はじめに
今から12年と4ヶ月前、SONY α7、α7Rと同時期に発売され、今も現行製品かつ現行製品のフルサイズ対応のレンズとしてはソニー最小を誇っているZEISSロゴの入った単焦点レンズ、Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZAをついに購入しました。
そこまでミラーレス全盛期でもない頃から出ていた広角レンズのDistagon 35mm F1.4なんかはめっちゃ憧れたけど、それなりに価格が高くてなかなか手が出せないという感じで、大体LeicaとZEISSは憧れのレンズみたいなところがあるわけです。

今回購入したSonnar T* FE 35mm F2.8 ZAは、今となってはめっちゃ高いわけでもなく、スペックが尖っているわけでもないんですが、FEマウントの純正レンズとしては最小の単焦点という事で可搬性重視で購入しました。
35cmまでしか寄れないとか近接好きにはちょっと物足りない部分もありますが、そこはZEISSロゴは伊達じゃねぇという部分も持ち合わせたレンズとなっています。
外観と他のレンズとの比較
箱から取り出すとこの状態で出てきます。
フジツボタイプのフードが取り付けられた状態です。

レンズの大きさは61.5 x 36.5mm、重さは120gとなっています。
大体同じような価格帯で同じ焦点距離で明るさが違うFE35mm F1.8と並べてみました。

FE 35mm F1.8の大きさは65.6 x 73mm、重さが280gとなっているので、Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZAは重さと長さが半分ということになります。
まぁレンズフードの長さはどちらも含まれていないので、実用時のサイズかんだとこれくらいの違いが出てきます。

これを見ると同じ35mmでスナップメインだとF2.8の方が機動力が高いのがわかるかと思います。
一方、小型な単焦点レンズシリーズになっているFE 40mm F2.8 Gと比べるとこんな感じ。
特に自分の場合は52mmへのステップアップリングを使ってフジツボフードをつけて内部にフィルターを装着しているので、この状態で比べるとほとんど大きさの差がないように感じます。

同等の形状にしようと思ったら、ペンタックスのDA40mm用のフジツボフードを使って内側にフィルターをつけるしかないんですが、地味に値段が高かったりします(´・ω・`)
もう49mmのフジツボフードは選択肢が無いんよね・・・
ちなみに素の状態だとこんな感じ。
FE40mm F2.5 Gが68x45mmで173gなので長さの差は8.5mmほど。

剥き出しで使うんだったらサイズの差は結構感じるんじゃ無いでしょうか。
FE40mm F2.5 GにつけていたフードをそのままSonnarに試しにつけてみるとこんな感じ。

DA40mm用のフードを使えばフードをつけた状態でもFE 40mm F2.5 Gと変わらないサイズくらいで済みそうです。
済みそうとはいっても薄枠の30.5mmフィルターとDA40mmのフジツボフードを買ったら¥5,000近くになるので考え物(´・ω・`)
とりあえず、現状のままだと40mmとの差がない大きさだとはいえ、焦点距離が35mmになっているので使い勝手は違うはず。

何気に見えるZEISSロゴがええよね・・・
とりあえず、ワイドアングル対応の薄枠アルミフードと定番になっているマルミのS5の49mmを買ってみました。
フードは前側に49mmのフィルターをねじ込めるものになっているので、暑さとしてはフードの分だけ。
比べてみると付属のフードよりもコンパクト化ができてますし、前広がりにはなってるけど個人的にはこっちの方が好みかも。

フィルターを買ってる分だけコストかかってますが、何気に49mmのフィルターって全然ストックがないので仕方がないわな・・・(´・ω・`)
試し撮り
日曜に法事で出かけたので、α7CRにSonnar T* FE 35mm F2.8 ZAを付けて持っていって道すがらで色々と撮ってきました。

今どきのレンズだと改造ドメインでスッキリとした味わいといった感じのレンズが多い中、Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZAはZEISSらしいコッテリとした色乗りをしています。
好みが分かれるかもしれませんが特徴的な寒色系のシアン寄りな色のりが好みの人には結構ブッ刺さるレンズかな。
解像度も高い・・・と言いたいところなんですが、流石にα7CRのような6000万画素機になると絞り開放だと解像感バッチリとは言い難いかなぁ・・・
とはいえ、全然ダメってわけでもなくて、「トリミングとかクロップを念頭に置いて使うレンズではない」という感じでしょうか。

ちょっと絞れば変わるのかもしれませんが、この色乗りとかサイズ感を求めて買ったので、トリミングを考えずに使うのであれば十分な写りをしてくれるレンズです。
変に味付けしなくてもいいので、スナップ用途だとかなり快適ですね。

ちょっと色の濃さを求めたりすると、クリエイティブルックをVVとかVV2あたりにする感じになりますが、Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZAを使うとSTのままでも結構渋めの色が出てくれます。

特に何があるわけでもないけど、なんか色々と撮ってみたくなるレンズですね。

今時だとF2.8でもF値が控えめな感じになってる感がありますが、十分にボケます。

なんか自分の中のイメージにあるZEISSらしい「青」の空。

お寺の中でちょっと撮ってみたんですが、金色がめっちゃいい感じの色になってます。

ぶっちゃけ写真の色とか好みって個人個人違うものなので全ての人に好まれるような色味ってのはないと思うんですが、自分的には金色を撮影してもこんな渋い感じのいい色で写してくれるようなレンズってあんまりないので、このゴールドの色味だけでもちょっと満足してしまいました。

いままでもα7CRでホワイトバランスオートのままで金色を撮影した事がありましたが、何もしないで金を撮ると妙に軽い感じの金色になる事が多買ったのに対して、何もしない今までと同じような感じで撮影したのに金色の出方が違っていて、マジでいいなと感じました。
このWebに載せているものは若干アンダーを明るく補正していますが、シャドウを持ち上げた以外はほぼ触っていません。
ちなみにこの中央の柱と梁の部分にある模様みたいなやつは昔ながらで職人さんが手書きで書かれているそうで、今時だと珍しいのかもしれません。
あんまり寄れないのでトリミングをしてみた写真。

やっぱり色の乗り方がマジで好き。
そんなこんなで父親の一周忌も終わったのでとりあえずひと段落ついたわけですが、実家の庭に自分が子供の頃からあった橙の木がかなり腐ってきていたようでちょっとずつ伐採していってるようでした。

次に実家に行った時にはもうないかもしれないので、とりあえず写真に撮ってきました。
広角ズームも持っていっておけばよかったなぁ・・・

まとめ
やっと購入したSonnar T* FE 35mm F2.8 ZAですが、FE 35mm F1.8と購入する順番が逆だったらFE 35mm F1.8の方は買ってなかったかもしれないなぁというくらいに自分好みなレンズでした。
使い勝手とか解像度とか、買ってみていいレンズだと感じる要素は色々あると思いますが、純粋に描写感とか色味なんかが好みだと思ったのはライカM10と同時に買ったズミルックス 35mm F1.4 ASPH以来かもしれません。
決して万人向きのレンズではないと思いますが、本当に刺さる人にはたまらないレンズだと思うので、興味のある方はヨドバシなんかだったらショーケースの中から出してくれてカメラにつけて試せたりするので、試してみて欲しいなと思います。
