Zfcが届いた時にストラップは保留という事を書いたと思います。
そこで暫定的に付属していたストラップを試してみたんですが・・・・やっぱり駄目でした。
カメラには沼が多くて、レンズ、三脚、運台、カメラバッグなどがありますが、ストラップも沼に含まれています。
一般的にはカメラに付けて一体感があるかとか、見た目の雰囲気とか、使いやすさとか、しっくりくるかってのが判断基準になってくるかと思いますが、自分の場合は更にもう一つ条件が加わってくるんですよね・・・
自分以外にも居るとは思うんですが、意外とネットで探しても出てこないわけです(´・ω・`)
という事で、どういう条件なのかとか、自分と似たような方のストラップ探しの役に立てればと思って記事にしてみます。
何気に肌が弱いんですわ・・・
なんだかんだとカメラを長い間使ってきましたが、実は首から下げるネックストラップでカメラに付属のものをそんなに使った事が無いんですよね。
使った記憶があるのはライカM10に付いていたレザーストラップと、はるか昔にフィルムカメラを買った時の付属品くらいかもしれません。
何故カメラ付属のストラップを使わなくなったのかというと、側面が擦れて痛いんです。
ナイロンなのか分かんないけど、固めのやつだと首から下げた時に確実に側面が首の皮膚を削りに来るんです。
自分は小さい頃から肌が弱くて、シャツのタグ(固めのやつ)が擦れるだけでも赤くかぶれたりしていました。
流石に歳を取ったのもあるかもしれませんが、小さなナイロンのタグならそんなに気にならなくなりましたが、今でもパンツの後ろ側のタグとかTシャツのタグによっては擦れて痒くなってダメだったりします。
そんな感じで純正ストラップを付けてると、1日で擦れて首が赤くなっちゃうわけです。
よくストラップを探そうと思って検索したりすると、「肩が痛くなりにくいストラップ」なんてのは結構ブログにあったりするんですが、敏感肌とか肌が弱い人間にとっては『肩が痛くなりにくいストラップなんてのは最優先事項じゃない』んですよ・・・
更に付属ストラップを使わない理由が、ほとんどが厚めの裏ゴム仕様な点です。
滑りにくくするために裏面がゴムになっているのは理解できるんですが、厚めで固いものが多いので、必要以上に肌に密着してきます。
こうなると、側面が逃げ場なく削りに来る上に、ゴム面が肌に密着してくるので夏場だと超絶に不快というのもあるんですよね。
襟付きの服で首をカバーするとか冬場とかなら問題なく使えますけどね・・・
当然ながらゴムアレルギーのある方は無理でしょうしね。
中にはキット付属のものでも違うものはあると思いますが、もう基本的にキット付属はそんなものだと思ってるので開封しないことが多いです(;´Д`)
表がナイロンでも柔らかくて薄めで、ゴム面も薄めだったらそこまで気にせず使えるんですけど、表は問題なくても裏ゴム厚めだったりするのは多いので、意外と選択肢が少なくなってきます。
なので、ニコンミュージアムストラップとか気になっても買えないってのがあるんですよね・・・
ついでに、ピークデザインのスライドも硬くて首に擦れまくって痛いので使わなくなりました。
首や肩の疲れ軽減だけなら探しやすい
因みに、首や肩が痛くなりにくいストラップが欲しいのであれば「幅広のもの」を選べば痛くなりにくくなります。
面が広くなって重さが分散されるので、肩が痛くなりにくくなります。
また、サクラスリングのような肩まで使って保持するようなものだったら、信じられないくらい軽く感じますよ。
ただ、カメラによっては幅広のストラップが似合わないとかもあるので、見た目を取るか実用を取るかって事にはなりますが・・・
個人的にオススメできるストラップ
1.シルクストラップ
個人的に今まで色々なストラップを使ってきて、一日中付けていても不快感が無かったのはシルクストラップです。
服でも高級路線になる素材ですし、とても肌に優しくて擦れても全然痛くないですし、ずっと付けていても肌への不快感はありません。
不快感はないけど、カメラの重さを感じる「装着感」があります。
また、柔らかくて取り回しがいいので、パラシュートロープなんかのストラップよりは全然鞄に収納しやすいです。
シルクストラップだとロープタイプってイメージが強いかもしれませんが、フラットなタイプもありますよ。
2.サクラスリング
次がサクラスリングのネックストラップですね。
服飾素材を使用しているので肌触りも良く、大きいタイプだと肩までの面でカメラを支えてくれるので、カメラの重さをあまり感じなくなります。
鞄に入れる時はそのままカメラを包んで簡易ケースのようにも出来るので、使い勝手がいいです。
汚れたら普通に洗濯も出来るので、お手入れも簡単です。
デザインも色んなものがありますが、服と同じで売り切れたら終わりなものもあるので、チェックしておいて気になったものがあったら買っておくのがいいかもしれません。
難点は価格
どちらも肌に優しくてオススメできるし、なんなら自分でも買いたいんですけど、なんせ高い!
サクラスリングの方はデザインにもよりますが、1万~1.8万くらい。
シルクストラップの方は2万くらいするので、なかなかおいそれと買えないんですよ(;´Д`)
ただ、結構長く使えるものですから、使用頻度次第では買ってしまった方が快適かもしれません。
とりあえず家にある物で探してみる
なんだかんだ言っても高級路線のストラップを購入できるような余力は残っていないので、家にあって余っているストラップを引っ張り出してみました。
とりあえず、写真右側からそれぞれの特徴とかを書いていってみます。
購入時に素材とかを参考にしていただければ。
1.自作ストラップ
本革で作った自作ストラップ。
15mm幅の牛革を使いましたが、細身すぎてライカM10を首から下げるのでもちょっと痛くて首あてを追加で作りました。
よくライカには細身のストラップが似合うとか言われますし、他のカメラでも細身のストラップが似合うように感じる事もありますけど、細い方が重さがダイレクトに伝わってくるので、疲れやすかったりします。
レザーだと意外と擦れてもそこまで酷い感じにはならないので、価格を考慮したらレザー系が一番いいかもしれません。
因みに、これはクリムゾンレッドとはかなり色味が違って鮮やかすぎたので使用しませんでした。
2.ライカロープストラップ by COOPH
太めのロープストラップだと細い物よりも接地面が広くなるので疲れにくくなりますが、取り回しが悪くなります。
長い分は括って途中で玉をつくって短くするのが一般的な使用方法になるんですけど、このライカのものに限らず意外と固めなものが多かったりするので、作った玉が大きめになったりして取り回しが悪かったり、硬くて鞄に入れる時に嵩張ったりするので、意外と使い勝手は良くないかなぁ・・・
どちらかというと見た目に振った感じですね。
3.ニコン クリアレザーストラップ
結構昔に買って使ったり使わなかったりしていたもの。
表面がレザーで裏がベロア調の生地で、適度な滑りがあるのでとても扱いやすいです。
長く使っているのでヘタってる部分はありますが、馴染んでるのでいい感じに使えます。
最初は革の部分が少し固いかもしれませんが、そこまでダメージを受ける感も少ないですし、革だと使っているうちに馴染んでくるので、2~3000円くらいのこういった感じのストラップを選ぶのが一番いいのかもしれません。
因みに、現在ニコンダイレクトで販売されているグレインレザーストラップとオリジナル本革ストラップは色味がZfcのブラック&クリムゾンレッドには全く似合ってないと感じているので、選択肢としてはZシリーズ用カーブドレザーストラップになるんですが、Zfcにはちょっと立派過ぎるかなぁ・・・
このオレンジのものをZfcに付けて暫く使っていましたが、やっぱり色合いが全然あってないなと思って変える事に決めたんですよね。
4.ニコンストラップ 赤/黒
これも遥か昔に買っていたもので、F3なんかに付けて使っていました。
表が多分ナイロンで裏がゴム。
表はそんなに厚みが無いので付ける分にはそこまでの不満はないんですが、裏ゴムは固めでちょっと厚めかな・・・
実際に付けるとゴムが強くて全く滑らないので、たすき掛けとかするとカメラが構えにくいです。
クリムゾンレッドと比べるとかなり鮮やか&光沢があるので、かなり浮くんじゃないかなぁ・・・
アローストラップ2のレッドを買ってみようかと思ったんですが、そんなに変わらないだろうなと思って買うのをやめました。
5.ハクバ ラインネックストラップ02
これも古い物なので多分もう売られていないと思いますが、キャンパス地のストラップです。
テープ部分がちょっと細身なのでどんなカメラにも使えます。
両面がキャンパス地なので、裏ゴムストラップのような固定力が無いため、首から下げていても歩いていると少しずつズレていく感があります。
装着感は良くも悪くもない感じ。
とりあえず、週末まではこのストラップを使ってみようと思います。
買おうと思っているストラップ
カムインのイタリアンレザーストラップの赤です。
値段もリーズナブルなのでいいかなと。
実際にモノを見てみないと色味とかが分からないので購入するかは分かりませんが、今のところ一番候補にしています。
これで色味が全然だったら、今年はこのまま使い続けて来年にでもシルクストラップを買うか、ニコンダイレクトのポイントでカーブドレザーを買うか考えようと思います。
シルクだったらこれかなぁ
余談ですが、レンズ交換をしない前提であればハンドストラップでもいいと思いますが、ハンドストラップだとレンズ交換時に片手が埋まる事になるのと、食べ歩きとかする時にかなり不便なので、Z30以外は原則的にネックストラップを使っています。
まとめ
ちょっと判断基準が一般的なストラップ選びとは違う感じでしたが、カメラのストラップをつけると肩や首が『疲れる』ではなくて『擦れて痛い』という症状でお悩みの方の参考になれば幸いです。
もしかするとカメラバッグや他の機材よりも一番よく使うカメラアイテムかもしれないので、自分に一番合って快適に使えるストラップを選びたいですね。