現在、ほぼ在庫処分価格と言ってもいいくらいの価格で販売されている『DENON PerL Pro(AH-C15PL)』
Masimo AATによるパーソナライズ機能を使う事で、自分にとって最適な状態で音楽を聞かせてくれるイヤホンなんですが、外側のレドーム状になったハウジングのせいで合う合わないが顕著に出るイヤホンかなとは思います。
かくいう自分も店頭試聴した時には全然耳に合わなくて一度諦めたわけですしね。
とはいえ、適切なイヤーピースやウィング付きのイヤーパーツを使用すれば装着感は意外と解消されるという事も分かっているので、実際にはかなりお買い得なイヤホンです。
さて、そんなPerl Proですが、実は意外と付属のイヤーピースも優秀だったりするんですよね。
付属のイヤーピースがしっくりくる人は無理に買い換えない方がいいかもしれないくらい。
ハマった時の遮音性とかも結構高いので、変にイヤーピース探しを始めると逆に沼っていく可能性が高いです。
自分も当初はVictorのスパイラルドットProに変更してこれで十分だと思っていたんですが、地味に左右の耳の形状の違い(主に角度)を吸収しきれていない事があるなと感じるようになりました。
スパイラルドットPro自体の音はめっちゃいいんですけど、歩いていたりするとちゃんとハマって無いなと感じる事が出てきたので、避けていたイヤーピースを試してみる事にしました。
それはSpinFit OMNIを試してみる事。
この記事の後、SpinFit OMNIはイヤーピースを外しにくいMoondropのCHU IIに使用していたので、まだ交換しやすいSpinFit W1の方から試してみたんですが、SpinFit W1だと軸が長すぎてPerl Proに付けた状態だと充電ケースの蓋が微妙に浮いてしまう状態になりました。
仕方が無いのでCHU IIからSpinFit OMNIを取り外してPerl Proに装着してみたところ、充電ケースの蓋の浮きは無くなりました。
で、肝心の装着感としてですが、SpinFitの角度が変わる首の部分があるお陰で、自分のように微妙に耳道の向きとノズルの向きが噛み合っていない耳だとマッチするなと感じました。
今まではイヤーピース+ウィングパーツで本体を保持していた感覚だったものがイヤーピースだけでも保持できる感じに変わりました。
なので試しにウィング無しのパーツで2日ほど使ってみたんですが、やっぱりウィング有りの方が安定感があるのでウィング付きに戻しました。
スパイラルドットProを使っている時に比べたら少し大人しい感じの音に変わりましたが、自宅使いではなく外出時に使うのであれば密着感の増すSpinFit OMNIの方がいいかなぁと思いました。
ま、あくまでも自分が使っての感想であって、使う人の耳によっては違うイヤーピースの方がしっくりくる場合も当然ありますから、参考の一つにしていただければいいかと思います。