昨日のブログ記事の中で、なんかOM-3の挙動がおかしくなって液晶のライブビュー画面が左右反転する不具合が出たという事を最後の方で記載したんですが、その原因が分かりました。
先ず原因を先に書くと、タイトルの通りに『磁力による誤作動』が原因でした。
自分はコンパクトで着脱も楽だし、着脱の時に指を挟んでしまうような事もないのでFALCAMのMaglinkというストラップアダプターを使用しています。
着脱自体はかなり便利ですし、上の記事を見て頂ければわかるかと思うんですが、取り外したストラップをバックルの裏面同士をくっつけて首から下げたままに出来るという利便性があります。
ただ、違った言い方をすると裏面からも常に磁力が漏れているという形になります。
この磁力が原因で、一部のカメラでは誤作動を起こすという話があったんですが、まさにOM-3が該当する機種でした(;´Д`)
症状としてはこんな感じで、通常状態だと液晶画面にはこんな感じで被写体が表示されます。
このJJCのストラップが左側に流れているのが正常な状態で、CHUZHAOのロゴもちゃんと読めるようになっています。

しかし、本体背面から見て左側のマイクポートからHDMIポート辺りに磁力のあるものをくっつけると、写真のように液晶画面の表示が左右反転されます。

恐らく磁力が干渉する事で画面を開いた自撮り状態になっているとカメラが認識してしまうのではないかと思われます。
この状態でカーソル操作をすると左右が逆転してしまいますし、カメラの被写体合わせも二眼レフのような逆転現象になります。
マグネットを離すと元に戻るんですが、突然こんな挙動をされると訳が分からなくなるので需要があるかは分かりませんが記事にしておこうかなと思いました。
実際にどんな挙動になるのかを動画にしてみましたので、興味のある方はどうぞ。
ストラップが下にならないと該当部分に当たりにくそうな感じがするかと思いますが、ファインダーを覗こうとしてカメラを持ち上げるだけでもストラップの流れ方によっては簡単に接触します。
ぶっちゃけ、この挙動を避けるのであればマグネット式ストラップアダプターを使わないというのが一番手っ取り早いんですが、実際にはそうもいかないので個人的な対処法を載せておきます。

マグネットアンカーの装着方法ですが、通常であればこんな感じで元々本体に装着されている三角環にマグネットアンカーを通して装着しているかと思いますが、実はこの三角環がある事で、三角環自体が前後にスイングしやすいという構造と相まってアンカーとバックルが必要以上に前後に動きやすくなっています。
なので、単純に前後のスイングを減らせば該当部分に接触する割合はかなり低くなるので、元々セットされている三角環を取り外して、直接アイレットにアンカーを取り付けるようにします。
三角環の黒いパーツは簡単に広げて外せるので、三角環は簡単に取り外せるかと思います。
三角環を取り外してMaglinkのアンカーを直接取り付けるとこんな感じになります。
太い方のケーブルのアンカーを取り付けておけば、穴のサイズと結構ピッタリな感じなので、上下に葉動きやすくても前後には回転しにくくなっています。

これだけでも意外と無駄な遊びが少なくなるので、干渉する該当部分にバックルが当たりにくくなります。
まぁこういった症状が出ることがあるという事を認識しているだけでも結構違うと思うので、もし左右反転みたいな現象が出た場合には慌てずに左側ポート付近に密着しているアイテムが無いかを確認してみてください。