値上げとかZ8とか色々な情報が出ている中、ひっそりとZ30のファームウェアアップデートがニコンのダウンロードセンターで配信されています。
Ver.1.00→Ver.1.10への更新内容
更新内容は以下のとおりです。
- NX MobileAir iOS 版に対応しました。 ※ NX MobileAir Ver.1.1.3 以降のバージョンをお使い下さい。
- リモートグリップ MC-N10 に対応しました。
- レンズのパワーズームに対応しました。
- 動画撮影中の画像モニターの表示が赤枠で表示されるようになりました。
- 動画の記録中、記録の経過時間が表示されるようになりました。
- ML-L7 を使った撮影を行ったとき、以下の設定の場合にレリーズ毎にオートフォーカスを行うようにしました。
- - [フォーカスモード]を[AF-C]に設定、かつ[カスタムメニュー]> a1[AF-Cモード時の優先]を[レリーズ]に設定
- オートフォーカス使用時にメモリーリコール機能を使ったとき、使用しているフォーカスモードに関わらずピント位置呼び出し操作を行っている間は、シャッターボタンを半押ししてもピント位置が移動しないよう動作を改善しました。
- 自分撮りモード時の ML-L7 のフォーカスポイント操作を改善しました。
パワーズームに対応
もうすぐ発売になるDX 12-28mmに合わせてパワーズーム操作の設定が追加されています。
メニューの鉛筆アイコンの[f操作]にパワーズームのボタン操作が増えています。
拡大縮小ボタンでパワーズームが操作できるようです。
ズームの速度も設定可能。
また、これに付随する形でスパナマークのセットアップメニュー内に[ズーム位置の記憶(PZレンズ)]も追加されています。
動画撮影状態が一目でわかるようになった
DX 12-28mmを買うかどうかはともかく、このファームウェアアップデートで個人的に一番有難い変更は動画の録画状態が一目で分かるようになったこと。
レンズキャップを付けたままで状態だけ確認してみた画像がこちら。
Z9のフィードバックなんでしょうけど、液晶画面内に赤枠が表示されるので録画中なのが一目でわかります。
Ver.1.00の時は左上の[⚫︎REC]が出るだけだったので、録画してるつもりが録画できてなかったりして、見落としている場合があったんですよね。
Z9を使ってて分かりやすくていいわーって思った部分がフィードバックされて、これはマジで嬉しいです。
あと、右上の録画可能時間の下に録画時間も表示されるようになったので、尺のことを考えやすくなりました。
自分は結構動画を適当に撮る方なので、写真の園長の感覚でさっと撮ってしまってたら、10秒以下・・・下手したら5秒くらいしか尺がなくて動画で使い物にならない事が多々あったので、経過時間が分かれば、撮るときにどう使うかを考えながら長さを決められるかなぁなんて思いました。
他の部分はあんまり使ってない機能だったりするので、まぁ細かい調整かなって感じですが、Z9同様に録画状態がぱっと見で分かるようになったのは本当に助かります。
恐らくですが、PZズームレンズはZ30での需要が多いだろうということでZ30のファームウェアを先にだしたんでしょうけど、他の機種もアップデートされると思うので、もしかすると赤枠は他の機種にも降りてくるかも知れませんね。
・・・・ていうか、他の機種にも追加しといてください(;´д`)