イケフェス大阪2017の記事も最後です。
●三井住友銀行大阪本店ビル
1926年に第一期、1930年に第二期工事が行われて建設されました。
側面ですが、ほぼ2階までぶち抜きの1階フロアの高さがインパクトがあります。
銀行という事で、内部の撮影はステンドグラスのある共用応接ロビーのみでした。
ただ、銀行部分の営業ロビーの柱や天井部分などは綺麗な彫刻が施されており、さながら美術館のような美しさでした。
これは一見の価値があると思います。
まぁ銀行部分なので、見物がてら公共料金の振り込みなどに行くのもいいんじゃないでしょうか?(^^;
●大阪ガスビル
南館が1933年に建築、北館が1966年に増築されました。
北館と南館で窓の大きさとかが違うので、一目でどの部分から増築されたのかが分かります。
大阪の人なら見慣れたこの大阪ガスのマークですが、左の丸の下が途切れてるのが分かるでしょうか?
実はこのマーク、大阪ガスの「o」と「g」を文字ったマークなんですよね。
私は以前に何かで見たか読んだかで知っていたんですが、言われないと確かにガスホースの根元をロックしていた金具をマークにしたのかなって思っても不思議じゃないですよね。
2階部分の丸窓
実はこのガスビル、昔は2階に小劇場があって、演劇や映画の上映などが行われていたそうです。
戦前は淀川長治さんがここで洋画の上映をされて普及に努めておられたそうです。
この窓はその時の控室があった場所の窓に当たるそうですが、現在内側は壁が打ち付けてあるそうで、確認できるのは外側のみとなっています。
そして8階、アンティークな小物などが飾られたこのフロアにガスビル食堂があります。
ガスビル食堂は竣工当時からあって、今現在も普通に食事が出来ます。
ガスビルが出来た当時は、まだ御堂筋が6mくらいの道幅しかなく、高い建物もほぼ無かったので、それこそ周囲の景色が一望できたそうです。
まだまだ多くのビルが公開されていたんですが、生憎の天気で多くを回ることは出来ませんでした。
また機会があれば予約抽選のビル見学なども申し込んでみたいと思います。