先日の記事で書いたようにメモリで有名なキングストンから出てる「HyperX Cloud Revolver +7.1」を購入しました。
安いヘッドセットでいいって言ってたのにどうしてこうなった!?
ということで、紹介していきたいと思います。
使用目的
PS4での使用をメインにして、たまにPCやその他のデバイスで使えりゃいいかなぁという感じ。
USBデバイスだからいけそうな気はするけど、Macとかでも使えたらいいかなというレベル。
別にガッツリと使い倒すつもりはないので安いやつでいいやって考えてたんですけど、調べていくうちに色々と考えが変わりました。
何故この機種を選んだのか
調べているうちに気付いた事として、そもそもPS4だとステレオのみ、それ以上はUSB経由の出力になるわけです。
まぁそこまでサラウンドに期待とかしてるわけじゃないけど、同じ買うなら使える方がいいかなってのが1点。
7.1ch対応みたいなことを書いていてもPS4じゃ使えないものが大半で、使うなら別途USBのアンプ的な物をつけないといけない事。
その2点を考慮するだけでも必然的に価格が上がってきます。
更に、今までのパターンを考えたらそれでPCの音楽を聴いたりするようになるかなって考えたら、安いのを買ってもパッとしなさ過ぎて買い替えるだろうなってのもあったんですよ。
という事で、USBのサウンドボックスを標準セットしているHyperX製品が一番無難かなと思ったわけです。
その中で候補に挙がったのが
- HyperX Cloud Core 7.1
- HyperX Cloud Stinger 7.1
- HyperX Cloud Revolver 7.1
この3つでした。
有線のみを候補にしたのはワイヤレスは便利だけど逆に面倒臭いパターンもあるのと、遅延とか持ち歩きしない事を考えたら有線の方がいいかなと思ったわけです。
で、見た目と価格的に考えたらCloud Core 7.1に決めかけてたんですが、色々なサイトを見て回ってるとRevolverの方がモニターライクな音らしくて自分の好みのような感じがしたんです。
考えたら自分が持ってるイヤホンやヘッドホンはほぼフラットな音のタイプばかりなので、わざわざ傾向の違うヘッドホンを選ぶのも違うかなぁと思ったのもあります。
という事で、どうせ買うなら少しでも長く使いたいなと思ってHyperX Cloud Revolverの2021年モデルに決めました。
Cloud Revolver Sというコスパが良くて人気だったモデルもありました。
・コントロールユニットがDolbyサラウンドから独自の物に変わった
・周波数や音圧、インピーダンスが変わった
・コントロールユニットの音量調整がボリューム式からボタンに変わった
・イコライザープリセットが無くなった
というのがSからの主な変更点で、別にどっちでもいいかと思いながらもどっちでもいいなら新しい方にしておこうかなと・・・
スペック
ドライバー | ネオジム磁石、ダイナミック50mm径 |
タイプ | 密閉型 |
周波数応答 | 10Hz~23.2kHz |
インピーダンス | 32Ω |
音圧レベル | 100.5dB |
重量 | 360g(376g マイク含む) |
ケーブル長 | 3.5mm4極プラグ 1m |
マイク | 単一指向性ノイズキャンセリングタイプ |
USBオーディオコントロールボックス | 重さ57g、ケーブル長 2m |
周波数が23.2kHzまでなのでハイレゾ対応ではありません。
ケーブル長が1mしかないので、デスクトップPCなんかで本体の端子から直接取って使うような使い方をする場合は短いと思うので、別途延長ケーブルやマイク、スピーカーと4極変換ケーブルなんかを併用する方がいいと思います。
ただ、付属のUSBオーディオコントロールボックスのケーブル長が2mあるので、併用かつ普通の環境だったら長さが足りないなんて状況にはならないような気がします。
一応保証期間が2年間ついてます。
ケーブルは直出しなのでリケーブルとかはできませんが短期で断線しても対応してもらえるかなとは思います。
開封
化粧箱を外すと黒のボックスが出てきます。
開けるとなんかカードと取扱説明書。
付属品は本体、着脱可能なマイク、USBサウンドコントロールボックスのみのシンプルな構成です。
マイクはフレキシブルではなく普通に樹脂のような感じですが、写真のように気持ちだけ曲げることができるようです。
USBサウンドコントロールボックスは接続した状態ではサラウンドがOFFになっています。
センターボタンの左側がヘッドホンの音量+-、右側がマイク音量の+-になっていて、ワンタッチでマイクをOFFに出来るボタンが側面についています。
基本的にこのコントローラーさえ手元にあれば基本的な操作は行えるので、ヘッドホン本体に何もついてなくても全然問題は無いかなと感じました。
コントローラー裏面はクリップ式になっているので、服に付けるとかデスクにフックでも付けておけばそこに挟んでおけるのであまり邪魔にならないかな。
センターの丸いボタンを押すと・・・
このようにボタン部分が転倒して7.1chサラウンドがONになります。
ヘッドホンはこんな感じ。
アームは金属プレートで、ユニット類はプラ製なので結構軽いです。
ヘッドアームのパッドやイヤーパッドはPUレザー製なので高級感がありますが、長時間使用すると確実に汗をかいて熱を持つと思うので、交換するか、mimimamoなんかでカバーしておく方がいいかもしれません。
(ただ、mimimamoをつけるとクッション性が落ちますが・・・)
クッション性はかなり良くて、指で軽く押さえただけでもかなり沈み込みます。
ヘッドバンドの部分もこんな感じなので圧迫感は低め。
イヤーパッドに関してもご覧の通りなので、眼鏡を掛けてても大丈夫です。
ただ、モバイル向きの商品ではなくてユニット部分が折りたためたりもしないので、マイクが着脱可能とはいえマイヘッドセットとして知人宅に持って行って使うなんて事は絶対に向いてませんw
そういった用途も視野に入れているのであれば折り畳みの出来るものを選ぶ方がいいでしょうね。
音質
PS4にしてもPCにしても付属のUSBサウンドユニット経由で使うつもりなので、サウンドユニット経由での試聴を前提に記載するのと、今のところゲームメインでは使ってないので、あくまでもヘッドホンとしての音質として記載します。
それとマイクに関しては入力自体の確認はしましたが、ボイチャ自体をしばらくの間は使わないのでスルーしてます。
購入したてで馴らしが終ってないのでちょっと音が固めな感じがしますが、臨場感というか、音の広がりみたいなのはあまり感じないです。
これは自分の比較対象が複数ドライバーが入ってるようなカナル型イヤホンやガチで音楽を聴く事を目的に作られてるヘッドホンと比較する形になってるところが問題だとは思うんですが・・・
結構値段に比例するところがありますし、USBサウンドユニットが付いて1万半ばという事を考えたら、価格以上の音質なんじゃないかなぁ。
事前に調べたようにかなりフラットな感じで聞こえるので、個人的には好みな音のなり方です。
フラットに聞こえる分だけ聞き疲れしにくいので、どんな場面でも使いやすいんじゃないかな。
USBサウンドユニットの特性でなければヘッドホンの馴らしが出来たらもう少し柔らかく聞こえるようになるのかなぁなんて思ってます。
まだ使ってませんが一応マイクもノイキャンが付いているので雑音を拾いにくいハズですし、ゲーム用のヘッドセットとしてはかなりいいんじゃないでしょうか。
という感じでベースの評価をしてみましたが、もしかすると普通にステレオヘッドホンとしてPCに繋いでみたらまた少し違った感じに聞こえるのかもしれませんが、ここはまぁ追々でいいかなと。
7.1chサラウンドはちょっと・・・
PS4でもサラウンドが使えるのは確認しましたが、確認した程度で何も聞いてないのでPCの方で音楽を聴いてみた感想を。
USBユニットの7.1chサラウンドをONにすると、ガラッと雰囲気が変わって高音が目立ってきます。
フラットなヘッドホンからシャリシャリなヘッドホンに変わる感じ。
ドンシャリじゃなくてシャリのみ。
比率的には高>中>>低といった感じで低音はあんまりわからなくなってました。
女性ボーカルだとボーカル部分が高音域に隠されちゃうような感じになってしまうので、かなり聴きにくいです。
っていうか、シャカシャカし過ぎて疲れる感じ。
なので7.1chを無理して使う必要もないかなぁなんて思いました。
PS4の方は良く分からないのでどうしようもないかも知れませんが、PCならば何らかのイコライザーソフトで7.1chのサラウンド前提で調整すれば聞きやすくできるかもしれません。
まとめ
ゲーム用のヘッドセットとしては十分すぎますね。
確かに当初は8000円くらいのCloud Core 7.1を考えてましたけど、USBサウンドコントローラーの価格を考慮したらヘッドホンの性能的にはどうなのかなぁって事を考えると、妥協しても遅かれ早かれ買い替えていたような気がするのでやっぱりこっちを買っていて正解だったと思います。
音質的にも物理的にもそれなりの時間つけて聞いててもあまり疲れないので、普通に長時間ゲームをプレイしていたとしても発汗以外は気にせず使い続けられそうかな。
ま、実際にボイチャとか使って遊ぶのは正月休みあたりになると思うんですけど、まぁ音量調整も出来るし案外問題は無いんじゃないかなって思ってます。
もっと他にもいろいろなヘッドセットがあるとは思いますが、音質にちょっとしたこだわりがある方や同じ買うなら長く使いたい方への初めてのヘッドセットとしてはいいアイテムなんじゃないかなと思いました。