望遠撮影には必須・・・かどうか知らんけど、あると楽そうなドットサイトを購入してみました。
航空ショーとかで確実に追えなかったり、普通に飛行機とかを撮るにも望遠でファインダーを見てたらロストする事が多いので周囲が見ながら狙えるなら便利かなと思って以前から買おうか迷ってたんですよね・・・
とりあえず必須に近いアイテム
それと必要か分からないけどこれも買いました。
ドットサイトをカメラの左横に固定できるエツミのドットサイトブラケット。
こいつを使えば両眼視でドットサイトとファインダーを見れるようになります。
当初はSmallRigのL字プレートにプレートを何枚か組み合わせて両眼視出来るようにしようと思ったんですが、いくら実サイズを調べてシミュレーションしても全然高さが合わねぇんですよ。
両眼視しないんだったらカメラの上のホットシューでいいじゃんって感じなのと、確実にこのブラケットよりも高価になるのでやめて素直にブラケットを買いました。
因みにホームセンターで適当なプレートを加工してもいいかなぁなんて思いましたが、手間とか考えて止めました。
錆びたりしたら面倒だしね・・・
実際にZ6IIとこちらを利用して横並びにしたD F-M1を使用しましたが、ファインダー両眼視ができなくても液晶画面を一緒に確認できるので、かなり歩留まりはよかったです。
D F-M1 ドットサイトの外観
パッケージは昔ながらのニコンの箱。
大きいのか小さいのか良く分からんサイズ感の箱ですが、本体と電池だけならこんなもんかね。
レザーケースも付いてました。
LeicaのVisoflex Typ020は入れるのがちょっとキツめなのに対してこっちは普通に入れやすいサイズです。
操作面
左上から明るさ調整、ドットサイトの色の変更(赤/緑)
下のレバーを右にスライドさせるとドットサイトがオープンして使用可能になります。
一番下が表示されるドットの切り替え
右側面
右側面のダイヤルでドットの位置を上下させます
左側面のダイヤルではドットの位置を左右させます
持ち運び時はこんな感じで閉じた状態で持ち運べます。
そのまま持ち歩いてパネルを破損する可能性が下がるのと持ち運びしやすくなるのでいいですね。
オープンした状態
なかなかこじんまりとしたパネルが出てきます。
後ろから見るとこんな感じ。
電池を入れてないので何も写ってませんが、周囲のパーツで遮られる部分があるとはいってもファインダーと違って周りが見えるので、ターゲットを狙うのはやり易いです。
ちょっと手間なのが電池の出し入れ。
この本体裏面の銀色のポッチが裏ブタの固定ピンになっていて、押し込む事で蓋がスライドして外せるんですが、しっかり押し込まないといけないので何か細長いものが必要になります。
電池がどれだけ持つかにもよりますが、現地で交換とかを考慮するならクリップとかSIMピンとかが必須かも・・・
電池はCR2032なのでいざって時にはコンビニでもかえます。
・・・いうてこんなのを使う場所のすぐ近くにコンビニがあるとは限らないので予備電池は必須でしょうけど。
ドットサイトの見え方
ドットはこんな感じで映ります。
操作パネルのR/G切り替えボタンでドットの色を赤にも切り替えできます。
ターゲットに合わせて見易い色に切り替えて使う事ができます。
最初はオリンパスのEE-1の方が安くていいかと思ったりもしたんですが、夕方とか紅葉とか緑の木々とかでドットが見難い時に切り替えが出来るのでニコンの方にしました。
・・・どれだけ使うかわからんのだけども・・・(´・ω・`)
設定は早めにしておきましょう
左右ダイヤルで右上にドットを移動させました。
右上に移動させたのに右上じゃないように見えるのは、見る位置によってドットの位置が変わってしまうから。
調整した後は同じ場所から見ないと全く意味がありません。
実際に使う時にはおおよその被写体との距離を想定した位置に合わせて、ドットサイトで狙った部分がカメラの液晶で中心付近にくるように調整しておくといいかなと思います。
カメラにセットアップしてみた
で、ドットサイトブラケットをカメラに付けてDF-M1を取り付けた状態がこちら。
見栄え前提で24-200mmを付けてみました。
急にメカメカしくなってカッコいいです。
高さ的にも問題なく右目でファインダー、左目でドットサイトが見れる感じです。
ドットサイトブラケットのホットシュー部分が直ぐにズレるとか固定が甘いとかって書き込みがあったりするんですが、常に同じ場所で同じポイントを狙うのであれば全く問題ありません。
しかし、距離によっては微妙に左右というかホットシューの角度を回転させてやる必要があるので硬すぎると不便な気もするので、気になる人は何らかの対策をすればいいんじゃないかなと思いました。
月も出てないし夜だから撮りに行くのもアレだしと思って3~4m先の室内を200mmで狙ってDF-M1の位置調整をしてみました。
こんな感じでめっちゃ内側に向いてますw(無駄に近距離で合わせたからこうなってるだけで、実際にはほぼ真っ直ぐになります)
まさに近接ほど視差が大きくなるレンジファインダーのようです。
ある程度の距離が離れた状態でないと使う意味が全くないし、両眼視しにくい角度になるので使う方がストレスが溜まりそうです。
それと望遠になるほど地味な誤差で撮影位置がズレる可能性もあるので、撮影する焦点距離に合わせて調整しないといけないかなぁとは思います。
ま、テレ端で合わせておいて少しワイドにする程度ならそのエリアはカバーされるのでドットサイトだけを見て撮影しても問題ないんでしょうけど・・・
とりあえずこいつはちゃんと使い込んでいかないと分からない類のアイテムだなとは思うと同時に、ちゃんと使えば望遠でファインダーを覗きながら被写体を追えない動体素人にはめっちゃ便利なアイテムなんじゃないかなぁとも思いました。
・・・・M型ライカで慣れてるので両眼で見るのは全然問題ないんですが、実はこれカメラのホットシューに固定してドットサイトだけで撮影する方が両眼視をするよりも被写体を追いやすいんじゃないだろうかなんて気もしてたり・・・(´・ω・`)
明らかに右からくるものに対してはレンズが邪魔で見えませんし、なるべくドットをセンターに持っていけるのであればほぼセンサーの中心になるわけですし。
この辺りもちょっとずつ使いこんでみないといけませんね。
・・・・いつ使うか分からんけどね(;´Д`)
上でも書きましたが、実際にZ6IIとテレコン&100-400mmでブルーインパルスを撮りに行った時は予想外に遠い位置での飛行でしたが、ドットサイトがあるお陰で目視で飛行機を追いながらドットサイトで捉えて撮るという事ができました。フレーミングは難しかったですが、望遠レンズを付けたファインダーで被写体を追うよりも圧倒的に楽だったので、望遠を使いたいけど被写体を追うのが苦手な人にはかなり役立つアイテムになってくれると思います。
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