カメラメーカー毎に色の出方などが違うので、このメーカーの色の出方やバランス的な画作りが好きだからカメラを使っているって人は多いかと思いますが、意外とPENTAXの「MIYABI」みたいに気に入ったピクチャーコントロールの為にそのメーカーのカメラを使っているって人になるとそこまで多く無いんじゃないかと思ったりします。
※各社で呼称があると思いますが、ここではピクチャーコントロールで統一して記載します。
ピクチャーコントロールを変えてみるとしても、標準やポートレート、VIVID、風景などの一般的なピクチャーコントロールは使用することがあっても、どう使ったらいいねん?と奇抜に感じるようなピクチャーモードも使ってみると面白かったりします。
ニコンのZだとソンバー(明度を抑えて彩度を上げる)なんかはガラス越しで彩度が落ちたり反射で明度が上がったりするのを軽減してくれたりするので、動物園で使うのには結構良かったです。
カラフルな感じにするポップ系なんかも原色系の被写体に使うと派手になりますが、VIVIDでも鮮やかになりにくい感じの被写体に使うと色乗りが良くなって普通に写ったりします。
自分自身が元々K-1あたりでMIYABIを使う事はありましたが、ほぼVIVIDかニュートラルあたりだったんですよね・・・
GR IIIの時にハードモノトーン、ハイコントラスト白黒、ポジフィルム調辺りを積極的に使っていって、結構ピクチャーコントロールは楽しいなと感じてからはなるべく色々なピクチャーコントロールを試すようになりました。
PEN E-P7のなんかヤバ気なドラマティックトーン1やラフモノクロームが好きだったので、TG-6でも使ってみました。
ドラマティックトーンIを試してみたけど被写体的にアレだったのでモノクロのドラマティックトーンIIにしてみました。
ちゃんと見たらカラーの1と同じ感じなんですが、色が無くなる事でカラーの時のギラギラ感も消え、雰囲気が全く変わってしまいました。
モノクロのこれはちょっと違う。
そしてドラマティックトーンはちょっとギラギラした感じの場所の方が似合う気がする。
モノクロだったらやっぱりラフモノクロームIがお気に入りですね。
ライカのモノクローム機のモノクロがスッキリした感じのモノクロだとしたら、こっちは粗さがあるけどメリハリがあって好きなんですよね。
めっちゃ夜とかに撮りたくなるピクチャーコントロールです。
TG-6だとセンサーが小さくて止まって写さないとやっぱりブレたりするので、何年か経って中古で価格がこなれてきたらEP-7をもう一回買いたいなぁ・・・レンズはコンパクトに17mm/f2.8あたりで・・・ま、買うか分かりませんけど(´・ω・`)
これはVIVIDですが、曇天だったので明るさを上げて黄色を飽和気味にさせてみました。
薄暗いと黄色い花なんかが心地よかったりします。
既定のピクチャーコントロールでもカスタムできたりするので、自分好みに調整していくのも楽しいですよ。
カメラによっては自分で追加しないと基本的な物しか入ってない場合もありますが、後から現像ソフトやらで調整しなくてもJPEG撮って出しで済む場合もあるので、気に入ったモードを探して積極的に使っていくと普通に撮るのとはまた違った楽しみ方が出来るのではないかと思います。