日に日にライカM11での検索で来られる方が増えてきております。
Leica RumorsさんにM11の写真やスペックシートがリークされていたので、引用させていただいて、個人的な感想とかをまとめたいと思います。
※あくまでもLeicaの発表ではないので13日と言われている実際の製品とは細部が違う可能性もある事をご理解ください。
とりあえずスペックを見てみよう
センサー | ローパスレス 60.3MP |
プロセッサ | Leica Maestro III |
本体サイズ | 138.8 x 80.3 x 38.45 (横幅x高さx厚さ) ※吊り輪を入れると横幅は147.2mm |
重さ | ブラック 455g / 533g(バッテリー含む) トップカバーがアルミになっているので軽量化されている シルバー 565g / 640g(バッテリー含む) トップカバーは従来通りの真鍮製 |
バッファ | 3GB (DNG 15秒 / JPG 100枚以上) |
SDカードスロット | UHS-II (本体バッテリースロット部分にあり) |
撮影可能枚数 | 700枚(CIPA基準 レンジファインダー撮影) |
内蔵メモリ | 64GB |
ISO | 64-50,000 |
シャッター速度 | 60分~1/4000s (電子シャッター 60s-1/16,000s) |
Wi-Fi | 2.4GHz / 5GHz |
記録サイズ | DNG L-DNG 60.3MP、9528x6328px、70-120MB M-DNG 36.3MP、7416x4928、40-70MB S-DNG 18.4MP、5272x3498、20-40MB JPG L-JPG 60.1MP、9504x6320、15-30MB M-JPG 36.2MP、7392x4896、9-18MB S-JPG 18.2MP、5248x3472、5-9MB |
インターフェース | USB 3.1 Gen1 Type-C 本体底面のバッテリースロット横にあり |
USBパワーサプライ | スリープor電源OFF:USB充電 電源ON:USB給電 |
バッテリー | BP-SCL7 リチウムポリマー 7.4V 1800mAh |
チャージャー | BC-SCL7 USB-C 5V2A入力、DC8.4V 1A出力 |
アダプター | ACA-SCL7 A C110〜240V DC5V 2A出力 |
・噂通りに6000万画素センサーを搭載するようです。
・RAWのサイズを3種類選択できるようなんですが、フォーマットやサイズに関わらずセンサー全面が使用されるようです。
ただ、L-DNG、L-JPGをベースにした1.3倍/1.8倍のデジタルズームも利用可能という書き方がされているので、MやSはトリミングされた画像という事なのかもしれません。
・内蔵メモリを64GB搭載しているので、L-DNG+L-JPGでガンガン撮りまくるとかでなければSDカードも必要ないかもしれません。
・M型で初めてUHS-II対応スロットになりました(そらUHS-IIじゃないと60Mは無理やろ)
・USB端子は後で載せる写真を見て頂ければ分かりますが、本体の底についてます。
・USB充電ができるのは当然かと思いますが、スペックシートを見る限りは電源ONでもUSB給電&バッテリーチャージが出来るようです。
ただ、底面にしか端子の持っていき場所がなかったのは分かるんですがどうもなぁ・・・・
・個人的に最大の改悪と言っていいかもしれないポイントがブラックはトップカバーがアルミになりました。
本体が軽い方がいいって人には良いんでしょうけど、個人的にはちょっとなぁ・・・
どうせ「P」モデルとか限定モデルで真鍮のトップカバーのブラックを出すんでしょうけど。
・ISOのスタートが64からになりました。
・バッテリーチャージャーの項目にUSB-C入力の記載がありましたので、いよいよ公式にモバイルバッテリーでもバッテリーチャージができるようになるみたいですね。
・Wi-Fiが5GHZ対応になりました。
アプリの作りがアレだったらあまり意味ないけど、少しでもスマホ転送が速くなるなら嬉しいポイントです。
個人的にM11で羨ましいなと思ったのはこの3点でしょうかね。
因みに海外でのお値段はM10-Rよりも$1,000安いのでM10-Pくらいの価格になるのかも知れません。
リーク画像
ここからアップされていたリーク画像を紹介していきます。
レンズ着脱ボタンの向かって左上にあったフォーカスボタンがトップカバーに移動したので無くなりました。
M10では上から順にLV、PLAY、MENUだったボタンがPLAY、FN、MENUに変わりました。
ファインダー右横の丸は何かなって思ったんですが、M10では3連ボタンの上にあったSDカードのアクセスランプがなくなってるので、もしかするとアクセスランプかもしれません。
アルミになったブラックのトップカバー(´・ω・`)
シャッターの横にフォーカスボタンが移動してるっぽいんですけど、これ使い難くない?
M10だとVisoflexを覗きながらシャッターに人差し指は乗せたままでも右手中指でフォーカスボタンを押す事でピント部分の拡大縮小が出来てたのに、これだといちいちシャッターから指を離さないといけないわけで・・・
動画ボタンなら分かるけど本当にフォーカスボタンだとしたら、ここに持ってきた意味はよく分かんないですね。
底面はQ2とかSL2とかのような感じ。
レバーの右側がバッテリーになってて、バッテリーの底部分がSDカードスロットの役割も果たしてます。
なので、SDカードを交換する時はバッテリーを毎回抜かないといけません。
せっかくボトムカバーが無くなってバッテリー交換は楽になったのに、カード交換する時にはバッテリーを抜かないといけないという新たなM型の作法ができてしまいました。
なんとか頑張ってQ2みたいに底面ラベルの方に持ってこれなかったんだろうか・・・
あとUSB端子、6000万画素だと結構バッテリー消費が大きい気もするので給電使用できるのは有り難いんだけど、底面にあるということはPC接続時やバッテリーをアダプターと本体とで2本同時充電しようと思った時に液晶画面を下にして置くしかない感じになるんですよね。
何かあった時に液晶面を擦る事になるから、清掃時とか以外はあんまりそういった置き方はしたくないなとは思うんですが、まぁ緊急時だから仕方がないのかな。
バッテリーとチャージャー
1800MAhなのでライカM Typ240と同じ容量に戻った感じですね。M10のバッテリーが1100mAhしかなくてVisoを使うとかなり減りが早いのでめっちゃ羨ましいです。
M10だと怪しげな中華製のものを使わないとUSB充電ができないので、純正でUSB充電できるのも本当にね・・・
ライカさん今からでもM10用のアダプターを出してくれませんかね?
そしてこんなのも載ってたので付属するのかな?
Lightning-USB Type Cケーブル
もしかするとM11とiPhoneを繋ぐとLeica FOTOS経由かファイルアプリなんかで内蔵ストレージやSDカードの中身を転送できるのかもしれません。
正直どうなんよ?って見たときは思ったけど、Wi-Fi経由でやるよりも消費電力が少なくて済むかもしれませんね。
とにかくM10はWi-Fiの起動がとんでもなく遅いのもあるけど、60Mになると転送するだけでも時間がかかるだろうから消費電力が減らせて転送も早く済みそうならケーブルの方がいいのかも。
オプション品
レザーケース
この茶色と黒はあるようですが、他の色もあるのかも知れません。
とうとう純正でも底が開閉できるケースが登場します。
写真を見る限りM10のフォーカスボタン部分が段落ちしてないので、ケースはM11専用のようです。
蓋部分の端が凹状になってて開けやすいようにかなと思ったけど、USBケーブルを挿してる時の逃がし口かも知れません。
個人的な本命Visoflex2
一応の所、噂ではずっと『M10にも対応した新型のVisoflexが登場する』って言われてたんですが、ぶっちゃけM10でも動作するのかどうか分かりません。
というのも海外の販売店に登録されている価格や写真は出てるけど、詳細がまだ全く出てないんですよ。
一見すると四角くてちょっとコンパクトそうにも見えます。
ただ取り付けた写真を見ると
はいドーン! 結構大きい。
とはいえ、閉じた状態だと角形のビューファインダーを取り付けてるのと変わらないんじゃないかなって感じがします。
あとね、軍幹部の段落ちしてる部分に面合せされているので、統一感があります。
因みにM10にVisoflex Typ020を付けた状態。
取って付けた感が凄いのは誰にも否めないと思うんですよ。
しかも段からはみ出してるのでSS見えないしね。
新型はベースの厚みも減ってるので、Typ020の円形部分の半分くらいまでの高さで済むんじゃないかなぁって思います。
因みに海外での価格はTyp020と同じとのことなので、そのままだったら8万くらいでしょうか。
一説によるとVisoflex Typ020はM11に対応してないなんて話も聞いたので、逆のパターンでViso2がM10に対応してない可能性あるのかも知れない。
勝手な憶測で行くとTyp020の消費電力が大きくてM10でも結構バッテリーの減りが早いので、M11と組み合わせるとアカンくらいのレベルになるから非対応って話になってるのかも知れません。
もしそんな理由だったらViso2にすればM10ユーザーも幸せになれる・・・だったらいいんですけどね。
まとめ
前回の噂の時よりもM11を待たずにM10-Rブラックペイントに行って正解だったなと思いました。
M11って中途半端というかどっちつかずというか、そもそもどういう層に向けて作ったん?って感じがするんですよね。
どっちかというと、SL系やQ系のようにこの先3〜4年くらいはこれで戦えるでしょ?ってスペックを突っ込んで作りました感が凄くするんですよ。
確かにM型でもより高画素モデルを求める人もいるでしょうけど、個人的にはM型はスナップカメラだと思ってるのでオーバースペックで扱い難いのは避けたいかなぁ。
ピント合わせとか手ぶれとかあまり気を使いすぎたく無いので、M10-Rぐらいがボーダーラインかなと思ってます。
そもそもレンジファインダーが使いたくてM型ライカを使ってるのにEVF主体にしなきゃいけないんだったらSL2でええやろって話でw
それにM11-Pはバッファを増やすか内蔵の記憶容量を64GBから128GBにするとか、ブラックはアルミを真鍮に戻すとかって感じの改良くらいしか弄れそうな気がしない(M10からM10-Pの様なチューンナップはないと思う)ので、無理にM11の事を考なくてもいいかなと思いました。
バックオーダーが掃けて暫くしたらライカストアでタッチ&トライをするでしょうしね。
その間に少しでも真鍮地が出てくるようにブラックペイントを使い倒すことにしましょう。
そんなわけでM11の最新のリーク情報から個人的な感想をまとめてみました。
なんかM11の情報がほぼほぼ出たのにVisoflex2の情報早よ!!って感じになってますねw