やっぱり軽くてコンパクトは正義
当ブログをご覧いただいている方ならご存じかもしれませんが、手持ちのマウントでレンズを追加していっているものはZマウント、Lマウント、Eマウントの3種類になります。
そして枯れてしまった状態なのがEFマウント、Kマウント、Mマウントという事になるんですが、Mマウントは欲しくてもタイミングが合わずに買えずにいたらそのままディスコンというパターンが多かったりします。
まぁ唯でさえ楽ではない上に物価高の昨今に多マウントなんてやってるもんだからそら苦しいわな・・・ってのは今回は関係ないんですが、なんだかんだで多マウントにしている現状で一番稼働率が高い機種はSONY α6700だったりします。
その理由は見出しの通りで軽くてコンパクトなこと。
やっぱり普段使いとして持ち歩くことを考えるとコンパクトで軽いというのはめっちゃ重要だったりします。
α6700とLUMIX S9って実はそんなに変わらない
軽くてコンパクトという事ならほかにもそういったカメラは存在しています。
手持ちの機種であればLUMIX S9がフルサイズでありながらコンパクトなサイズになっています。
実際にLUMIX S9に合うコンパクトなズームレンズLUMIX S 18-40mm F4.5-6.3をつけて持ち出した場合、LUMIX S9とα6700のサイズ感はそこまで変わらなかったりします。
α6700に小型なズームレンズのE PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS IIをつけたものと比較するとこんな感じ。
α6700のEVFアイカップまでを入れると全長はほぼ同等になります。
スペック的な部分で表示するとこんな感じ。
機種 | SONY α6700 | Panasonic LUMIX S9 |
センサーサイズ | APS-C | フルサイズ |
外形寸法 | 約122.0 x 69.0 x 75.1 mm 63.6 mm | 約126mm x 73.9mm x 46.7mm |
重さ | 493g | 486g |
組み合わせレンズ | E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS II | LUMIX S 18-40mm F4.5-6.3 |
レンズの外形寸法(沈胴時) | 66mmx31.3mm | 67.9mm x 40.9mm |
レンズの重さ | 107g | 155g |
合計重量 | 600g | 641g |
ボディ単体であればフルサイズなのにLUMIX S9の方が軽かったりしますし、比較するならα7CIIの方が妥当なんでしょうが、今回は手持ち機種の中でという話なのでそこは置いときます。
α6700はAPS-Cなので、16-50mmと言ってもフルサイズだと24-75mm相当。
18-40mm+クロップでSサイズなら80㎜あたりまで焦点距離が伸ばせるLUMIX S9の方が使い勝手は良かったりします。
LUTやフォトスタイルなども含めて絵作りも圧倒的にLUMIX S9の方がいいですし・・・
じゃぁなぜα6700の方が持ちだす頻度が高いのかという理由は以下の通りです。
トータルバランスが優れている
α6700の方が持ち歩くことが多い理由としては以下のものが挙げられます。
そしてこればっかりはもうどうにもならない部分が多かったりするんですよね・・・
1.カメラ単体で必要な機能が完結している
小さくてもEVFが搭載されている事
α6700はコンパクトなボディサイズなのにちゃんとEVFが搭載されています。
LUMIX S9やNikon Z30、PEN E-P7なんかもそうでしたが、コンパクトボディな機種は真っ先にEVFが切られています。
で、ここからがなかなかに厳しい現実になってくるんですが、若年層であればEVFレスのLCDモニターだけでも十分なんでしょうが40代になってくると段々と老眼とか近視が酷くなってくると眼鏡だけじゃ補正できなくなってくるんですよね・・・(;´Д`)
『EVFレスだと明るい場所で画面が確認しにくい』という問題が『純粋に画面を見るのが厳しい』に変わってきます。
なので、大きくて見やすいものでなくてもEVFが搭載されている方がちゃんと狙って撮る時には有難いんですよ。
α6700だとボディ単体で完結しますが、LUMIX S9だとLCDビューファインダーなどのオプションが必要=嵩張ってしまうという事になります。
何も考えずに適当に撮る時にはいいんですけどね。
持ちやすいグリップがついている事
α6700にしてもNikon Z30にしても、普段使いで多用していたカメラはほぼしっかりとしたグリップが付いた機種でした。
やっぱりグリップがあるとどんなレンズをつけるにしても片手で軽快に扱えるので便利なんですよ。
その点、LUIMX S9はグリップレスで見た目はかわいいんですが、どうしてもレンズが絶対的にコンパクトという感じのものが少ないので、外付けグリップをつけていないと背面ダイヤルなどを使うときに片手だと無理だったりします。
そしてグリップをつける=プレートになるので高さがプラスされて重さも加算されるという事になります。
そこまで大した差じゃないと思うでしょうが、ちょっとしたことが普段使いの差になったりするんですよね。
AFがしっかりしている
普通に花とかを撮るだけならどんなカメラでも問題ないですし、Z50IIのようにエントリークラスでも十分に高性能な被写体検出なんかを搭載したカメラが出てきているので、今後発売される機種ならほぼ問題ないのかもしれませんが、前述のようにグリップにEVFもついていてコンパクト、動物も動き物も昆虫もという形で特別な場所ではなく普段使いするのには十分すぎるくらいのAFが搭載されているわけです。
普通に動物園とかで使うくらいなら余裕でこなせるくらいなので、普段毎日持ち歩くための日常カメラとしては十分すぎる性能だったりします。
2.レンズが総じてコンパクト
元々α6700を買う時にα7CIIも試しましたが、やっぱりフルサイズ対応のレンズはちょっと大きいんですよね。
マウント径が大きいZマウントはともかく、LマウントにしてもEマウントにしても太くて重いという認識があります。
単焦点レンズであれば比較的軽いものも存在しますが、ズームレンズになると特に「大きさと重さ」の差がなかなか顕著になってくるんですよね。
α6700のキットレンズになっているE 18-135mm F3.5-5.6 OSSはフルサイズに換算すると27-202.5mmになります。
フルサイズ用のレンズで同等の焦点距離のレンズと比べるとやはり軽くてコンパクトなレンズなんですよね。
まぁフルサイズ用だったらクロップすれば200mmテレ端でも300mmまで使えますし、LUMIX S 28-200mm F4-7.1 OISだったらMAX600mmオーバーになるのでサイズ感は妥当なんでしょうけど、やっぱり普段使いで考えた場合のトータルバランスを考えるとα6700が一番使いやすいかなぁという感じになります。
まとめ
一番最初に書いてますけど、軽くて持ち運びしやすいサイズ感で収まって十分なスペックがあれば普段使いには最適なんですよね。
レンズのサイズ的にも邪魔になりにくいのでダウンジャケットのポケットにすっぽり入ったりしますし。
好きなカメラを好きなときに使えばいいんですけど、やっぱり軽くてコンパクトにまとまる構成が一番稼働率が高くなるのは当然なんでしょうね。
ということでうちのカメラの中で一番稼働率が高いのはα6700だというお話でした。
あとは色味がもうちょっと遊べるものが色々あればもっと楽しめるんですけどね。