OLYMPUS PEN E-P7ですが、初期設定のままだとどうも白飛びに近い感じになる事が多かったです。
プリセットされている物なので、自分の好みとガッチリ合えば問題ありませんが、そうでないならサクッと調整しちゃいましょう。
取扱説明書のP46からになるんですが、各プロファイルで調整画面を表示します。
最低限やっておいた方がいいのはこのプロファイル設定画面の一番下。
ここで前ダイアルでハイライトを+7~ー7、後ろダイアルでシャドーを+7~-7で調整できます。
写真を見て白が飛んでしまってるとかって感じるのであれば、ハイライト側を変更します。
ちょっと分かりにくいので、モノクロプロファイルで試してみますね。
ハイライトが0の場合
電卓の右端、シルバーのフレーム部分(x、-あたり)がギリギリ判別できる感じです。
極端ですがハイライトを+7にした場合
電卓の右端、シルバーのフレーム部分(x、-、+あたり)がテーブルと同化しちゃって完全に飛んでます。
今度はハイライトをー7にした場合
電卓の右端、シルバーのフレーム部分がちゃんと残ってて確認できます。
逆にシャドー側+7
電卓の右側やノートパソコンの陰になってる部分が明るめで、淡い感じになります。
シャドー側0
一応の標準状態です。
シャドー側-7
影というか黒い部分がより濃くなって、今度は黒潰れしている部分もあります。
ということで、ちょっと極端な感じの例にしましたが、ハイライト側を抑え気味にしておけば白飛びを防げ、シャドー側をプラス寄りにすれば黒潰れを防げるという事になります。
露出補正[+/-]だけでカバーしようとした場合、白飛びを抑えると影の部分もマイナス側に行って黒潰れの状態になってしまうので、ここでハイライトだけを抑え気味にしておけば、露出補正を掛けたとしても黒潰れになるリスクを回避することができるので、ここだけは調整しておいた方がいいと思います。
アンダーを明るくするのはある程度何とかなりますけど、完全に飛んじゃってるものを戻すのは難しいですからね。
因みに自分の場合は若干暗めな感じが好きなので、モノクロプロファイル2の設定は一番最初の写真のようにハイライトをー2、シャドーをー5に設定しています。
その設定で撮った写真がこちら
初期設定だと花弁が白の塊に近かったんですが、ちゃんと判別できるようになりました。
黒はシッカリと出てメリハリがついてるんじゃないかなぁと思います。
とは言っても個人の好みなので、黒がもう少し明るい方がいいならー4やー3といった具合に変更してください。
モノクロに限らずカラーについてもめっちゃ細かく弄れます。
12の色をそれぞれー5~+5の11段階(0を含む)で変更できるので、何処かのメーカーのなんたらってスタイルに似た感じにしたり、そのスタイルで特定の色だけ強くしたいんだけどなぁなんて思ってたけど無理だった事が頑張ったら出来ちゃうかもしれません。
久しぶりのオリンパス機ですが、モノクロにしてもカラーにしても、自分好みの色味が作りやすくなっているので、本当に弄ってるのが楽しいですね。
折角なので、どんどんカスタマイズして、もうRAW現像をしなくても自分好みの画を吐き出せるようにしたいですね。