昨日外出用のイヤホンを買おうと思うなんて書いておいてあれなんですが、手持ちの有線イヤホンをバランスケーブルに変えてみました。
いままでもバランスケーブルではあったけど・・・
今まで使っていたケーブルはNOBUNAGA Labsの『辻が花』という高純度無酸素銅を使用した4芯のケーブルです。
0.06mmの超極細高純度無酸素銅を1芯あたり133本(19本x7束)を使用しています。

難点としてはケーブルが重くて歩いているとケーブルに引っ張られる感じがするのと、服とのタッチノイズが大きく感じられる事でしょうか。
写真では綺麗な感じの銅色に見えるかもしれませんが、昨日の記事でも書いたように、購入時のケーブルの色がピッカピカの十円玉のような色だとしたら、今は鈍い感じの銅という色になってます。
で、結構長く使っているんですが、最近はバランス側の接点あたりがなんか胡散臭い状態になっていて、突然途切れて音が聞こえなくなってしまう事があります。
こうなると一旦バランス端子から着脱しないと音が聞こえなかったりするので面倒臭い状態になってるんですよね・・・
Yinyooの純銀線バランスケーブルにしてみました
そんなわけで、以前からAmazonで見ていたMMCXのバランスケーブルの中で、Yinyoo製の純銀ケーブルを使用した4芯のバランスケーブルを購入しました。
5N単結晶銅に銀メッキをしたものではなく、純銀線を選んだのは単純にシルバーケーブルの音を聞いたことがなかったから。

洒落たパッケージに入っているわけじゃないけど、バランス部分の端子はカバーされていたりして、必要最低限の保護はされてました。
普通に綺麗ですね。
0.08mmの純度99.99%の純銀線を1芯あたり10本使用しています。

MMCXの端子の溝の部分には右側(R)の赤と左側(L)の青が入っているので、接続時に間違えにくいようになっています。
早速イヤホン本体に装着してZX707に繋いでみました。

辻が花に比べると軽くてしなやか(1芯あたりの本数が大きく違うので当然ですが)なので取り回しがとてもいいです。
実際に耳に装着してみたら軽くてケーブル自体の重さでイヤホンが引っ張られるような感じもありません。
タッチノイズもあまり感じないので使いやすいかも。
今まではスタンダードに下向きに直出しだったのにケーブルの自重でイヤホンが引っ張られてたのでイヤーパッドがずれたりしてたのかもしれないってくらいに安定しています。
ウッドハウジングにアルミのコネクタという異色感。

熱収縮チューブで耳にかけるループがついています。
なにこれ全然違うじゃん!
今までの辻が花で聴いているときは、イコライザーをONにしていましたが、OFFにするとなんかすごく素直な感じの音でした。
リケーブルしたYinyooのシルバーケーブルで色々と聞いてみましたが、今までと全く違うものになりました。
「あれ?イコライザーをONにしてたっけ?」って確認してしまうくらいに全くの別物。
解像度が上がって音のバランスが良くなりました。
強く出るようになったのが低〜中高域あたり。
辻が花の時もYinyooの時も音量は全く触っていないんですが、音量が変わったのかと感じるくらいに低音とボーカルが聴きやすくなってます。
低音が強くなってるんですが、ボーカルがかなり聴きやすくなっているので低音が邪魔という感じはありません。
銀線といえば高音がキンキンなイメージがあったんですが、高音の方は決して刺さることはなく解像感が上がってますね。
高音域でも音が細かくわかるので、何を聴いてもガチャつくことがなくて普段使いにも十分いけそうです。
女性ボーカルや男性ボーカル、ロック、バラードとか色々聴いてみましたが、なんでも来いな感じ。
ですが、アコースティックギターとかオーケストラなんかはめちゃくちゃ良くて、こういった曲やクラシックなんかだと凄くハマりそうな気がします。
ここまで変わってくれて¥3,000くらいなのはコスパがとんでもないですね。
明日あたり昨日書いてたイヤホンを聴きに行ってみようかなと思ってるんですが、音の好みが違ったら暫くはこの組み合わせでもいいかなと思うくらいによかったです。
いや、マジで買ってみてよかったです。