今回はスポッティングと額装。 いよいよモノクロ暗室教室も最後です。
スポッティングとは写真に焼いた時にフィルムに残っていたホコリなどが原因で色が乗らず白トビしたような場所に黒のインクや絵の具などを使って目立たなくする作業の事です。
ただ、ベタッと塗るわけじゃないので、点描のように細かい点で隠していく感じです。
5回目で焼いた写真には問題が無かったので、3回目の時に焼いた金閣寺にスポッティングしたいと思います。
綺麗に焼けてればいいけど、意図せずこんなことになってた場合にはどうしても白い部分に目が行きやすいので、ちょっとしたものでも気になる事があるんですよね。
それと左端の山の上にある3つの白点
この左のやつも小さいようですが、原寸で見るとグレーの中に突如白点が出てくるので、違和感が強くなってます。
今回使ったのはホルベインの水彩絵の具。
何より水彩なので、最悪失敗したら再水洗すればクリアな状態に戻せるメリットがあります。
で、これが実際にトライしてできたもの。
元画像とは別のものだけど、出てた白点は同じなのでそこだけ見ていただければ・・・
上で出した修正ポイントの拡大がこちら
左端の山上部分
ほぼ等倍なので真ん中の白点が残ってるように見えますが、実際に見ると気にならないレベルになっています。
紙の白じゃくて多少なりとも色が乗ってると気にならなくなるんでしょうね。
プリント部分と完全に同じ条件にはならないので、あくまでも目立ちにくいってだけですけど、パッと見で目が行くことはなくなります。
・・・綺麗にスポッティングできればね(´・ω・`)
作業のコツとしては、実際の色よりも薄目薄目で乗せていく方がいいようです。
再水洗できるとはいえ、基本は不可逆なので、用心するに越したことはないかと。
ま、プリント時にホコリを乗せないように綺麗に焼くのが一番楽なんですけどね。
そして額装。
写真の上側を机の端から出して、マットを乗せます。
机の下から写真の上端側(両端より少し内側)にテープでマットと固定。
写真も若干伸び縮みするそうなので、吊り下げ型の方が伸縮に対応できていいようです。
これで、パネル面を乗せてから額に収めて完成
なんか一気にゴージャスになりましたね(^-^)
額装しちゃってて出すのがアレなので、なるべく正面から見える写真がこちら
こっちの方が元の色に近いかな。
とりあえず、これで1ヵ月半に渡るモノクロ暗室の写真教室は無事に終了。
あっという間の6回の教室でした。
あとは自分一人で暗室に行ってこれが出来るかどうかって事ですよね~(;´Д`)
ま、暗室行く前にフィルム現像の用品も揃えないといけないし、7月末には終了展もあるので頑張って写真を撮りに行かないとねー