最近、トラックボールが使いたくて、サブサイトの方でこんな記事を書きました。
で、なんか色々と考えてたらX68000 Zを買うのもありなんじゃないけと・・・(;´д`)
とはいうても色々と思うところもあるので、ちょっと自分を落ち着かせる為に色々と書いてみようかと思います。
X68000は自分の基礎となったPC
自分のパソコン遍歴としてはFM new7で初めてパソコンに触れ、その後PC-88VAに行き、そこからX68000ACEという流れでPCに染まっていきました。
FM new7ではベーマガなんかに乗ってるコードをよくわからないまま入力してたりしていたんですが、PC -88VAではゲームばっかやってました。
で、X68000ACEではオシレーターを買ってきてクロックアップとか、色々と言われていたX-BASICでプログラムを組んだり、ゲームやらフリーウェアなんかを使って色々と遊んでました。
CGソフトでドットを打って描たり、草の根BBSなんかにISH形式でアップしてたりとかしたのが懐かしいです。
酢とリーと歯痛 痛(名前こうだったっけ?)とかでキャラを作ったり、BBSのオフ会によく遊びに行ったりとかしてましたね。
オフ会の日がX68030の発売日とか直後とかで、在庫があったので日本橋でその場で購入したりとか、無駄にx680030 Compactまで買ってしまったりと、今にして思えばかなりぶっ飛んだ事してましたね(;´д`)
まぁその頃は仕事にも絡んでたので仕方ないって言い訳してた部分もありますが。
なんにしても、X68000でPCを使って色々とやるのが楽しいとかってのを学んだので、その後のPC遍歴につながっていった部分があるのは間違いありません。
今でも繋がりのあるその頃の連中はみんなX68000ユーザーでしたしね。
思い出だけではどうにもならないかも
そんなわけで、X68000 Zを買うのもアリかとは思うんですが、あまりにも思い出補正が大きすぎて、いま買って何をするんだ?って話なんですよね。
その当時としては国産機としてはもうハイスペックな機種でしたし、65536色のフルカラーCGとかも描けたりとかなり抜けた機種でした。
紆余曲折してMacのQuadra 840AVを買うまではずっとX68000でCGを描いてたのを考えたら、自分にはマッチしてたんでしょうね。
そらPhotoshopなんかとドット打ちじゃねw
ただ、今は完全に時代が違います。
X68000を使わなくてもWindowsでもMacでももっとユーザービリティの優れたツールもありますし、不便さもありません。
そう考えると、わざわざX68000 Zを買ってまでX68000を体感する必要もないのかな・・・なんて思ったりもします。
なんならM1 Macでもエミュレーターがあるようですし。
昔使っていたツール類が入手できるのかどうかとかもあります。
自分の環境的なものとかはその当時に全てイメージファイルとかにして3.5インチMOにバックアップを取ったんですが、すでにX68030も処分(こんな高値になる前に廃棄)してしまってますし、万が一、実家にX68030Compactが残っていたとしてもMOドライブ自体がもうないし、そもそもの話でMOディスクが読めるかどうかという問題もあります。
仮にX68030Compactが残っていたとして、適当なMOを買っても認識するかどうかという問題もあるんですよね・・・
そんなわけで、新たにX68000 Zを買ったとしてもツール類を1から集めるか自作するかってことになるわけです。
「なければ作る」がX68000世代の常識というか口癖のようなところはありますが、今更ながらにそんな事をするぐらいなら、pythonとかで今使えるプログラムを組む方が健全なんじゃないかと思ったりも・・・(;´д`)
一番安いのを買っても・・・
スターターキットというのがあって、¥29,535で添付されているグラディウスを遊ぶことができます。
ジョイスパッドだけで遊べるゲームであればこれでも十分なんでしょうが、色々とやろうと思うとキーボードが必要になってきます。
別売のキーボードはUSB接続なので、もしかするとWindowsのキーボードでも使えるのかもしれませんが、漢字変換とか割り込みとかでCOPYキーを使ったと思うので、何かしらをするのであれば、専用のキーボードは欲しいところですが、このキーボードがスターターキットと変わらないくらいの価格なんですよね・・・(;´Д`A
赤軸のキーボードらしくて、軸交換もできるみたいですが、軸交換とかできなくてもいいのでリーズナブルなタイプも用意して欲しかったですね。
多分レンズを買う方が幸せになれるはず・・・
上でも書いたように、スターターキットを買っても使い物にならない可能性があるので、普通に使うのであればキーボードとマウストラックボールがセットになったベーシックセットが必要になってきます。
これになると価格が¥65,780となります。
こうなってくると色々と微妙な感じになってくるんですが、X68000 Zを買ってもMC68000の10MHzをエミュレートするだけ。
コマンドラインで当時のツール類に該当するものが存在するのかも不明という状況。
これくらいだとCore i3の10世代搭載のノートPCが新品で買えたりします。
あと¥5,000足せばNIKKOR Z DX 18-140mmが買えるので、出かけるときのレンズが1本で済むようになるので、持ち歩きが楽になるんですよね。
普通に考えれば絶対にレンズを買う方が幸せになれるわけです。
ベーシックセットに更に4:3の5インチモニターとゲームコレクションVol.1がセットになったコンプリートパックだと¥87,780となっています。
5インチモニターとか小さすぎてゲーム以外に使えないんじゃないかって気がするんですけど、懐かしさは満点。
この金額になってくるとCore i5の11/12世代が対抗馬になってきます。
うちのデスクトップがi5の4世代である事を考えると、現実的にはノートの方でしょうねそっちでエミュレーターを使う方がいいような気もするし。
ゲーム用として買う場合
ジェノサイドもファランクスも今でもBGMが浮かぶくらいに記憶に残ってますし、もし移植というか発売されるなら書いたいソフトもあったりします。
プロジェクトEGGで発売できているようなX68000のゲームだったら発売されるのかもしれません。
ロードス島やデスブリンガー、メタルサイトとかだったらプロジェクトEGGでも出来るけど、オーダインとかオーバーテイク、第4のユニットシリーズ、エトワールプリンセスとか、色々とやりたいものはありますね。
ただ、瑞起さん次第になる部分が多いので、どこまで勢いを継続できるのかというのは未知数だったりします。
SDカード経由でデータの移動はやりやすくなっているようなので、昔の草の根時代のようにツール類をネットで配信したり、自作ゲームの配布や同人ゲームのダウンロード販売とか、色々と裾野が広がっていけばいいですけど、そうでないとX68000のゲームしかできない割に高価という、ちょっとというかそこそこリスキーなことになりそうです。
仮にX68000の実機を持っていたとしても、xdf形式に変換するにはハードルが高いと思うし、もしxdf形式にできてX68000 Zに持っていけたとしてもオリジナルのままで処理落ちせずに実行できるのかは分かりませんしね。
今後も続くのであればいいけど・・・
うちのブログをずっと見てくださっている方は、自分がかなりカツカツな状況なのはお分かりなのではないかと思います。
これが来年とかに少しパワーアップしてX68030 Zとかが出るのであれば間違いなく買えるとは思うんですが、今は本当に厳しくて、労働に対する消費税をくれよなんて思ってしまうくらいの状態なので、できればスルーしたいところ。
クラウドファンディングでもすぐに埋まるくらいなので、今後もプロジェクトは継続されていくんだとは思うんですが、それはあくまでもクラウドファンディングで採算が取れるのであればという話。
今回発売される製品版扱いのPRODUCT EDITIONが思ったように売れなかった場合は一般販売は無くなってしまう可能性もあるんじゃないかなと。
正直、クラウドファンディングであれやこれや言われても、そんなの全て追いかけられんのですよ(;´д`)
そういったある種のリスクを考慮するのであれば、かなり苦しくても今買っておく方がいいのかなぁなんて思ったりするんですよね。
レンズは後回しにしても購入できるけど、こっちは通常手段じゃ買えない可能性もあるわけで・・・
実際に買って何をするのか
昔、X68000を買って遊んだ人でX68000 Zを悩んでいる人の大多数はこれだと思います。
思い出補正で最悪オブジェになるのに9万は痛いわな•••
上でも書いたようにX68000 Zを活用しようと思うと、ネットでの同士との繋がりを持つor情報収集できる場所が必要だと思います。
場所に関しては幸いなことに瑞起さんが用意してくれているので、その先は本人次第ということなんでしょう。
Z-Musicやらmidiで音楽をやってた人なら、工作とかで楽しめるかもしれませんが、今更X68000 ZでCGとかもやらないだろうしなぁ・・・
まとめ
もう30年くらいはX68000を使ってないわけですし、かなり美化されてる部分も多いと思います。
特に、時代の流れ的にX68000から別の機種にシフトするしかないくらいにPCが進化して行ってた時期だったので、別にX68000が嫌だから使わなくなったのではないのが大きいかもしれません。。
枯れてしまったものだからこそ、新しいものを追いかけずにじっくりと取り組めるって部分もあるので、思い切って買ってしまって昔の何にでも興味を示していた頃というか、やる気に満ちていた頃を思い出しながら、中途半端にしかやらなかった事とかをもう一度やってみるのもいいかもしれません。
安心して使えるX68000(エミュレーターだけど)として情報が多そうなのもX68000 Zだけでしょうし。
ただ、昔はよくやったP4GもSteamで買ったけど全然やらなかったり、他の懐かしいゲームもそんな感じで少しやったら「ごちそうさま」になってるので、懐かしくて買ったもののそれで終わりそうな気がするのは否めません。
そうなると、本当に置物に9万ですからね・・・orz
ということで、色々と書いてみたらちょっと落ち着いた感はあるんですが・・・どうやろねぇ・・・(;´Д`A
とりあえず、プロジェクトEGGで無料のジェノサイド体験版みたいなのとか、ゲームを購入してみて自分のスイッチが入るかどうかで決めようかなぁ・・・