はじめに
LUMIX S9も使っていかなきゃいけないんですが、今朝はXperia 1VIを使って道すがら色々と試してみました。
思った以上に細分化されていて、覚えればかなり便利になるなと思ったものの、Xperia初心者な自分にはどこに何があるのかとかを覚えるのにはまだまだ時間が必要だなと思いました。
とはいえ、普通に写真を撮るだけだったら全然問題ない感じなので、その辺りの事を書いてみようかなと思います。
カメラアプリの中に様々なモードが存在する
iPhoneだと写真、動画、ポートレートというように写真アプリの中に複数の撮影モードが存在していましたが、Xperia 1VIの中にも多数の撮影モードが存在しています。
プロ・ぼけ・写真・動画・スロー・その他となっていて、アプリ起動時には写真が選択された状態で撮影状態になります。
テレマクロ・48MP・ぼけ動画・ライブ配信・パノラマはその他の中に包括されているので、テレマクロを使う時にはその他ーテレマクロという感じでワンクッション必要な感じになります。
そして、通常のデジタルカメラと違うのがプロ・ぼけ・写真・テレマクロの各項目ごとに縦横比の設定が存在する事。
例えば写真モードの時に歯車アイコンから縦横比を3:2に変更したとしても、他のモードでは初期設定の4:3のままになっています。
普通にスマホとして写真を撮るのであれば4:3のままでも問題ないんでしょうが、3:2の方がしっくりくるというのであれば、先にすべてのモードで3:2に変更しておく方がいいでしょう。
通常の撮影なら写真モードで十分
ISO感度の設定など、細かい操作を行うのであればプロモードの方がいいんですが、普通に撮影するだけなら写真モードで十分だと思います。
写真モードでは倍率(0.7~7.1倍(デジタルズームで21.3倍までズーミングが可能)とクリエイティブルックの選択が出来るくらいのシンプルな操作性。
しかし、デフォルトではオートで近接かどうかを判断してくれて、寄った時にはマクロモードになり、遠くのものは通常撮影という感じで難しい事を考えなくても撮影する事が出来ます。
クリエイティブルックはナチュラル、ビビッド、フィルム、ノスタルジック、ブライトの5種類から選べ、基本的には実用的なものが用意されている感じです。
あくまでもインテリジェントオートになるので、場面によってはホワイトバランスが安定しない可能性もありそうですが、普通に撮るなら十分でしょう。
プロモードになるとかなり弄れるようになる
写真モードだと操作が簡単でしたが、プロモードになると操作性が一気にデジカメ化します。
デジカメのモードダイヤルに相当する撮影モードとしてプログラムオート(P)、シャッタースピード優先(S)、マニュアル露出(M)の3つが存在しています。
Pではシャッタースピードがオートになり、ISO感度と露出補正が任意で変更可能になります。
SではISO感度がオートになり、シャッタースピードと露出補正が任意になります。
MではISO感度、シャッタースピード、露出補正ともに任意設定になります。
ただ、可変絞りになっていないようなのでF値は変更できないようです。
ホワイトバランスの設定はオートの他に曇天や太陽光、蛍光灯、電球、日陰、色温度の指定、の他にカスタムでその場の白を取り込むことも出来るので、本当にデジカメと同じように扱えます。
また、クリエイティブルックの変更やAFモードの変更(AF-S、AF-C、MF)や記録ファイル形式の設定など、様々な事が行えるようになります。
最低ISO感度は25まで設定できるので、結構自由に撮影できるような感じがします。
シャッターボタンとズーム操作はまさにコンデジ
Xperia 1VIを使ってみて便利だなと思ったのが操作ボタンの使い方ですね。
Xperia 1シリーズは結構昔からカメラボタンが付いていたようなんですが、ガッツリとiPhoneユーザーだった自分は全く興味が無かったので知らなかったんですよ(;´Д`)
このシャッターボタンとアプリの関連性が秀逸だなと思いました。
iPhoneの場合、写真を撮ろうと思ったらスマホをタップするなりして、待ち受け画面にしてからカメラアイコンを長押しで無理やり撮影モードに入れる状態になりましたが、Xperia 1の方はシャッターボタンを長押しするだけでカメラが起動します。
そして、モードによって挙動は少し変わりますが、音量ボタンがズームボタンとして機能します。
写真モードの場合はデフォルトでは1倍に設定されていますが、ズーム操作で0.7倍~デジタルズームの21.3倍までシームレスに切り替えが出来ます。
プロモードでは16、24、48、85mmの間を補完する感じで動作します。
例えば16mmに設定した場合は24mmまでズームは可能ですが、24mm以降はズームしてくれなくなります。
イメージした焦点距離は最初から設定するでしょ?って事なのかもしれません。
一応85mm以降はデジタルズームの510mmまでズーミングは可能でした。
テレマクロは焦点距離が120mm固定になるんですが、音量ボタンでズームすると360mm相当までのズーミングが可能(おそらくデジタルズーム)になるので、もっと大きく撮りたいって時にはかなり有効だと思います。
写真として撮るなら横アングルが多かったりするので、この操作性はかなり便利でした。
とりあえずザックリと撮った写真
上で色々と書いてますが、全然よく分からないまま使っていたりした時なので、露出ミスしているものなんかもあります(;´Д`)
テスト用としてどんな感じになるかを試した程度なので、また追々撮っていこうと思います。
プロモードのPで撮った写真で、ホワイトバランスは太陽光、ISO感度は40に設定していました。
こっちは「その他」の中にある48MPで撮影した写真。
撮影すると「そのままお待ちください」が出るのでハイレゾショットみたいな感じなんでしょうか・・・
ファイルは6000x8000pxでサイズは6.5MBだったので、普通にデジカメで撮るのと変わらない感じの容量だと思います。
この辺りはもうちょっと使ってみないと分からないかなぁ・・・
ここからはズームによる画角の違いです。
プロモードの広角になる16mm
標準の24mm
マニュアル露出であれこれやってたのでぶっ飛んでますが、気にせず撮影していってます(;´Д`)
48mm
85mm
そして170mm
流石に夏場のくそ暑い時なので、若干もやってるような感じになりますね。
Lightroomなんかで言うところの「かすみの除去」的なものを掛けた方がいいかもしれません。
ただ、同じ位置から撮影してここまで寄せれるのはめっちゃ便利ですね。
一応使うかどうかは分かりませんが、デジタルズームを併用したMAXの510mmで撮影した写真。
流石にちょっとの角度で一気に動いてしまうので結構難しいですね。
光学ズームと違って解像感は落ちますが、オールドレンズ並みの写りはしているので、いざという時には役には立つと思います。
ホワイトバランスを6600Kまで上げてプロモードの85mm、-0.3EVで撮ったものをリサイズだけしています。
バッテリーの持ちもいいし、気分が乗らない時はXperia 1VIだけでもいいかもしれないですね・・・
結構便利なテレマクロ機能
テレマクロ機能は焦点距離が120mm固定ですが、ピント位置は幅があるので、意外と自由度は高かったりします。
とはいえ、範囲は決まっているので古い単焦点レンズで撮影するのと同じで自分で前後に動いて位置を調整する必要があります。
4:3のままだったのでちょっとサイズ感がアレですが、こんな感じで普通によったような感じでも撮影できます。
一方、最短撮影距離にするとかなり寄れてしまいます。
普段は全く気づかなかったランタナの花の中の産毛のようなものまでしっかりと写っています。
薄いスマホなので案外撮影するのはシビアだったりするんですが、何枚か撮ればこんな感じでいけたりするので、マクロ好きなら楽しいと思います。
ちなみに、途中のズームのところで書いていましたが、このテレマクロ撮影の間でも音量ボタンでのズーミングができます。
PCのパームレスト部分をテレマクロの最短で撮影してみるとこんな感じなんですが・・・
ズーミングも合わせて360mm相当にするとここまで拡大できます。
テレマクロの時はLEDライトをONにする事もできるので、寄って影になってしまう場合には役立つかもしれません。
まとめ
まだまだわかっていない部分も多かったりしますが、プロモードの扱い方としては完全にデジカメと同じと言ってもいいレベルなので、Xperia 1VIで慣れてしまえばデジタルカメラにシフトしても扱いで困ることはないんじゃないかと感じました。
カメラを持ち歩く気力が湧かない時なんかは無理して持ち歩く必要もないかなぁと思えるくらいには普通にデジカメの代用として使えるなと感じました。
保存先をmicroSDカードに設定する事もできるので、本体のROM消費も抑えられますしね。
もしカメラが好きでスマホの機種変を考えている方がいれば、ぜひ一度カメラ機能を店頭ででも試してみてほしいと思います。