●2日目
朝一でうさぎ島の別称で呼ばれている大久野島に向かいます。
大久野島は環境省保有の国有地で昔は陸軍の毒ガス製造工場があった場所です。
港からは広島(瀬戸内海)の軍艦島と言われる契島がみえます。
島が丸ごと工場という風変わりな島。
確かに離れてみると軍艦島のようなシルエットにも見えますね。(DXにクロップして撮影)
そして乗っていく船。
竹原と大久野島を繫ぐ定期航路の船でバンカー・サプライが運行しています。
ウサギの餌も購入出来て、使用後の餌袋を変える時に渡すと缶バッヂを貰えます。
ゴミを島に残さないためにはいい取り組みだなと思いました。
島に渡ると直ぐにウサギがいます。
人間=餌をくれるものという認識になっている様で人を見かけると結構な割合で駆け寄ってきます。
なんなら他の人から餌をもらっていても他の餌が貰えるのかもとか思ってるフシも見えます。
いうても可愛いので許すしかないんですがw
毒ガス製造工場という軍事施設だったので、防衛用のキャノン砲を設置していたようです。
24cmキャノン砲が設置されていた場所
北部砲台跡地には24cmキャノン砲が3基(元々は4基だったよう)、12cm速射砲が4基設置されていたようです。
島の中部の山上にある展望台や砲台跡地などは土砂崩れか崩落があったのか、立ち入り禁止になってました。
そうそう、うさぎは島のいたるところにいるのですが、流れに沿って餌をあげていくと1周する前に餌が無くなるので、人が多くて餌に困ってなさそうな場所ではあまりあげずにバランスよくいく方がいいかもしれません。
一回り小さかったのでまだ子うさぎだったのかもしれません。
餌を持ってなかったんですが、しゃがんだ場所にちょうど誰かが挙げた餌が残ってた様でそれを食べてました。
立ち上がってアピールされてももう持ってないんや・・・
廃墟とうさぎが混在する島。
ただうさぎが可愛いだけではなくてこういった歴史背景もあるんだよといった事を思い知らされます。
竹原港に戻るとカラーマンホールが置いてありました。
そういやマンホールを撮ってなかったと思って撮っておきました・・・が、どうやら竹原駅前には竹原を舞台にしたたまゆらのマンホールもあったようなので撮っておけば良かった(´・ω・`)
竹原はとってもいい雰囲気でのんびりできるんですが、電車の便が良くないので広島に行くにも福山に戻るにも結構時間が掛かります。(福山に出る方がまだ早い)
なので、少し早いけど福山の方へ向けて帰路につきました。
電車は海岸沿いを通るからか結構な鈍行ですが、なんかいいなぁって気持ちになります。
上は青空で下が夕焼けというちょっと変わった夕日。
尾道はまずまずの観光客がいましたが、インバウンドがないせいかうさぎ島も外国人観光客が少なく、竹原は交通の便が悪いのもあるんでしょうが町並み保存地区も人がまばらでかなりゆったりと過ごせて写真も撮り易かったです。
まぁほかには何もないと言ってしまえばそれまでなんですが、高層建造物も少なくて都会の息苦しさのようなものを忘れさせてくるいい所でした。
流石に大阪から電車で竹原の日帰りは厳しいかと思いますが、もっと色々と調べてまた行ってみたいなぁって思いました。
●Z5を初の旅行で使ってみての感想
ライカM10-Rをメインにしていたとはいえ、NIKKOR Z 24-200mmは広角端から望遠端までしっかりと写るので、旅行に行くならこれ1本で『なんとか』なりますね。
補正とかも掛かってるんでしょうけど、本当に昔のズームレンズとは全然違いますね。
唯一の難点をあげると最短撮影距離の問題で食事の写真とかはかなり厳しい感じになる事。
寄って撮れて尚且つ自分の食事のトレーくらいはカバーできるZ 28mm F2.8を持っておけばベストかなと思います。
あと、山から街を写す感じだと手前の方が写っても微妙だったりする事が多いので今回はZ 14-30mmは持って行きませんでしたが、28mmではなく14-30mmなら食事の写真なんかも大丈夫なので、この2本の組み合わせなら全てを賄えるかなぁという気がします。
レンズ交換の煩雑さを考えたら14-30と24-200で完結させる方が重さ的にも軽くなるのでいいのかもしれませんね・・・