最初にZ5のZ 24-200mmレンズキットを購入したのが昨年の11月2日
それからわずか半年程で色々と拡充されて本体がZ5とZ6IIの2台、レンズは6本+2倍テレコンという感じになってます。
購入順に並べるとこんな感じです。
・NIKKOR Z 24-200mm f4-6.3 VR
・NIKKOR Z MC 50mm F2.8
・NIKKOR Z 14-30mm f4 S
・NIKKOR Z 28mm F2.8 SE
・NIKKOR Z 40mm F2
・NIKKOR Z 100-400mm f4.5-5.6 VR S
一番明るいレンズが40mm F2なのでズームのF2.8通しとか単焦点F1.8などの明るいレンズも欲しいんですけど、そこまでボケを必要とするような場面があんまりないんですよね・・・
どうしても必要ならMマウントなどの他マウントのレンズを使えばカバーできてるのでまだ耐えられるし。
どうせ中華レンズを購入してもMF操作なんだし、あるものを流用する方がコストが掛からないしね。
正直レンズはフルサイズデジカメになってから過去イチのペースで増えてると思います。
マイクロフォーサーズの時も増殖度合いが激しかったですけど、中華レンズとか中古購入もあったし単価もほぼ10万以下ばかりだったのでそこまでの感覚は無かったんですよ。
唯一の中古購入であるZ 14-30mmでも中古だけど12万くらいしてたのを考えると、どれだけマイクロフォーサーズがレンズを買いやすかったかが分かりますね。(マイクロフォーサーズでもF1.7通しのズームとかはお高いけど)
そんな感じで増殖していってるZマウントレンズですが、無尽蔵にお金があるわけでもないし、どこぞからお借りできるわけでもないので(レンタルすればいいんでしょうけど、色々面倒臭そうってのがあってレンタル業者さんは使用したことが無いんです。)突発的に買ったりしてるように見えて、実はかなり厳選した上で購入してるんですよね。
そんなわけでハズレなしと言われるNIKKOR Zレンズの中でも自分が必要として厳選して購入したレンズの内、人にお勧めするとしたらどのレンズなのかを順位を付けてみたいと思います。
6位:NIKKOR Z 14-30mm f4 S
定価で14-24 f2.8Sの半額というコスパと12mmスタートのAFが無いのであればf4でもf2.8でもそこまでの差ではないと思ってますし、細かい点を挙げたらSラインとの差はあるんでしょうけど、ZマウントのレンズってSラインでなくてもかなりいい写りをしてるので超広角が欲しいけどf2.8が高すぎるって方はこっちで十分だと思います。
難点としては沈胴式な事。
まぁボディに付けて首から下げた状態なら沈胴解除しておけば全然沈胴だから使い難いっていう事は無いんですが、この沈胴状態のロックが微妙に軽いというか・・・いっそロック機構が欲しかったなって思うんですよね。
というのも、レンズを縦か横向きではなくスペースの都合で前後向きにカメラバッグに収納した場合、そのまま引っ張ると沈胴解除になる事があるんですよね(機材が詰まってる時&前玉を奥に向けて入れてる時に多い)
沈胴解除されるのが嫌とかじゃないんですが、なんか強引に前後に引っ張ってる状態になってると思うので、変に負担が掛かってないか気になるんですよね・・・
あと、14-30mmじゃなくて14-35mmだったらかなりの使用頻度になってたと思うんですけどね・・・
5位:NIKKOR Z 40mm F2
Sラインではないけどしっかり写る40mm f2、35mmとも50mmとも違いますが、寄るか引くかでどちらとしても使えるレンズで、35/50/85mmのf1.8もちょっと長いので代用として使うにも十分なレンズだと思います。
しかもf2と明るいのにコンパクトサイズ。ZマウントのコンパクトなAFレンズは選択肢がほぼ無いので、そういった面でも1本持っておくといいかなと思います。
大きいレンズを持って行くのが嫌な時にスナップ用としてはかなり便利なレンズです。
もうちょっと上位じゃないの?って気もするかもしれませんが、最短撮影距離が29cmなんですよね・・・
まぁミラーレスのレンズとしては十分に寄れると思うかもしれませんが、食事を撮るのにはちょっと遠いし、実際に使ってて地味に「もうちょっと寄りたい」って思う場面が多かったりするのでこのランクになりました。
マルチフォーカスを採用しててもう少し寄れてたらもっと上だったのは間違いありませんが、この時はマルチフォーカス化すると大きくなってしまったのかもしれません。
4位:NIKKOR Z MC 50mm F2.8
THE万能。
マクロとしても通常レンズとしても使えます。
マクロまでは要らないけどちょっと寄りたいと思った時でも圧倒的に寄れるのでどんな場面でもオールマイティーに使えます。
引きでのボケは50mm f1.8に譲りますが、寄れる分だけ必然的にボケてくれるので、そこまで気にならないかなぁ・・・
むしろ使い勝手の良さが全てですし、比較的コンパクトなので鞄に入れておけばどんな場面でも対応できる安心感があります。
前玉が繰り出すのが扱い難そうなイメージがありますが、ハクバ等の62mmのメタルレンズフードを付けておけばフード内で動作が完結するので気にならなくて済みます。
欠点らしい欠点は無いんですが、絞りが距離によってオートで絞り込まれます。
ま、全開だと寄って撮ったら訳が分からなくなるので絞られても全然困ってないですね。
どうでもいいけどもう一回りコンパクトでMC 35mmとかが出たら間違いなく行ってしまうかもしれません・・・(;´Д`)
3位:NIKKOR Z 100-400mm f4.5-5.6 VR S
望遠レンズとしては至って標準的でサイズも重さも特筆する部分は無いんでしょうが、テレ端でも最短撮影距離が1mを切るというオーパーツのような使い勝手で、M型ライカの感覚で使える100-400mmです。
普通に近くの花とかも撮れるのに望遠なのでボカしやすかったりと色々と遊べます。
体力に余裕がある年代だったら持ち歩いて常用レンズに加えれるくらいに便利なレンズです。
2位:NIKKOR Z 24-200mm f4-6.3 VR
個人的に高倍率ズームレンズの常識が変わったレンズ。
もっと倍率の低いズームレンズと比較したら当然ながら粗は目立つでしょうけど、普通に同クラスのズームレンズと比較したら劇的に良くなってると思います。
てか、このレンズのお陰でハマったといっても過言ではないかも。
よく24-120mm f4 Sと比較されますが、以前も書いたように80mmの差は埋まらないので、自分としては120-200mm間を使う事もちょくちょくあるので置き換えは厳しいかな・・・
70-300mmがコンパクトなサイズで出たら24-120mm f4 Sとセットで持つかもしれませんが、出てみないと分からないかな。
ボケは当然少ないのでボケた写真を撮るのは苦手ですが、普段使いのレンズとしてはこれ1本でほぼ全てを賄えるので、極限まで画質に拘るのでなければこのレンズを常用としてお勧めします。
1位:NIKKOR Z 28mm F2.8 SE
色んな予想に反して一番のオススメレンズはまさかの28mm。
苦手な画角だと言ってたのは何だったのか(´・ω・`)
サイズ感は40mm f2よりも少し短め。
なのに40mm F2と違ってマルチフォーカスを採用しているので最短撮影距離が19cmまで短くなってます。
MC 50mmの16cmに次いで短い最短撮影距離で、自分が食事の写真なんかを撮る時やブツ撮りをする時なんかに使用することが多かったりします。
この10cmの差がかなり大きくて、狭い場所だとちょっと引き気味でないと撮れない40mmに対して28mmだとかなり自然に撮れるんです。
28mmはずっと苦手だと書いてきて当初は買う予定が無かったんですが、最短撮影距離だけ見てテーブルフォトにいいかなと思って買ったんですよね。
50mmだと寄れるけど画角が狭いので食事の単品は撮れてもセットなんかを写しにくいのもあって丁度いいかなと思って買ったんですが、普通に使っても寄れるので後ろはボケるし、Sラインではありませんがしっかり写るのでトリミングしても全然いけるので使い勝手は超高いです。
というか、外食する予定がある時は必ずこのレンズを付けて行くか鞄に入れてます。
ま、外食に限らずストリートスナップなんかも当然いけますし、寄れるので花の撮影なんかでもかなり活躍してくれてます。
なにより軽い!本当に軽いのでキャップ代わりにこれを付けとけばそのまま出かけても大丈夫な感はあったりします。
コロナの影響なんかで色々なメーカーのレンズが欠品してたりしますけど、28mmってそこそこ在庫があったりするレンズですし、実売価格もちょっといい中華レンズくらいの価格というリーズナブルさなので、自分のように28mmは苦手って人にこそ先入観を捨てて使ってみて欲しいです。
そして間違いなく便利なレンズなので、これからZマウント機を買うとか移行する人にもオススメしたい一本です。
といった感じでランキングを決めましたが、個人の好みによって変わると思いますし、明るいレンズが絶対だって人には全く参考にもならないと思います。
あくまでも自分が購入して使ってみての個人的なおすすめランキングなので、普段使いとか利便性に依ってる部分は大きいと思いますが、毎日持ち歩く事も考えたら28mmはマストレンズだなと思ってます。
もし28mmを試したことが無い方には是非試してみて頂きたいなと思います。