そんなわけでライカM10と行く長崎旅行の旅FINALです
※ライカM10の写真記事ですが、M10じゃ軍艦島の全景撮影が無理だったので、最初の2枚だけLUMIX G100で撮ったものを載せてます。
という事で3日目。
今日は端島(軍艦島)を目指します。
軍艦島は見に行く事はできても波の関係で上陸できない事もあるそうで、その場合は隣の高島に行くそうです。
クルーズ船に乗って進んで行くと徐々に軍艦島が見えてきました。
いや、マジで軍艦じゃん。
外周を1周してくれて、上陸できても一般では見学出来ない部分も船から見る事ができます。
上陸の問題が無いとのことで港に接岸していきます。
こういう時ってズームレンズは本当に便利やなーって思いますね。
港から上陸して見学可能エリアの導線だけはきっちりと舗装されていましたが、他の部分は廃墟。
人の手が入らない状態だと50年でこれだけボロボロになっちゃうんですね・・・
順路を進むと階段と煉瓦の壁が見えてきます。
作業をされていた方はこの右側に見えている階段を通って地下の炭坑に続くエレベーターに乗降する時に通っていたそうです。
命を落とす危険もあり、戻ってきた時に命のありがたさを感じる事から「命の階段」と呼ばれていたそうです。
そしてその隣にある煉瓦造りの建物跡
これが世界遺産!・・・ではなくて
建物の反対側にある軍艦島の護岸が世界遺産だったりします。
ぶっちゃけそんなこと言われてもなぁって感じがするけどそうだから仕方がない。
見学ルートの一番奥には30号棟があります。
実はこれ、日本で初めて建設された鉄筋コンクリートのアパートだそうです。
完成後に増築されて7階建てになっています。
しかし、無人化以降の風化が激しく、崩落の危険性もあるのでこれ以上近寄れなくなりました。
昔はもう少し近くまで行けたそうですが
見学可能エリアのすぐ横の建物の老朽化を見ても分かるようにいつまで30号棟を見る事ができるのかは誰にもわかりません。
かつては多くの人が生活していた場所も、今では一般の見学者が行ける場所は島の1/4の舗装された外周のみ。
なんか色々な事を考えさせられた気がします。
いろんなものが崩れたり倒れたりする中、ブロアー室に取り付けられていた丸太だけは折れずに真っ直ぐ天に向かって立っていました。
崩れゆく世界の中に力強く立つ丸太に何か生命の強さの様なものを感じたのでモノクロで撮影しました。
今度また長崎に行ったとしても軍艦島に上陸できるのかはわかりませんが、可能ならばもう一回行ってみたいですね。
というわけで、写真で過去の旅を振り返ってみましたが如何だったでしょうか?
実は長崎の旅ではG100でしか撮ってなかった写真なんてのも結構あって、そこら辺はバッサリ抜けてるので、また機会があればG100での記事も書いてみようかななんて思います。