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【長期レビュー】SONY α6700を1年近く使ってみての感想

はじめに

散々悩んでSONY α6700を購入した去年の秋、気が付いたらもう11か月を過ぎていました。

他のカメラとの併用なのでローテーション使用だったりしますが、結構な頻度でα6700を持ち出していたと思います。

そこで、α6700を長期感使用しての感想でも書いてみようかなと思います。

 

α7c IIにするかα6700にするか問題

必要なのは自分の用途に合うかどうか

自分がα6700を購入したのは9月22日でした。

α6700が発売されてから2か月、α7c IIが発売される3週間前の事です。

α6700を購入した時の記事でも書きましたが、α6700にするかα7c IIにするかは凄く悩みました。

自分が購入した時はα7C IIとα6700の金額差は意外と大きくなかったので、価格差を考えるのであればα7C IIを買う方が利点は多いと思います。(ノイズ耐性とかね)

ただ、自分はメインとなる機種ではなく普段使いするためのサブ機として考えていたので、なるべくコンパクトなカメラにしたかったんです。

本体サイズだけで考えると、α6700もα7c IIも変わらないって思われるかもしれませんが、いくら本体サイズが小さくてもレンズが大きかったらそれはコンパクトじゃなくなるわけです。

自分の使い方としては花を撮ったり街中で猫を撮ったりとかというのが多いということを想定すると、広角よりも望遠寄りの方が有難いという事になります。

確かにα7c IIのキットレンズになっているFE 28-60mm F4-5.6を付けたサイズはかなりコンパクトですが、望遠寄りをカバーできるズームレンズを付けようと思ったら一気にコンパクトさは無くなってきてしまうんですよね・・・

α6700のレンズキットだと18-135mmなので、フルサイズ換算だと28-202.5mmとなります。

α7C IIでもAPS-Cにクロップすれば焦点距離は伸びますが、画素数が1500万画素程度に落ちてしまうので、しっかりと使いたいと思ったのでα6700を選びました。

普段使いでまず困る事はない焦点距離になっていますし、写真を撮るのが日中の方が多いのであれば、APS-Cだからどうのこうのっていうのはほぼ気にする事無く使っています。

また、NikonのAPS-C機だと人・犬・猫のAFしか搭載されていませんが、α6700だと人・動物・鳥・昆虫・乗り物・飛行機と普段使いとその延長で撮影するのであれば十分すぎる被写体認識AFが搭載されているので、ほぼ困る事もないですしね。

 

意外と馬鹿にならないレンズの重さ

上で自分は街中で猫を撮ったりすると書きましたが、野良猫の場合は警戒心が強いのが多くて、地域猫でも初見だと3mまで寄れたらいい方だったりします。

そうでなければ5mくらいでも逃げだしたりするので、Zマウントで使用する場合はNIKKOR Z DX 50-250mm F4.5-6.3 VRで200~250mm(フルサイズ換算300~375mm)を使う事が多いです。

で、現状ではE 18-135mmを使用しているので、フルサイズのレンズと比べるとどれくらい違うのかを簡単に表にしました。

E 18-135mm F3.5-5.6 OSS (APS-C)TAMRON 28-200mm F2.8-5.6 Di III RXDFE 24-240mm F3.5-6.3 OSS
フルサイズ換算の焦点距離27-202.5mm28-200mm24-240mm
最短撮影距離0.45m0.19-0.8m0.5-0.8m
フィルターサイズ55mm67mm72mm
本体サイズ(径x長さ)67.2 x 88mm74 x 117mm80.5 x 118.5mm
重さ325g575g780g
価格¥78,100¥99,000¥163,900

APS-CのE 18-135mmと同等の画角になるように、フルサイズ用レンズで似たようなものを純正とサードのレンズからピックアップしてみました。

ほぼ同じと言える画角のタムロン28-200mmとE 18-135mmを比べてみると、結構違う事が分かると思います。

同じF3.5スタートの純正24-240mmと比べても太さと長さ、重さでかなり嵩張ってくるのが分かるかと思います。

本体が軽くてレンズが重いという組み合わせになると、持った時のバランスが悪くなってきちゃうわけです。

大きなグリップがあるのでかなりマシはマシなんですけどね・・・

 

APS-C用ならF2.8通しの標準ズームにSIGMA 18-50mm F2.8 DC DN|Contemporaryというコンパクトなレンズがあるので、自分の場合はほぼこのレンズをメインに使っています。

コンパクトな単焦点レンズが欲しいなぁなんて思いながら、F値がF2.8だったりすると、この18-50mmがあるしなぁという感じで思いとどまれるくらいには便利で気に入っているんですよね。

また、APS-C用のレンズはコンパクトなので、E 11mm F1.8、E 18-135mm F3.5-5.6 OSS、E 30mm F3.5 macro、SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN|Contemporaryの4本を持ち出してもそこまで嵩張らないし、重さもしんどいと感じないので、自分にとってはとてもいい感じなんですよ。

後はE 70-350mmを買えば十分かなと思ってます。

流石にE 70-350mm F4.5-6.3 G OSSを買って持ち歩くと嵩張ってきますが、100-500mmクラスのレンズが625gで済むと思ったら軽いんですよね。

レンズを増やしたくないのであれば、18-135mmと70-350mmの2本があれば十分かもしれません。

広角寄りが好きな方だったらSIGMA 10-18mm F2.8 DC DN|ContemporaryとE 18-135mmでいいのかもしれませんね。

 

自分の中ではほぼ文句のないカメラ

上でも書いていますが、自分はα6700は『普段使いのカメラ』として考えて運用しています。

動画撮影をメインに考えている人からしたら不満はあるのかもしれませんが、写真撮影をするための普段使いのカメラとしてはほぼ文句が無いレベルです。

昆虫AFはあまり使う事がありませんが、動物AFや電車なんかはしっかりと認識してくれますし、ボディ内手ブレ補正もあるので本当に普段使いには最適だなと思います。

普段の生活環境で高速な動態撮影をするような状況があるわけでもないですし、やたらと暗所で撮影するようなこともないので、α6700だったから凄く困ったといった事はありませんし、逆にレンズがコンパクトに納まっているのでα6700で良かったなと思う事の方が多いです。

高速で移動する戦闘機やモータースポーツなんかを撮るのであれば、α7系のしっかりとしたボディの方がいいんでしょうが、価格やサイズ、重さ、購入のしやすさなどの色々なバランスを考えた場合、普段使い用として考えるAPS-C機としてはα6700が一番いいのかなと思っています。

最近は中古レンズの価格も上がっているので、中古の数が多いので手を出しやすいっていうのはあんまり意味が無くなってきてますけどね。

 

α6700を長く使って感じた不満点

α6700自体はかなり気に入ってはいるんですが、機能的にファームウェアアップデートで改善してほしいなと思っているのはオートパワーオフの追加という1点だけなんですよね・・・

後はどうしようもないものと後からどうとでも出来る事ではあるので別にいいといえばいいんですが、折角なので書いてみようと思います。

絵作りがシンプル

α6700の絵作りはある意味ではドストレートな機種に仕上がっています。

クリエイティブルックとして10種類登録されていますが、実用性重視といった感じの内容になっています。

  • ST:スタンダード
  • PT:ポートレート
  • NT:ニュートラル
  • VV:ビビッド
  • VV2:ビビッド2
  • FL:フィルム調
  • IN:インスタントカメラ風
  • SH:ソフトハイキー
  • BE:モノクロ
  • SE:セピア

そしてそれらを微調整したものを6種類登録できるようになっていますが、遊び心的なものがちょっと少ないなと感じました。

NikonのZシリーズにはピクチャーコントロールの中に実用的なものから遊び心のあるものまでさまざまな種類が用意されています。

自分好みの絵作りが出来るのでハマっているLUMIX S9だとLUTが写真に使えるのに加え、フォトスタイル、フィルターという多彩な表現が出来るようになっています。

自分好みの絵作りが出来るとか、自分が好きな撮って出しがあるといった事でカメラを持ち歩く頻度も変わってきたりするので、ストレートな感じのクリエイティブルックだけではなくてそういった刺さる感じのものがあったらいいなとは思います。

後からRAW現像で自分で好きなように絵作りをすればいいんじゃないですか?って事なのかもしれませんが、撮って出しで済ませたいと考えた場合にはもう少し色々と遊べる要素があればいいなと思うんですよね・・・

 

使い物にならないC1ボタン

これは購入後間もない頃にも書いていましたが、C1ボタンが役立たずなわけです。

例えば純正のリモコン(RMT-P1BT)などを併用するのであれば、リモコン側にC1ボタンが付いているので全く問題ないんですが、カメラ単体で使用する場合には親指を置くサムレスト部分の外側に存在するのでどうにもなりません。

元々が動画前提のボタンなのかもしれませんが、カスタマイズで割り当て可能なボタンが実際に手持ち撮影では押せない位置にあるってのはあたおかレベルな話なんですよね。

間違って押す可能性もあるけどAF-ONの横とかフロントにC1がある方がまだ使えるだけいいんですけど・・・

という事で、このC1ボタンは最初から変わらず大きな不満点だったりします。

なんとなく気になってα6600の写真を見たら、α6600だとこのボタンが録画ボタンになってるんですね(;´Д`)

それよりはマシなのかもしれないけど、こんなボタンレイアウトを考えた人の話を聴いてみたいです。

 

たまに鞄の中で勝手に動く電源スイッチ

α6700の電源ボタンはグリップ部分のシャッターボタンと一体化しています。

通常だったらONに思えるこの写真の位置で電源OFFで、ここから時計回りに回転させることで電源がONになります。

カメラの中で一番高い部分がこのシャッター部分になるので、鞄の中に入れて走ったりした時に鞄の中で暴れて何かた当たったりするのかもしれませんが、電源スイッチが勝手にONになってしまう事があります。

確実に電源を切ってから鞄に入れているので鞄の中に入れている他の物と接触が濃厚だったりします。

パワーセーブはモニターの消灯が1分、パワーセーブが2分に設定していますがバッテリーが無くなっていたことがあります。

あくまでもパワーセーブ=待機状態でしかないわけなので、メニューボタンやAF-ON、シャッター半押しで解除されます。

という事は通電状態のままなので、朝の通勤時にパワーONになってしまっていた場合、パワーセーブとはいえ8時間以上そのままだとバッテリーが無くなってしまうという可能性もあるわけです。

という事で、パワーセーブだけではなくて設定で一定時間操作が無ければパワーオフというのもファームウェアアップデートで実装してくれないかなぁと思ったりしています。

 

まとめ

そんなわけで1年近くα6700を使用していますが、コンパクトなのにEVFも搭載していますし、バッテリーも大きいので普通に使っていたら途中で充電するようなこともあまりないというパワフルさも兼ね備えています。

被写体認識もシッカリしているので、普段使いで困ったことは殆どありません。

価格だけを見たらAPS-C機としてはハイクラスにはなりますが、性能的には十分に長く使っていけるだけの機能を搭載しているので、普段使いや旅行に行く時のコンパクトなカメラとしては最適だと思います。

プリキャプチャーのような機能も高速連写もなく、(連写速度は11コマ/秒)動体撮影に関しては少し苦手な感がありますが、発熱の事や単層センサーで無理のない枚数で落とし込んでいるのかもしれません。

とはいえ、そういった動体を撮り始める練習をするのには問題ないでしょうし、動体撮影に行く割合を天秤にかけたらこれくらいでもいいのかもしれません。

どの機種を使っていても多かれ少なかれ不満点はあるので、それらを差し引いてもα6700だと出来る事の方が多いですし、APS-Cの良さもあるので、α6700を買ってよかったなと思っています。

α6600とα6700ではAFなどで大きな性能差がありましたが、仮にα6800が出たとしてもそこまで劇的な進化というのは無いんじゃないかなと思いますし、逆に考えて今でも基本的な性能に関しては不満点が無いので、α6700は長く使っていけるカメラだと思っています。

という事で、SONY α6700を1年近く使用した感想でした。

 


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tomo

■兵庫県在住 ■デジタル・フィルム問わず、カメラを持って街中をウロウロして撮影した写真を公開しています。時々カメラ以外の記事も公開中。 コメントなどありましたらお気軽にどうぞ。 当サイトはアフィリエイト広告で収益を得ています。 アフィリエイトやサイトの詳細はプロフィールページでご確認いただけます プライバシーポリシー・免責事項 プライバシーと Cookie の設定 お問い合わせはこちら

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