はじめに
長年低速インターネット生活をしていたわけですが、eo光の10ギガプランに変更したらかなり快適な状態になりました。
ただ、自宅が鉄筋づくりなのもあってWi-Fiの電波が通りにくいので、やっぱりルーターを設置した3階とは違う階に行くと電波がかなり弱くなってしまい、4G回線になったりします。
なので2階には今までもWi-Fiルーターをアクセスポイントモードで設置していたんですが、流石にWi-Fi 5の頃のものだし、有線接続をすれば2.5GbEが使えるので、ハブを設置するのではなくルーターを買い替える事にしました。
購入したのはTP-LinkのArcher BE550 Pro
色々と探してみたんですが、WAN側が2.5GbEポートでもLAN側が1Gbというルーターが多く、2.5GbEのLANを活用しようと思ったら別途ハブを買わなければいけないので、他のポートも2.5GbEのものを探していたらこの辺りの製品になりました。
このBE550 Proは量販店向けの製品になっていてネットワーク側のWANポートが10GbEとなっています。
¥40,000くらいするArcher BE700というのもあるんですが、LANポートが1Gbpsなので自分の用途には合わなかったのと、通常版のBE550/AではこのWANを含めてオール2.5GbEだったのでそれでも十分ではあったんですが、価格差がほぼ無い状態だったので、長く使う事を考えたら10Gbpsに対応したProの方がいいかなという事で選びました。

頑張ってお高い10GBASE-TのハブとPC用の10GbE LANカードを買えば10Gを体験できるかもしれませんしね。
本体サイズは結構大きめ

ちょっと位置的なもので横アングルになってますが、フロント側には下側にWPSボタン、Wi-FiのON/OFFボタン、LEDのON/OFFボタンが搭載されています。
そしてボックスの写真にもあるようにセンター部分に縦にLEDが配置されていて、BE550 Proの状態を表示してくれます。
もうケースがボロボロになってしまったiPad mini 6thを上に置いてみるとこんな感じ。

厚みもそれなりにあるので設置場所は少し気を使うかもしれません。
背面は10Gbpsに対応したWAN/LANポートと2.5Gbpsに対応するWAN/LANポートが1つ、2.5GbpsのLANポートが3つという構成。
工場出荷時には2.5GbpsのWAN/LANはLANに設定されているので、そのままハブとして使うのに丁度良かったりします。

後はDCコネクターとリセットボタン、電源ボタン、USB3.0ポートとなっています。
付属品にはSIMピンのようなものが付いているので、リセットボタンを押す時には便利かも。
あと、USB3.0ポートにSSDやHDDを接続すれば簡易的なメディアサーバーとしての運用も可能となっているようです。
うちはNASがあるので使う事は無いかもしれませんが、容量的に使う事が無くなってきていそうな128GBや240GBあたりのSSDに音楽データを入れておいてミュージックサーバーにしちゃうのもいいかもしれませんね。
設定はめっちゃ簡単
Archer BE550 Proは工場出荷時はルーターモードになっているので、自分のようにWi-Fiのアクセスポイントとして使用するのであればAPモードに切り替える必要があります。
スマホであればTetherアプリで設定できるようですが、自分の場合はPCで設定を行いました。
とりあえずLANケーブルを何も接続せずにArcher BE550 Proを起動させます。
フロントのLEDが!になっていますが気にする必要はありません。
Archer BE550 ProとPCをWi-Fi接続してからブラウザで「http://tplinkwifi.net」にアクセスすると管理画面にログインする事が出来ます。
管理画面に入ったら運用モードをルーターからAPモードに切り替えるだけ。
この辺りは製品に付属している日本語のクイックスタートガイドにしっかりと書かれているので迷う事は無いかと。
ルーターが再起動したら一旦電源を落として10GWANポートにルーターからのLANケーブルを接続、電源を入れればしっかりとWi-Fiアクセスポイントとして使えるようになりました。
体感速度は上がった
なんだかんだWi-Fi6には対応しているものの5GHz帯にしか対応していない機器の方が多くて6GHz帯で接続できたのはXperia 1VIだけでした。
で、Xperia 1VIをArcher BE550 Proに接続して計測したベンチマークの結果はこんな感じ。

2.5GbEでの通信で光ルーターまでデータを送っている事を考えると、めっちゃ快適な速度が出てますね。
一応違うものということでUSENのスピードテストで計ってみた結果がこちら。

冒頭の回線変更記事でも書いてますが、物理的にPCに装着するSSDやHDDなどのベンチマークとは違い、ネットワークのスピードテストなんてのは使用するサイトやサーバーなどによって大きく数値が変わったりするので、本当に参考程度にするだけでいいかと思います。
一応プロバイダになるeo光までは十分な速度が出ているので、体感として以前の環境よりも速い時点で問題は無いのかなと。
まとめ
これまでWi-Fiルーターを買うにしても繋がりゃいいやって感じで数千円クラスのものを使ってきてましたが、それなりな価格帯のものになると安定感が違いますね。
流石にアクセスポイントとして使うだけの為に4万も5万もするようなルーターを買うのも正直どうかと思ったので、当たり障りのないラインにしたつもりですが、まだ伸びしろがある状態ではあるので、またそのうち余裕が出てきたら10Gの環境にしていくのもいいかもしれませんね。