防水コンデジで使い勝手のいいTG-6ですが、RICOH GRIIIと同様にユーザーセッティングをカメラに登録する事が出来ます。
登録できる設定は背面ダイヤルにあるC1とC2の2つになりますが、動体撮影で連写をするようなカメラでもないので、完全に自分好みの設定を登録する事が出来ます。
という事で、他のカメラでも行っていたような感じで自分好みのカスタマイズをしていこうと思います。
現行機のTG-7もボタンレイアウト等はTG-6から変わっていないので、同じ設定でカスタマイズできるのではないかと思います。
各種項目の設定
ホワイトバランスの調整方法
メニュー画面の歯車アイコンにある[E.画質/WB/色]からWBモードを選択します。
右矢印キーを押すとホワイトバランスの調整が可能になります。
調整できる内容としては
A:-7~+7
G:-7~+7
調整中はカメラの録画ボタン(赤丸ボタン)を押すと現在の画像がキャプチャーが出来るで、そこで好みのホワイトバランス設定を行います。
WBオート、晴れ、曇りなどの各項目で調整が可能です。
ピクチャーのカスタマイズ
メニュー画面の撮影メニュー1にある[ピクチャーモード]を選択。
カスタマイズしたいピクチャーで→ボタンを押すと調整画面に切り替わります。
ピクチャーモードの【カスタム】を使えば、元のピクチャーはそのままでカスタマイズが可能ですが、カスタムに登録が出来るのはi-Finish、Vivid、Natural、Flat、Portrait、モノトーンの6種類のみで、アートフィルターに関しては直接設定を変更するしかありません。
また、アートフィルターの場合はカスタマイズできる部分がほぼ無く、効果の追加でフレームを付けたり、ソフトフォーカスやピンホール効果などの設定だけが行えます。
モノクロ系はフィルター効果(赤・緑・黄・オレンジ)と調色(セピア・青・紫・緑)の変更も可能です。
ユーザーセッティングの登録方法
メニュー画面の撮影メニュー1にある[リセット/カスタム登録]を選択
カスタムモードC1かカスタムモードC2を選んで登録を実行。
C1かC2の登録した方にモードダイヤルを合わせれば設定した内容で撮影する事が可能になります。
調整したピクチャーモードで撮影した写真
渋めのカラー調整をしたVivid
ピクチャーモード:Vivid
シャープネス:+1
コントラスト:-1
彩度:-1
階調:ローキー
WBモード:曇り(6000K) A-2、G+1
という設定で撮影しました。
雨降り直後の曇天だったので、ホワイトバランスは曇りを調整したものに設定しましたが、普段は晴れを調整したものでいいのかもしれません。
ローキーがいいのかどうかは分かりませんが、通常のVividとは違う感じに落ち着いています。
スーパーマクロも使えるので、葉脈もハッキリと見えますね。
とりあえずVividで弄ってみましたが、i-Finishとかの方がいいのかはまた追々試してみたいと思います。
カスタマイズしたモノトーン
ピクチャーモード:モノトーン
シャープネス:+2
コントラスト:+2
フィルター効果:N:無し
調色:N:無し
階調:ローキー
WBモード:曇り(6000K) A-2、G+1
振り切ってしまっているので結構ハイコントラストになっていて好みな感じにはなっているんですが、シャープネス+2はやり過ぎたような気がします。
シャープネスは普通かやっても+1までだったかなぁ・・・(;´Д`)
ニコンZのピクチャーコントロール:グラファイトも好きですが、スッキリしたモノクロという感じで普段使いするには丁度いい感じかなと思います。
変にエッジが効きすぎているので、シャープネスを落としてまた試してみます。
まとめ
なかなかいい感じに調整するのは難しいものですが、やはりカスタマイズをやっていると楽しいですね。
流石にミラーレス機に比べたらカスタマイズ可能な部分が少なかったりはしますが、ある程度自分好みの色味に近づけられるだけでも使っていて楽しいと思うので、コンデジをお持ちの方でこういったアートフィルター的なものがカスタマイズ可能なようであれば、一度弄ってみるのはいかがでしょうか?