ち出すのがしんどいからどうしようもないよね。
そんなわけで、スペック的には確実にS1よりも下になるカメラを買う事になると思いますが、また手元に来たら記事にしたいと思います。