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ライカM10用サムレストレバーの自作

PR LEICA カメラ・写真 ハンドメイド

ライカM10をカスタマイズ(サムレストレバーの自作)

2021-02-10

この記事は過去に行っていたライカM10のカスタマイズに関する記事を、当時の進行度合いに合わせた細切れ状態からある程度にまとめて再編集したものになりますので、内容としては当時のままになります。

とりあえずトライ&エラー

M型ライカのような形状のグリップのないカメラを使っていると、ついついサムレストを使ってみたくなるものですが、正直そこまで必要かと言われたらそんなに要らないような気もするアイテムだったりします。
しかも、サムレストの殆どがホットシューに差し込んで使用するようになってるんですが、これって何気に問題点だったりするんですよね。

 

それはサムレストを付けてるとEVFが使えないという事。
EVFでピーキングを使う方が確実な場合なんかにサムレストを外すと普段と感覚が変わっちゃうわけです。
・・・まぁ自分はサムレストを使ってないので感覚が変わるのかどうか知らんけど。

 

で、なんとなくホットシューを使わなくても使えるようなサムレストってないのかなと思って探してるうちに、もう面倒臭いから自作してみようと思ったわけです。
せっかく作るならM10-Dのようなサムレストレバーにしようかなと。

 

M10の天面にカッティングシートを貼り付けてるので、両面テープで固定もアリなんじゃないかと思って作った第一号。

できるかどうかも分からないので、プラ板を加工して作っています。

ライカM10用サムレストレバーの自作

収納時はフィルムライカのレバーのようになってますが、スライドして展開すると出て来る感じにしたかったんですが、なんか土台がデカくて、展開した時に殆どが隠れてしまってなんか違うよねって感じになりました。

 

無骨な感じなのもアリかなぁなんて思ったんですが、スライドが滑らかではないのでイマイチな感じでした。

で、あれやこれやと考える事一晩。
そもそも考え方を間違えてるやんって事で、根本的に作り直したのがこちら。

ライカM10用サムレストレバーの自作

スイッチにすっぽり被せる形にしました。
右側が飛び出してるのはその部分がサムレストレバーのストッパーになるのと、被せた事で電源のON/OFFがやりにくくなるので、ツマミの役割も果たしてます。

 

因みにちゃんと展開します。

ライカM10用サムレストレバーの自作

金属加工技術を持ち合わせていないので、プラ材で作ってるんですよね。
なので、強度は殆どなくて今のところはなんちゃってサムレストだったりします。

 

基部の形状なんかも金属化すればもっと小型化できるでしょうしけど、そんな技術はないし、レバーを動かした時にクリック感とかも付けたいんですが、流石にそれも無理かなぁ・・・
この状態でも使えなくはないんですが、電源ON時にレバーを右に倒しすぎると電源がOFFになっちゃうという残念仕様なので、電源ON時にONのままロックできる機構もつけるつもりですが、工作機械を買ってまでやるのもなぁ・・・っていうのもあるので素材選びを考えないと・・・

金銭的に余裕ができたらそのうち金属化してみたいけど、そもそも3Dデータが作れないよなぁ・・・

 

サムレスト、カーボンに転生する

サムレストを作ってみたものの、強度が全然なくていずれ金属化したいとは思うものの3Dデータを作れないし、金属は無理でも本物のカーボンならなんとかなるんじゃね?って思って買ってみました。

ライカM10用サムレストレバーの自作

2mm厚のカーボンプレート

加工はミニリューターとダイヤモンドカッターの力業でゴリ押ししています。
あとは100均のダイヤモンドヤスリを数本。
本当ならダイヤモンドドリルとかあったらいいんだけど、近所の100均になかったので保留中

 

レバー部分

ライカM10用サムレストレバーの自作

プラ製に比べて向かってC字の左側が薄くなってますが、強度は充分にあります。
初加工でこれだけ出来てりゃ充分でしょ。

 

基部も下側は削れたので、あとは上側だけ。

ライカM10用サムレストレバーの自作

金属加工に比べると確実に進めていく事が出来るものの、カーボンの粉はいっぱい出るわ、ダイヤモンド系意外じゃ削れないわで、基部下側の作製は結構面倒臭かったです。
マジで何軒か百均を回ってダイヤモンドドリルを買ってきた方が作業が早いかも知れないな。
てか、ロック機能つけるのにドリル買わないといけないんですけどね。

100均のダイヤモンドヤスリだと直ぐに削れなくなっていくので、作業効率はかなり悪いです。

 

まぁ当然ながら前述のように普通のドリルやタップ切りではダメだったので、諦めてプラの時と同じように、上下の基部の間に端材を挟んで接着してしまおうかと思ってます。

 

接着剤はこいつを使おうかなと思っています。

とりあえず、カーボンの削り出しでまだ暫くは掛かりそうなので、のんびりとやっていきます。

 

なんか慣れて来たのかカーボンの削り出しがちょっと楽になってきた気がするという事で、一応基本部分は削り出せました。

ライカM10用サムレストレバーの自作

でも予想外に粉を被ってたりするので、後の掃除でテンションが下がりますw

鼻の中も真っ黒になるので、マスク的なものは必須ですね。

 

微調整をして早速メタルロックで接着。
思った以上に頑丈に固まってくれるので、使用にあたっての不安はゼロ。

実際に貼りつけて1時間後にダイヤモンドカッターでガリガリ削ったり切ったりしましたけど、剥がれたりはしませんでした。

ライカM10用サムレストレバーの自作

現在はサムレストレバーを右に回し過ぎたら電源がOFFになっちゃうのでロック機構を付けてるところです。
どの辺りまで上側を隠すかで検討中ですが、面倒だしこのまま行っちゃってもいいのかなって気もしてます。
とりあえず、また明日考えようかね。

初めて使ってみましたが、メタルロックは洒落にならないくらい頑丈でめっちゃいいですね。

 

自作サムレストレバー完成(暫定)

自作サムレストレバー、とりあえず完成しました。

ライカM10用サムレストレバーの自作

プラ製で作ってみた時とは全く違って十分に実用可能なレベルになってます。

 

取り付けるとこんな感じ

ライカM10用サムレストレバーの自作

ガッチガチにタイトなサイズにすれば抜けないんでしょうけど、若干遊びがあるのでスイッチと両面テープで固定するようにしています。
まぁ自分で使うんだしこんなもんでいいかな(^^;

 

電源ONでレバーを閉じた状態

ライカM10用サムレストレバーの自作

ちょっと舐めちゃって基部の天面に傷が入っちゃったけど、自分で使う分にはまぁいいかって事で。

 

そしてレバーを出した状態

ライカM10用サムレストレバーの自作

 

レバーを出してる時に誤って電源がOFFにならないようにするのは、原始的ですが前側にスライドロックをつけました。

ライカM10用サムレストレバーの自作

電源をOFFにする時にはこのレバーをもち上げる必要がありますが、ONにすると自動的に落ちてきてロックが掛かります。
なんか頼りない感じに見えますが、メタルロックが強力なので全然大丈夫。

 

ライカM10用サムレストレバーの自作

EVFとも併用できるし、思ったよりも作るのも楽しめたしまぁ良かったかな。

カーボンプレートもまだ余ってるし、削りカス対策が出来るようになったら何個か作ってみようかな・・・

 

微調整をしてついに完成したサムレストレバー

サムレストレバーは実際に使ってみるとちょっと微妙なところもありました。
元は上の写真のような感じなので、サムレストを押す角度によって、サムレストレバーが上にズレてしまって外れる事がありました。

そこで、何か改善策が無いかなと思って試した結果、シャッター部分に蓋をする事に。

ライカM10用 サムレストレバー自作

蓋をして取り付けた後にシャッターレリーズボタンをねじ込めば、サムレストレバーが外れる事は無くなります。

 

また、張り合わせただけだとパキッと剥がれちゃう可能性もあるので、に後ろ側からカバーするように端材を貼り付けました。

ライカM10用 サムレストレバー自作

貼り合わせだけではなく、違う向きからの接合面が増えた事によって、接着強度も増してるハズ・・・

 

あとは実際に使ってみると、レバーの先もちょっと大きくて指をあてると少し違和感があったので小型化しました。

ライカM10用 サムレストレバー自作

これで何とか実用上は問題のない強度のサムレストレバーが完成しました。

無くても特に困らないんですが、あると微妙に楽しいので作ってみて良かったなと思います。

 

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tomo

■兵庫県在住 ■デジタル・フィルム問わず、カメラを持って街中をウロウロして撮影した写真を公開しています。時々カメラ以外の記事も公開中。 コメントなどありましたらお気軽にどうぞ。 当サイトはアフィリエイト広告で収益を得ています。 アフィリエイトやサイトの詳細はプロフィールページでご確認いただけます プライバシーポリシー・免責事項 プライバシーと Cookie の設定 お問い合わせはこちら

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